僕の先輩 部屋とYシャツとおめーと俺 (H&C Comics CRAFT SERIES 54)
- 大洋図書 (2012年7月2日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ
- / ISBN・EAN: 9784813030027
感想・レビュー・書評
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基本がギャグだから、と言ってしまえばそれまでだが、この作品で一番好きな所は、はじめが「性的な関係を結ぶ」と言うことに対して全く葛藤しない所。BLはそれを醍醐味にする場合も多々なんだが、はじめと言う人間が如何に素直で真っ直ぐな子であるか、と言うところが一番現れているのはここじゃないかな、と思っている。好きな人とキスするのは嬉しい、好きな相手の匂いを嗅ぎたい、とか、理屈こねこねせずに「先輩が好き」だけで生きているのが素晴らしい。それを受け止める三郎の「男らしさ」もごちゃごちゃしていない。複雑で繊細なリアルBLを読み続ける中で出会ったから、シンプルさの潔さに圧倒される。
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続き物!!前巻と同じくギャグよりかと思えば若干シリアスだったりラブ要素多めで、
先輩がやっぱ良い人!!そしてちゃんと両想いっぽい雰囲気もあって前巻より好きです。 -
前買ったBL漫画の続編。
前作がすごくよかっただけにつまらなかったらと心配していたけど、同じクオリティを保っていた!
素晴らしい! -
▼あらすじ
学校中から恐れられていた先輩、二宮三郎のハートを狩りとった自称・愛のハゲタカこと飴宮はじめ。ラブラブな毎日が続くかと思いきや、はじめは受験生に、三郎は学校を卒業し社会人になって、ゆっくり愛を育む時間がない!?
楽しいことも、切ないときも、愛おしい日々も、一緒に感じるから幸せだって思えるんだ!
『僕の先輩』待望の続編、登場!!
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『僕の先輩』のレビューで言いたい事は言ったのでここは短く…。
前作の続きですが相変わらず先輩はカッコいいです。
泥だらけになって働く男って素敵だなあ…としみじみ思いました。
まさしく笑いあり涙ありで、読んでいると心が温かくなる作品です。
まだ読んだ事のない方は是非とも前作から読んでいただきたい…! -
前作同様…先輩かっこ良いー。゚✶ฺ.ヽ(*´∀`*)ノ.✶゚ฺ。泣いて笑えるBLは久しぶりに読んだかも♡
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もっと先輩の欲が見たい。
先輩みたいな中身の人、女子は好きだと思う。 -
なんて純粋なんだろう。
帯にも書いてあったけど、そのとおりだと思った。
はじめの思いも、先輩の気持ちも、すべて純粋で愛らしくて人を大切に思う気持ちを教えられる、という、BLなのになんかこんなこっぱずかしいことを書いてしまうぐらいに、とてもよかった。
BLをよく読むけど、BLを馬鹿にしているのも事実で、一娯楽という枠からは飛び出し得ないと思っていたけれど、たまにこういうあたり漫画に出会ってしまうと、やっぱり馬鹿にできないなーとおもう。
とにかく先輩がかっこよくて、はじめちゃんがめちゃくちゃかわいくて、素敵なカップルだと思う。 -
1巻が素晴らしかっただけに、2巻がどうなるのか期待と不安があったのですけど…
まったくの杞憂でした。
縦に横に過去に未来に、どこまでも広がっていく初天ワールド。
1巻が良かった方は迷わず書店にゴーです。
身の回りのいろんなことに不安になる、問題も起きる。
とても一人前とは言えないようなはじめくんですが、
でも一番大事なことはわかってる。
先輩が”優しいひと”であることを知ってる。(”思う”じゃなくて”知ってる”)
好きだという気持ちに揺るぎが無い。
そんなはじめに愛のハゲタカよろしく付きまとわれれば、
世界も変わっちゃうってなもんですよね、先輩。
”ありがとう”と”ごめんね”をすごく自然に言えるはじめ。
働いて飯を食うという”まっとうな道”を示し、何かと気にかけてくれる工務店の面々。
ヘビーな過去のある先輩も、優しい人たちに囲まれて
これからどんどんあったかいもので満たされていくのでしょう。
もうほんと…どこまででも幸せになってほしい。
最後に蛇足で。
この本に普通のBL的な萌えを求めるのもなぁと思いつつ…
はじめが先輩に圧し掛かるたび、心を掠める【先輩受け】の可能性///
恋愛という面だけ見れば、はじめが最強だと思っているので、
あの強面で筋肉ガッチリ、硬派でかっこいい先輩が
愛によって受け入れ側になったらくっそ萌えると思いました。
叶わぬ夢と知れども。 -
愛の奇跡再び*\(^o^)/*両思いになったその後の二人…あいかわらずの小ネタとギャグで楽しい楽しい!でもその後にくるシリアス描写が心にガツンと響く。
今回は三郎メイン。辛い生い立ちを経て家族の大切さを誰よりも知っていて、はじめとはじめの家族に向き合おうとした経緯には泣かされます(´Д` )
そして、この漫画には食事のシーンが沢山出てきます。先輩の為に作る食事だったりはじめの家族の食卓だったり弁当屋だったり。家とは…飯を食うところ、という三郎の思いが溢れた作品です。今回で二人はカップルを超えて家族になれたのだと思いました。