ケルトの封印 上 (竹書房文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (389ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784812499740

作品紹介・あらすじ

ヴァチカンのサンピエトロ大聖堂での神父、アフリカ・マリ共和国の難民キャンプでのアメリカ人大学生、アメリカのプリンストン大学での大学教授-三つの大陸で起きた三つの殺人事件には、ある共通点があった。シグマフォースのグレイ・ピアースは、ヴァチカンでの事件でおじが巻き添えになった元恋人レイチェルの依頼でイタリアに飛び、渦巻模様と円環の謎を追う。一方、マリで犠牲になった大学生の父親である上院議員の要請で調査を進めるペインター・クロウは、遺伝子組み換え作物を手がけるノルウェーの企業が事件の裏に存在することを突き止めた。だが、調査を進めるグレイとペインターに、炎と氷の脅威と裏切りの罠が迫る。「ドゥームズデイ・ブックの鍵」を巡り、シグマとギルドとの争奪戦の火ぶたが切って落とされた。

感想・レビュー・書評

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  • 除籍本。

  • ヴァチカンで神父、アフリカで大学生、アメリカで教授が殺害された。被害者には共通の印がつけられており、それらの背景の共通点としてノルウェーの企業を調べる。また神父が調べていた指を追う。
    ギルドの女スパイセイチャンが再登場し、ギルドとの戦いとなる。また世界の食糧危機という社会問題を軸に遺伝子組換え食物を扱い、その引き出しの多さや歴史との絡め方には毎回驚かされる。ピアース達の人間関係も進展し、今後どうなるか楽しみです

  • 食糧危機と遺伝子組み換え食品。
    本の中では終末の日に向けた旅はもうスタートしている。
    歩かなくても勝手に進むエスカレーターみたいですね。加速度付けて進むか、あるがままに進むかは、今を生きる人間次第ってことですかね。

  • 初ロリ。場面転換が早いので読みやすいが、ちょっとアクションが主人公側に都合良すぎ感と、陰謀の全容がよくわからない。

  • 下巻にまとめます!

  • シグマフォースシリーズ5

  • 久しぶりに娯楽小説を手にして読んでいる。ジェームズ・ロリンズさんが描くシグマフォース・シリーズは映画にしたいくらい面白いと思う。勝手にキャストを当てはめて映像を想像するという楽しみ方もできる。

  • 読書録「ケルトの封印(上)」3

    著者 ジェームズ・ロリンズ
    訳 桑田健
    出版 竹書房文庫

    p301より引用
    “「何とも言えんな。三年前に私が初めてこ
    こを訪れた時には、すでに煙が上がっていた。
    ゆっくりと地下に向かって燃え広がるから、
    鎮火させるのはほぼ不可能だ。無尽蔵に近い
    燃料源によって、ひたすら燃え続ける。数世
    紀にわたって燃え続けている泥炭火災がある
    ことも知られている」”

    目次から抜粋引用
    “渦巻模様と十字
     炎と水”

     機密部隊・シグマフォースの活躍を描いた、
    長編アクション小説。シリーズ第五弾上巻。
     1086年イングランド、国王からの命を受け
    た検死官が地方へ調査に向かった。待ち構え
    ていたのは、不自然なまでの静けさだった…。

     上記の引用は、泥炭火災についての考古学
    者の言葉。地面の下が何百年も燃え続けると
    は、現実に存在する地獄といったところで
    しょうか。
     食料と人口増加についてや、作物への遺伝
    子工学の応用など、身近な問題がテーマに
    なっているので、もし書かれているようなこ
    とが起こったらと思うと、恐怖が増します。
     便利になるからといって、なんでもかんで
    も弄り過ぎるのは、良くないのかも知れませ
    ん。

    ーーーーー

  • Domesday book, ミツバチの失踪、いいですね。ワクワクする不思議ネタ。セイチャンとレイチェルとグレイの三角関係も見逃せません。下巻に期待大。

  • 夢中になりすぎて1週間のうちにほとんどの作品を購入。ハードカバーでないのは残念だが本棚に入れる価値のある作品は大歓迎だ。

    本当にボーンシリーズのロバート・ラドラムにはまって以来の外国人作家に夢中になった。ジェームズ・ロリンズの作品は本当に緻密で面白い!ただ完全に理解するにはPCの前で検索しながらではないと作者の中に入り込むことにならないような気がする。

    「ケルトの封印」

    ロリンズの作品の中でのシグマフォースシリーズに夢中になっているのが謎の女スパイのセイチャンのせいかもしれない。司令官のペインターや隊長のグレイの常に上を行くのが彼女である。特殊極秘部隊と言っても格闘中心の体育会系の集まりではなく、隊員が科学者並みの知能を持っている。そして古代の謎などに立ち向かう姿が本当に現世において存在さえも感じさせる。

    この作品書かれた順を追って読んでいかないとかなりのストレスになるし、セイチャンがいないとどこか物語りの幅が狭く感じる。

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著者プロフィール

[著]
ジェームズ・ロリンズ
James Rollins
1961年イリノイ州生まれ。1990年代後半から作家としての活動を始め、2004年に発表した『ウバールの悪魔』に登場した「シグマフォース」を、2005年の『マギの聖骨』から本格的にシリーズ化。歴史的事実に基づきつつ、最新の研究成果や科学技術を取り入れて構成した緻密なストーリーには定評があり、アクションシーンの描写でもアメリカで一、二を争う作家との評価を得ている。「シグマフォース・シリーズ」から派生した、元兵士のタッカー・ウェインと軍用犬ケインを主人公とする「タッカー&ケイン・シリーズ」(グラント・ブラックウッドとの共著)は、『黙示録の種子』『チューリングの遺産』の二作が刊行されている。また、少年少女向けの冒険シリーズとして『ジェイク・ランサムとどくろ王の影』を執筆している。
ジェームズ・ロリンズのオフィシャルサイト
■http://www.jamesrollins.com

「2022年 『セドナの幻日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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