まぼろし闇市をゆく東京裏路地懐食紀行

  • ミリオン出版
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本棚登録 : 47
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784813000914

作品紹介・あらすじ

新宿も渋谷も池袋も上野も有楽町もみんな闇市だった。進駐軍が、復員兵士が、パンパン・ガールが、MPが、愚連隊が、浮浪児が、そして逞しき多くの庶民が、混乱の中で争い、愛し合い、交錯した戦後の「闇市」。そこから生まれた懐かし美味い「食」を訪ねた彷徨の記録。

感想・レビュー・書評

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  • 飲み屋街を歩き倒して書いた軽妙なルポ。闇市取材のヒントになった。

  • 内容自体は興味深く楽しめるのだが…。

  • 闇市のダイナミズムを今に繋ぐ遺跡みたいな存在がション横であり百軒店なんだなぁと。ふらっと町歩きしたくなる

  • 最近では類似書も多くなって陳腐化しつつある「B級グルメ食べてみましたルポ」というカテゴリーで括れないのが本書の凄み。
    東京の随所に残る戦後闇市の痕跡としての食を巡るというテーマの紀行モノで、歴史的背景への好奇心をかきたてられます。
    なんだか雑多な匂いが漂ってきそうな路地裏居酒屋の描写や、飛び交う下品な語り口はとにかく可笑しいし、
    かといって一変、都市開発で失われゆくそうした街への哀惜を綴る文章もあって、泣けるところも。

  • 2009/02/11-
    ほうろうで945円
    続編と間違えて購入・・・(文庫本がでていた)
    2011/02
    再読。渋谷の細雪(腸詰のほう)がなくなっていたのは残念。百軒店の歴史など、近くにすむようになってより興味深く読んだ。

  • 2008/6
    闇市時代の雰囲気を残したままの飲食店を紹介している本。ただ、その表現方法や内容自体は嫌悪感を感じるほどつまらない。グルメ本としての価値はないに等しい。ただ、あまり普通の文献では描かれていない戦後の都市風俗史を考えるための一冊としてはまったく価値がないともいえない。評価が分かれる一冊。

  • 欲しい本。

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著者プロフィール

1962年生まれ。ライター。
映画、庶民史、酒場ルポ等のテーマを中心に雑誌・書籍に執筆している。
主な著作に「東京戦後地図 ヤミ市跡を歩く」(実業之日本社)、
「辺境酒場ぶらり飲み」(リイド社)、「消えゆく横丁: 平成酒場始末記」 (筑摩書房)など。

「2022年 『失われゆく娯楽の図鑑』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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