タナトスの双子 1917 (SHY NOVELS 240)

著者 :
  • 大洋図書
4.11
  • (27)
  • (30)
  • (19)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 243
感想 : 13
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784813012085

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 良かったー。良かったけど、最後が読者にお任せされてしまってる感じがあったので☆4つ。
    あれはどうなったんだろう・・・。だって、どっちにしろ二人は結論を出さないと追い詰められてる状況なんだから、このまま助かってもまだ苦しいままじゃん!!ってオチになってしまうよ。と思うのですが・・・。
    それはさておき、前半がマックスがキーパーソンだったわけですが、後半まさかまさかのヴィクトールの独壇場でしたな!脇キャラくらいかと思いきや存在感バリバリでした。
    帝政ロシア後期の情勢の不安定な中、立場の正反対の二人がお互いに憎みきれない相手を憎んで苦しんで、答えを出す話。
    とにかく読み応えはすごくあるし、歴史&BL&家族愛みたいな感じですかね・・・。
    幼い頃引き離され、軍人VS反体制派として再会した仲の良い双子が大人になって出会って、憎み合い、愛し合う話。

  • 二部作後編。
    ラストシーンまでハラハラさせられるとは…。
    温いBL作品にはない衝撃のラストは一見の価値あり。
    和泉先生は神‼

  • 備考:シリーズ2作目/ドラマCD化

  • 悶えた。ラストギリギリまで辛かったけど良かった。不安な気持ちが残らないでもない。シアワセでいて欲しい!一緒に乗って行かないのかと心臓バクバクした、ヴィクトールの口説き方が屈折しまくりで長いよwww 立場の苦しい心を閉ざすしかなかった人を落とすのは至難の技ってことかな。すごく後を引くなこれ。

  • 素直に面白かった。結末は衝撃。ほわほわ都合のいいビーエルばかりを読んでるとたまにこういう本を読むと突き放される感覚に愕然とする。けどこういうビーエルを読む為にわたしは腐女子をやっているんだと思う。

  • これドラマCDでオチの部分どうなんのか気になる。

  • ロシア歴史ものということで、ちょっと抵抗があったけど、
    読み始めたら、そんなことは、まったく気にならず、
    最後まで、すらすらと読めてしまった。
    ラストシーン、あの足音は誰なのかと考えてしまう。
    でも、あれは、ユーリであったと信じたい。

  • BL的萌えと文学的ストーリーと、美麗イラストという満足のいく作品でした。

  • 双子がかわいそうで仕方がない。特に私はユーリ贔屓なのでユーリがかわいそうで。
    双子はどうしても一緒には生きられないって感じがひしひしと前巻からあったので覚悟していたんですが、ラストはつらい。

全13件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

「清澗寺家シリーズ」(幻冬舎コミックス)や「キスシリーズ」(講談社)など、多くの人気シリーズ、著作を持つ作家。ドラマCD化した作品も多数ある。特に名門華族・清澗寺家一族の大正時代から戦後までのドラマを描いた「清澗寺家シリーズ」は熱心な読者が多く、完結を記念して完全予約限定のファンブックが発売されるほど。

「2019年 『キッチンカー鎌倉、推して参る 再出発のバインミー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

和泉桂の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
中村明日美子
中村明日美子
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×