秘書とシュレディンガーの猫 (SHY NOVELS 219)

著者 :
  • 大洋図書
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本棚登録 : 536
感想 : 42
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  • Amazon.co.jp ・本 (265ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784813011873

感想・レビュー・書評

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  • Pet Lovers 3冊目。
    これはこのシリーズってことを知っていて読んだら
    一瞬で謎解きの答えが分かっちゃうじゃん・・・と思いましたwしかも当たってた・・・。
    あらすじも封印して読んだのに、そこは残念!
    でも襲い受けが良かったから許します。
    最後は想像以上にほのぼのエンドでした。
    加瀬さんも思ったより悪い人じゃなかった?
    このシリーズはペットも飼い主も孤独な人が多いですね。
    家庭環境に問題のある人が多いな・・・。
    最後のラブラブ甘々はもはやお約束?
    でもこういう分かりやすい話は好きです。

  • ペットラバーズはシリーズ通してストーリーもキャラも魅力的でその中でもこの作品が1番好きです。
    初めは推理ものかと思いましたが、最初の方からちょいちょいとわかりやすくヒントを散りばめてくれてたので謎解きというより、どういういきさつでどういう理由でシュレディンガーに?と思いつつ、そのいきさつが分かるにつれ切なく萌えました。
    特に雨宮が魅力的で、表の顔は清廉潔白で真面目でお堅くツンと澄ましてるのにそっち方面は最初ほうでのっかっちゃったりちゃんと猫っぽくていやほんとたまらないです。
    地位や資産はあっても人を信用できない孤独だった老人が、孤独な雨宮を含む猫たちを拾い、愛で、遺したゲーム?を通して、血が繋がってなかったかもしれない会ったこともない孫が出会い、そしてこの後は遺された家屋で老人を思いながら愛を育み暮らしていくのであろう…優しく素敵なお話しでした。

  • plシリーズ初読み。順番バラバラで読んでるこのシリーズ。 大好物の一冊。謎解きはあらすじを読んで察しが付いてしまったけど、そんなことは問題でないです。 雨宮さんが良かった。悶えた。

  • PET LOVERS 3作目、とのことだが先に読んでいたのは一作目の「犬ほど素敵な商売はない」のみ。それもかなり前なのですっかり内容を忘れていた。それが幸いして、みなさんのように読む前にネタバレ状態にはなりませんでした。途中で思い出したけどね!つか、知らなくても祖父の日記2~3回目で気づくんじゃないかな。
    で。榎田センセはあとは交渉人シリーズを全て読んでいる。手放しでベクトルが合う感じではないのに、うーんと唸りながらまた読んでしまう。文章の引っかかりや読みづらい部分、書き込み不足やムラを、ぶちまけたおもちゃ箱のような雑多で派手で魅力的であざとい、漫画的な見せ方で寝技を決めてしまう、ヤンキー的な爽快さがある。前述の引っかかりを補ってしまうのだ。いや、丸ごと魅力なのだろうか。
    が、しかし、文章的に読み進めるのが辛くて、展開が浅くてどうも入り込めないし、ふう、と顔を上げたらもう1/3読んでいた。根性で読み進めると半分くらいから変わり、最後の方で先生のショータイムといった感じである。つらかったことなど忘れ「他のも読もう」となっているのだ。おそるべし、榎田センセ!ナマ言ってごめんなさい、好きです!

  • ペットラヴァーズシリーズ3作目。

    攻め:舘芳隆
    受け:雨宮典

    それまで全く存在を知らなかった祖父が亡くなり、孫たち3人のうち屋敷に居る猫・シュレディンガーを探した者に相続させるという遺言で、その屋敷に仮住まいして探すことにした孫たち3人。
    さて、シュレディンガーという猫はどこに、、、?


    ペットラバーズから派遣の形が見えず、最初はこれはどういうシリーズとしての関わり合い?と思いきや、、あ、なるほどーという風に物語が進んでいきました。

    人を信じられないまま死んでいった老人と、やはり人を信じないまま生きている秘書、、、。
    人間の成長物語なんだねぇ、結局は!と思った次第です。やっぱり深い。

    ペットは猫なので、私は猫が好きなのでかなり堪能しました。このきままさや媚びなさがいいのよね。

  • なんか、幸せな気分になった。

  • Pet Loversシリーズ第三弾。今回は猫。
    前回があまりにも読み切るのが辛かったからか
    今回は穏やかに 笑 読み切る事ができた。

    「シュレディンガーを正しく指摘したひとりに全財産を相続させる」
    この遺言から始まったお話。
    読んでてシュレディンガーがすぐに分かったけど推理小説じゃないんだから関係なし^ω^
    最初舘がすっごくイヤなヤツだったけど、雨宮と接するうちに変わっていく。面白くて一気に読んでしまった。
    脇役が出しゃばり過ぎずストーリーを盛り立て
    ていく。榎田先生の作品は脇役がいい味出してるな〜と読んでて思った。

  • シュレディンガーがどの猫なのかはすぐ分かったんですが、これがなんでシリーズ第3弾なんだろうってふと考えてようやくわかりましたwww半分近く読んでようやくwまあそこは重要ではないのですが。最初は舘さんがすごく嫌な人だなぁと思ってたんですが、熱くて良い人でした。あっという間に一気読みしました。

  • PetLovers の中でこの二人が一番恋愛という感じがして好きです。(kinoppyで読了。)

  • これ、好きだ。 
    シュレディンガーはすぐわかっちゃったけど、推理小説じゃないしね、それでいいと思うんだ。とても素敵な話だった。

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著者プロフィール

東京都出身。2000年、「魚住くん」シリーズ第1作となる『夏の塩』でデビュー。以降、多彩なテイストの魅力的なボーイズラブ作品を世に送り出している。代表作としては「交渉人」「漫画家」「Nez〔ネ〕」各シリーズなど多数。榎田ユウリ名義でも「宮廷神官物語」「カブキブ!」「妖き庵夜話」「死神」各シリーズなどを発表し、読者から熱い支持を得ている。

「2022年 『threesome』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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