- Amazon.co.jp ・本 (291ページ)
- / ISBN・EAN: 9784812524008
感想・レビュー・書評
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松浦弥太郎ってのはどうも女っぽい。女の子っぽいのほうが適当かな。
『本物を愛する感受性豊かで芸術的で文学的な女の子』ってかんじ。
さてはガールフレンドの影響か?小さな子どものような感覚もあるみたい。
今まで、何冊か読んだけど。どれもそんな匂いがプンプンする。
この本の冒頭『はじめてのひと』と娘のにこちゃんの代筆『ビバビバ日記』を読んで、ようやく腑に落ちた☆☆
松浦弥太郎はドメスティックなものを書いているものが特に面白い。
家族と家で寛いでいる様子。近くのカフェでコーヒーを飲んで口笛吹きながら散歩してベンチで本を読んでサンドイッチを食べたり。そんな日常の絵がみえてくるのが読んでいて愉しい。
朝の太陽も似合うし夜の星空も似合う。コーヒーもハーブティーも似合う。
どことなくアメリカの匂いがするし。
それはアメリカだけじゃなくて色んな国の旅の匂いもする。
そして古本の匂いがする。いつもどこかの街を歩いているような。アナログな感性のなかに新しいものを発見するアンテナがある。
絵本を読むような温かさも心地いい。
むずかしいことは書かない等身大の日常が安心感を与える。
とにかくこういう日常をサラッとできる感覚は外人の男の様だ。
日本人の男には珍しいぐらい女の子に歩み寄れる人。
私の大好きな鴨居羊子の「チュニック』のスキャンティの話までされちゃ〜たまんないよ〜!
とにもかくにも、松浦弥太郎の文章ってのは『暮らしの手帖』の『すてきなあなたに』を思いだす。そして、この本を出版してから3年後に暮らしの手帖の編集長になったのは素直に頷けます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
気になる本屋「COWBOOKS」の店主さんだというので読んでみた。男のぶりっ子はキツイと思いながら読んでいたが、放り出さなくて良かった。後半はいい感じ。この人は随分オサレな雑誌に文章をたくさん書いているんだなぁ、へぇ〜と思った。
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失恋したときに友達が貸してくれた本。
穏やかでいて新鮮な言葉のつらなり。著者の「大好き」なものやことを分けてもらうことで元気になれる。いつまでも色褪せることのないようなエピソードがぎっしり詰まっています。 -
読んでると眠くなるのでゆっくり読み進めました。どこかキザっぽいので自分とは相性悪いかなぁと思いつつ不思議な魅力で最後まで読みました。重要なことが軽やにサラッと書かれていたり、いいなって思うところもいっぱいありました。本の紹介は参考になりました。また新たな世界が広がればいいな。
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創作と実話が入り交じって書かれているようだったので最初は戸惑ったが、どんどん引き込まれていった。著者が30代の頃の作品なので今著者が生きている道筋が見え隠れしている。性の表現もさらりと。ユーモアもさらりと。さらりと読める1冊。(図書館)
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すんなり入ってくるおはなしと、どうでもいいようなおはなしと。
最初のページから読んでたけど途中でどこから読み始めたってかまわない気がしてきた。
すべて本当のおはなしなのか、フィクションも入ってるのかな?ってわかんない感じももやっとする。随筆集とはあるものの。
文庫版よりハードカバーの方が断然おしゃれじゃないか? -
とにかく相性が悪かった…わたせせいぞうが好きな男性にはすごく浸れるとおもう。
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松浦弥太郎さんの随筆集。
とっても正直に、わかりやすい文章で伝えてくれる。
サラリとしているようで、でも、一つ一つの出来事に丁寧に向き合う
とってもかっこいい人だな、と思います。
ずっと手元において、読み返したいと思う1冊です。 -
この本を読み終えた時、
「出会えて良かった。読んで良かった。」
心底思いました。
読みやすいだけでなく、たくさんのことをシンプルに伝えてもらったような
この本のページをめくるたびに自分が成長したような
そんな気持ちになります。
読めば読むほど、自分の糧になる僕のバイブル本です。 -
やっぱりいい。