すのーふれーくす (H&C Comics ihr HertZシリーズ)
- 大洋図書 (2015年4月1日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (181ページ)
- / ISBN・EAN: 9784813030713
感想・レビュー・書評
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久しぶりにこれはどストライクなものを読んでしまった。
恋をする時の後ろめたさとか、それを軽く飛び越えちゃう性欲とか、打算的な片思いとか全部詰まっていて甘酸っぱいんだか苦いんだか優しいんだかわかんないごちゃまぜの味がめちゃくちゃリアル。
いい意味でBLっぽくなく男の子にある性欲と恋愛感情のごちゃまぜの感情を描き出してくれた作品だと思う。
こんな才能のある人をまだ読んでいないことが恥ずかしくて、既刊をまとめ買いしてしまいました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ままならない人生が愛おしく感じられる作品
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装丁:川谷デザイン
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らしく変態くさいwどうしようもない。でもはっぴーえんどだね。良かった。
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ihr HertZで飛び飛び読んでたんだが…久しぶりにBLの醍醐味を味わった。物凄い集中力で悶えながら読んだ。タケルの危うい変態性、ふわふわ浮いてるような揺れ、こんなのを絵で描いて表現してしまう京山さんの凄さにひたすら唸るのみ!!感性が錆びないとはこう言う事なんだなぁ…と心の中でスゲェを連発しながら読んだ。エグい事もしてしまいながらもひたすらに未熟なタケル、心と体の離反に浮かれながら怖がったりもする地に足が着いてない感じ、これを明らかに「大人」である作者が描いてしまうのはとんでもない事だ、と没頭して読了。休憩時間に読み出して、集中しすぎて言葉通り「(*゚0゚)ハッ!!」っとなって慌てて仕事に戻る、と。自分でもびっくりするぐらい集中して読んでた。正に没頭と言うやつだった…
主人公の向井タケルは化学の押間先生に見つかりたかったのかなんなのか、それも自分で解らないほどにふわふわの状態で「試験管」で自慰をしているところを見つかってしまう、と言う導入部。それから、暇を見ては先生のところに行ってしまう…先生が好き、と言う気持ちがいつの間にか先生に雰囲気の似ている外見の、弟の友達のシュウが好きになる。
10代の甘酸っぱいさとか、羞恥心が一番怖い年代なのに、とかじゃなく、自分が好きだ、と思った相手が誰に似てるのか、と言う、好きな物に似ているモノは無条件で好きになる、と言う未熟な精神の在り様が文字と絵で表現されてる!!と言う感動が物凄い。人間の気持ちなんて言う、見えなくて曖昧なものを漫画で表現してしまうんだからなぁ…と言う感動もあるんだよ。この感覚解るよ!!と言うやつを…。「漫画を描く」って事はそう言う事なんだろうけど。 -
せんせーせんせーせんせー!!!いいお話だった!そうよ、こういう現実はままならない感が!たまらん!幸せになれよー!
向井家の行く末は心配だけど