執務室の秘密 (SHY NOVELS 237)

著者 :
  • 大洋図書
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (243ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784813012054

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  • 検事のオフィスラブ。プラトニックなお付き合い中の主人公を先輩検事が掻っ攫う。主人公の淡々としつつも真っ直ぐな性格や、攻めの強引で大人なキャラが魅力的。三角関係に煩悶する主人公の心理の移ろいが良かった。検事の仕事に関しての内容は軽いかなって思ったけど、BLとしては満足度の高い仕上がり。

  • 東京地検の検事・歩己は、同期の毅と密かに交際中。しかし真面目な毅は、本当につき合うのは自分が弁護士に転職してからだといって、キスまでしかしようとはしなかった。その言葉を信じていた歩己だったが、年上の卸森検事と食事に行った日に、酔って無防備になったところを襲われてしまう。最初は拒んでいた歩己だったが、卸森の手管には敵わず…。その後も写真で脅し、関係を迫る卸森。毅への裏切りだと思いながらも抱かれてしまう歩己の胸中は…?
    出版社より

  • ★3.5。萌えと苦味が混在した読後感。三者三様、決して善人ではない狡さと弱さを持っていて…何とも言えないモヤモヤ感。毅は確かに小市民だけど、ノンケだから踏み切れないのは仕方ない。流される受も狡いけど気持ちはわかる。軽薄なようで狙った獲物は離さない略奪攻にも萌える。このモヤモヤ感は攻が終始スマート過ぎるからかも。もう少し出張って「俺にしとけよ」的に情熱的に口説いたり、毅への嫉妬を見せてくれる等、野生味という毒があればもっと好みだったなあ。

  • 去年のSHYのフェアで購入。うえださん初読みかも。このお話、好きです。良い掠奪愛v毅という恋人がいる歩己を無理やり抱いて脅して…と御森のやり方は強引だけどそれは歩己と毅というカプの弱点を上手く突いてると思う。マイペースで飄々と見せながらその時々の歩己との距離の取り方や寄り添うあるいは見守るタイミングが絶妙な御森は大人でした。歩己が惹かれていくのがよくわかります。毅も歩己のことを好きだったのは確かでしょうが自己保身が強過ぎて大事なことを先送りにしているようではダメですねw

  • 読了日:2009.12

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