ミナを着て旅に出よう (仕事と生活ライブラリー 2)

著者 :
  • ダイエックス出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (156ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784812522226

感想・レビュー・書評

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  • ミナペルフォネンの服作りをしている、皆川明さんの語る「仕事と仲良く生きる方法」とは。

    そこには、理念というか信念が垣間見れる。デザイナーでありながら、流行という考え方はデザインの形にとっては意味のないものと言い切る。新しいものをとではなく、こういうものを作ってみたい、あったらいいなで形にしていると。そこには、つくり過ぎも、セールもない。

    自分は、この仕事をしている限り、余りあまりファッション的デザインには近寄らないように、“ミナっぽい”というものから、あえて距離をおこうとしている、と。
    トレンドってトレンドって言いますが、「ミナがトレンド」って呼ばれるときもあれば「もうミナはダサい」という逆風が吹くこともある。
    そんな時、皆川さんが思うのは、長いスパンで考えること、やっている自分の意識と外野とのギャップは必ずある。大切なのは、その中で、いかに長く続けられるかということでは・・・、ある面、正攻法的「ブランド」づくりなんですな。

    会社を後に託して、近頃感じるのは自分の会社や何かが残ること。30年後と2年後に見える成功はどうかと、目標の置き方に発想が変わりますよね。どんな違う形になろうとも、誰かが続けてくれることが一番なんではないかと・・。

    久しぶりに仕事について、考えましたな。

  • 2017.7月。
    ミナペルホネンのデザイナー皆川明さんの仕事や人生についての考えや思いが詰まっている。すてきだな。皆川さん独特の気持ちよくすっとした佇まいの理由がわかる。言葉が響く。
    .
    メモ
    長く続けること。長い目で見る。すぐに結果は出ない。(近道を探そうとしてるけど、ないない。)
    日常の景色と違う景色に自分を置いて自分自身との対話する。
    湧いてくるまでじっと待つ。
    長く価値のあるものを。
    結果ではなくて結果をパーフェクトにしようとする気持ちが大事。
    1年生の球拾いで全体を見る。
    生まれるまで誰にもわからないけれど、できあがったものは誰でも共感できるものがいい。
    外側の状況や評価が変わっていくのは当たり前だから、なんと言われようと同じスタンスで長く続けていく。

  • 写真は少ないです。
    皆川さんの歩み。
    松浦さんとの対談

  • 2014.7

  • ミナの洋服は一着も持っていません。
    でも、店舗にいって、毎回
    「あー、いつかはミナが着れれば!」
    と思いながら出てきています。
    で、本くらいなら買えたので、買いました。

    皆川さんのミナができるまでのお話。

    はじめは体育大学入る!?
    そのあとは美大!?
    はたまた、専門学校!?
    入ったはいいものの。サボってばかり!?
    そして魚屋でバイト!?

    ミナができるまでの道のりは意外性に富むものでした。
    悪い意味ではなく、
    ミナのイメージと違うなぁと思いました。

    でも本を読んで、ミナをさらに大好きになる。
    ということはありませんでした。

    なんだか、もっと暖かいものなのかと思っていたけれど、
    皆川さん自身は、結構きびしい感じなのだなという印象を受けました。

  • この一冊で、皆川さんの仕事に同行して、やんわりといろいろな話を聞いたような気持になってしまうのは、少し不思議だったりする。ミナ・ペルホネンのルーツみたいなものにも触れているような気がして…ミナが好きな人にはぜひ読んでほしい一冊…

  • 皆川さんの生き様に感動。
    作品1つを世に生み出すまでの思考プロセスが、隅々まで考え抜かれていて素晴らしく、ブランドストーリーの中に深い哲学を感じます。
    時代に流されない100年先を見据えたブランド構築術、見習うべきところがたくさんあります。

  • ご自身の事、ミナの事、ファッションに対する事
    を静かにかつ情熱をもって綴られた一冊。

    魚市場で働いてらしたのにはびっくり。

  • 私のバイブル。その2。

  • 皆川さんの経歴が詰まった本。

    モチベーションあがりました。

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著者プロフィール

デザインブランドminä perhonen( ミナ ペルホネン)創業者、デザイナー。手作業で描いた図案によるテキスタイルでのファッション、インテリア等で注目を集める。個人としても、国内外の様々なブランドとの協業を精力的に続けるほか、新聞や書籍への挿画、宿のディレクションなど活動は多岐にわたる。

「2021年 『アイノとアルヴァ 二人のアアルト』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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