- Amazon.co.jp ・マンガ (182ページ)
- / ISBN・EAN: 9784813030072
感想・レビュー・書評
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藤たまきさんの世界って感じがして良かった。
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2012-9-29
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たまき先生の、胸がぎゅっとするせつないお話が大好きなんです。
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五叉路で擦れ違うだけの子に10年来の片思いから始まる物語。現実は「擦れ違うだけ」で終わってしまうものを、フィクションであるから物語が動く、と言う醍醐味を満喫。自分にないもの、自分が持ってないものに惹かれるのは「焦がれる」からであり、自分にないものを持っていることへの「憧れ」から生じていると思う。自分の置かれている境遇から救ってくれ、と一方的に望むのは間違っていると思いながら、持ってないモノを持っているから好きなのかもしれない、と疑いながら、それで「好き」を続けて行くのはやっぱり理屈をこねまくらなくても好きだからに違いない。何年も年月を置いていても変わらない、と言う話が好きなんだよなぁ…自分自身、そう言う思いはあっても「忘れられない思い出」にしてしまって、もう一度接点を持とうと行動を起こすことが無いから、ある種の理想なんだよね…
藤たまきさんの『蛇崩、交差点で』読んで寝たんだが、藤作品のリアルとファンタジーの境界線の融合具合はなんと表現したらいいのか、絶妙な味わい。台詞は童話の中の言葉のようなのに、円や龍が口にすると、その言葉は彼らの本心を表す最も適したリアルな言葉なんだ、って思うし。 -
どうすることもできない自分の世界、うまくかみ合わない思い、それらを象徴するかのような蓋をされてしまった川・・・・・・。
若い暴走なんだろうけれど、静かだった。
そこがジワジワ切なくて、怖い。
藤たまきさんの世界だなぁって思った。 -
表紙が綺麗だな~と思って、前々から気になってたので今回中古で購入。
う~ん、雰囲気はあって良い感じだと思うんだけど何かが足りない感じ。
ストーリーにもうちょっと、すんなり入り込めれば良かったんだけどなぁ・・・ -
攻が惑いのない良い男の子でよかった。複雑な家庭に生まれ、不安定な受を支えてあげてほしい。
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円の家庭事情だとか、もの凄く重たい題材のお話なのにどこまでも詩的で美しい作品。藤たまきさんは痛い、と可愛い、を両立させるのがとても上手い人だと思う。
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かわいい話。ゆっくりゆっくり幸せになってる。父カプの話も読みたいけど切ない話になりそうだから…。
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環境の違いからのすれ違いを描いた漫画。
BLですが、すごい恋愛ものという感じでは無くさらりと読めます。
藤たまきらしい独特の雰囲気が好きです。