nez [ネ] (SHYノベルス291)

著者 :
  • 大洋図書
4.07
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本棚登録 : 541
感想 : 46
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  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784813012580

作品紹介・あらすじ

鷹目兆。公安調査庁勤めの経験もあるエリート様。嫌いな言葉は「空気を読め」。趣味は預貯金。性格は神経質で潔癖で空気が読めない。煙草は大嫌い。燕千里。女の子のうなじとおっぱいとお尻が大好き。勘がよくて、だらしなくてうるさいお調子者。愛煙家。ある特異体質持ち。まるきり正反対の鷹目と千里が出会ったのは、相性診断サービス会社CAS。相性は最悪で最高なふたりが相棒を組むことになったが!?-。

感想・レビュー・書評

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  • 再読。《nez》シリーズ第一弾。初めて読んだ尤利サンの作品です。湖水サンのイラストに一目惚れしたので交渉人シリーズより先に購入しまいました。自分の中の2大ビジュアルが表紙に並んでいるだなんて夢みたい…笑

    鷹目 兆。嫌いな言葉は「空気を読め」、趣味は預貯金、神経質で潔癖、煙草が嫌いで割り勘は一円単位まで。元公調務めエリートゲイ。性格最悪。
    燕 千里。女子のうなじとおっぱいとおしりが大好き、愛煙家、部屋は汚いしボロいが愛着もある。嗅覚が異常に優れているため、匂いにより相性診断を行うCASにて仕事をおこなっている。

    この正反対で相性最悪な2人の掛け合いがまず面白い!潔癖の鷹目が自慢の観察眼で相手をコケ降ろすのも良いが、眉間にシワを寄せながら拒絶する姿も良い。千里に臭いとボロクソに言われた時にはデオドラントしちゃうほど気にしてしまったり…涎でちゃいますよね。千里ちゃんにしてもギャップ王子とゆーか、チャラい見た目に反して情が深いし、感情豊か。憎めないキャラが本当に大好きでした!アリちゃん達が可愛がっちゃうのも判るわ〜〜(*´∀`*)♡

    この刊はCASの仕事について、千里の能力について、登場人物の関係性についての3つが主要。そしてメインは千里ちゃんによる、鷹目の匂いによって促される発情だっっっ!!!!可愛いぃぃ可愛いすぎるよー千里ちゃん( 」*´ロ`)」 キミは最高だ。しかもだよ?乱闘騒ぎで怪我をした千里ちゃんが鷹目に手当てをされていて、我慢強くその場をしのいだのにひょんな事から身体が反応してしまうってゆーね。鷹目、手練だから!!そういうとこの空気は読んじゃうから!!!笑 しかも噛み癖ね。。尤利サン天才かっ\( ˆoˆ )/ インテリインケン眼鏡でバリタチでスーツで噛み癖…涙がでちゃうってもんよ。。
    ラストのエレベーターでの引きも二人の無自覚さが強調されていて、匂いの存在を十二分に引き出してくれてると思います。ここで終わってもいい!って位、この1巻が大好きです♡♡

  • 榎田尤利先生の本はどれを読んでも面白いのだけど、絶対に面白い、自分はきっと好きだろうと思うともったい無くてなかなか読めなくて、10年も積読してしまった。
    だって、読み始めたら読み終わっちゃうから・・・。
    とはいえ、先生の本の中でまだ読んでない作品を残しとくのが嫌だったので、ようやく読んだ。やっぱり好き〜。
    ストーリーも設定も面白いんだけど、先生の文章が、すごく臨場感があって、頭の中でその光景が次々と湧いてきて、世界観にどっぷり。想像しやすい言葉で感覚を書いてくれるからだろうなー。読み始めたら、やっぱりあっという間に読み終わってしまった。とはいえ、本作はまだ4巻完結の一作目。続きが楽しみ。

  • 鼻が良過ぎる点を活かして、人間同士の相性診断(人体の発する匂いで判断できるらしい)をする男と、その会社に採用された元公安捜査官の潔癖性で堅物のエリートとの匂いが繋ぐ物語シリーズ1作目。すごく面白い。やっぱりこの人の生み出すキャラクターは最高だ。

  •  
    やっと一巻目読了。
    この時点ではまだストーリーがほのぼのしてますね。良いことだ。笑
    二巻ラストが雲行きが怪しく…っていうか天災でも起こりそうな不穏っぷりだったので、ちょっとほっこりしました。

  • あらすじがよくわからなくてなかなか手が出なかったけどやっぱり面白かった!面白い本は設定とかカップリングとか関係ないな!と思ってしまう。。。

  • 2015年読了

  • 会話のテンポが良い!

    すぐにあ、このコンビ好きだって思いながら楽しく読めた。

  • 臭覚という説明しづらそうな物なのに、凄くわかりやすい。

  • 第一印象悪い者同士は楽しい。シュミレーションゲームを見ている様で、障害を一つ一つクリアして辿り着く感じが、構成としてよく出来ている。榎田さん、ほぼ初読み(BL小説はほぼ木原さん以外読まない性質)なのだが、物凄く職人芸と言うか、小説を書くに当たり凄くこなれている。文章の破たんもないし、何より会話が生き生きしている。相性診断会社と言う目の付け所…探偵でも警察でもないが調査能力が問われる、と言う部分で、この手のジャンルが好きな人にも向いている。元公安の堅物(堅実)な鷹目と、見た目チャラ男だが特殊能力を持つ千里、第一印象悪いモノ同士の緊張感も楽しい。つまり、物凄くエンターティメントなんだなぁ。なので、音声化しても面白いだろうと思う。既に、鷹目:あんげん、千里:たっつんが揺るがないわー、もうその声でしか聴こえないし(笑)。連続くしゃみのとこ、たっつんの声だったらと思うと萌え転がるわ~、音声化希望!!

  • お互い無自覚で独占欲強いとかなにそれ美味しい…とろとろ千里ちゃんが最強にかわいい

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著者プロフィール

東京都出身。2000年、「魚住くん」シリーズ第1作となる『夏の塩』でデビュー。以降、多彩なテイストの魅力的なボーイズラブ作品を世に送り出している。代表作としては「交渉人」「漫画家」「Nez〔ネ〕」各シリーズなど多数。榎田ユウリ名義でも「宮廷神官物語」「カブキブ!」「妖き庵夜話」「死神」各シリーズなどを発表し、読者から熱い支持を得ている。

「2022年 『threesome』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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