恐怖 女子会 (竹書房ホラー文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784812494325

作品紹介・あらすじ

左肩の激痛に悩まされる介護士を視た霊能者が腑に落ちないことを言う『寝たきりの祓い』。芸能界のもつれた人間関係が織りなす恐怖『生霊の女』。バイト先で知り合った信じられない店員『五億円稼ぐ男』。デリヘル嬢がよばれたマンションで見たものは…『GR』。不吉が滴ってくる…女子会怪談誕生。

感想・レビュー・書評

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  • 2017年、45冊目は、主に隙間読書用にしていた、実話怪談系、女性4作家によるアンソロジー。

    今回は、収録作家順にお気に入りを添えて。

    神薫:元女医の作家。お気に入りは、修学旅行の思い出恐怖譚「ちゅっちゅ」。80年代風味「青春ビンタ」。

    明神ちさと:元ホラー&ミステリー文壇バーのママ。お気に入りは、風俗嬢の怪奇体験「GR」。叙情的な話~急降下する「傾雪洞」。

    田房永子:ライター、漫画家。頭の「サドル」はまぁまぁだが、個人的にヒットなし。実話怪談の括りでなければ、「五億円稼ぐ男」「DVをしていた男」も嫌いじゃない。

    花房観音:元(現役❔)バスガイド。もぅ、前口上で引き込まれた。情念、愛憎、執着、この辺書いたら、一級品。お気に入りは、日常の裏側が垣間見える「絵馬の女」。ちょっとイイ話「鳥の女」。

    全体的に悪くない。ソレだけに、田房永子が、好みと合わなかったのが残念。監修、平山夢明のあとがき的コメント含め、実話怪談系では、個人的に、かなり好印象。

  • 経歴もバラエティに富んだ4人の女性執筆陣による、全31編。

    前半の神薫、明神ちさとは心霊系の話が中心、後半の田房永子、花房観音は―心霊寄りの話もあるが―異常な人物を採り上げた都市伝説系(監修者の『東京伝説』風)な話が続く。

    印象に残る話もあるものの、総じてストレートな怖さという点では今一つかも。

    詳細はこちらに。
    http://rene-tennis.blog.so-net.ne.jp/2013-07-24

  • あまり怖くないし、今までの「怖い話」と違ってやや冗長な文体が多いのだが、奇妙な味の作品集として読むと読み応えがあるかも。

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著者プロフィール

神 薫 (じん・かおる)
静岡県在住の現役の眼科医。『怪談女医 閉鎖病棟奇譚』で単著デビュー。ほか『怨念怪談 葬難』『骸拾い』『静岡怪談』など。共著に「瞬殺怪談」各シリーズ、『現代怪談 地獄めぐり 業火』など。女医風呂 物書き女医の日常 https://ameblo.jp/joyblog/

「2022年 『怪談四十九夜 合掌』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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