囀る鳥は羽ばたかない(3) (H&C Comics ihr HertZシリーズ)

  • 大洋図書
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  • Amazon.co.jp ・マンガ
  • / ISBN・EAN: 9784813030805

感想・レビュー・書評

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  • 言葉選びが上手いのか、少ない表現で心情が伝わる。続きが気になる作品ですね。

  • 肉体と精神の乖離、これが「矢代」と言う人間を飄々と流れるように生きてる核を作っていたことだろう、それが今、同調し始めている…
    それにしても影山の鈍いこと(笑)しかしこの鈍さが矢代を救っていたんだなぁ。
    【俺の好きなBL的びっち四天王】
    クラムジー/大原まり子さん『銀河郵便は‘愛’を運ぶ』
    クリス/山藍紫姫子さん『堕天使の島』
    苦味/雲田はるこさん『新宿ラッキーホール』
    矢代/ヨネダコウさん『囀る鳥は羽ばたかない』
    個人的にBLびっち四天王にあげた4人の絶対的な共通項は「肉親の縁が薄い」って事だろうなぁ。親の保護が必要なん連令で既に保護者皆無な環境にあり、天涯孤独と言うより自分一人で生きている独立心がハンパない、ってとこじゃないだろうか。だから自分の肉体もコントロール出来てしまう、と言うか。クラムジーはアンドロイドだからそもそも生まれ方が人間と全く違うし、クリスは売買で連れて来られた感じがする、矢代は母親の育児放棄だし、苦味は家庭喪失で売られてきた子だし。自分一人で生きるのに肉親の枷が存在しない、とも言えるかもしれない。
    本作を読んだ感想は届いてから加筆する。

  • 矢代さんと百目鬼さんのそれぞれの気持ちが切ない。
    素直に幸せになってくれても良いのに…と思ってしまう。

    抗争についてもかなり話が深くなってきて
    不安になりつつも先が気になる。

    先生が鈍いところが、悲しいような救いなような。

  • いやもうハラハラするしきゅんきゅんするしやっぱヨネダさん好き。

    ていうか平田も竜崎も頭脳で矢代さんに勝てないって認めちゃってのコレだよねぇ?逆に情けなくないのかなぁ、
    竜崎無事でいて欲しいし平田は失脚して欲しいし三角さんがなんとかして欲しいし天羽さんはそのままでいて欲しいし矢代さんはどっち方向でも恋心には疎すぎるし情報もらうために矢代さんが寝る警察が最低すぎるし百目鬼にはその感情は相手のことを好きなら至極当然なんだよって教えてあげて誰か。
    矢代さんが、百目鬼が手伝ってくれたとき見てくれなかったことすねてベラベラ百目鬼責めてるとこが一番良かったとこですかね。

    描き下ろしが入ってて、先生が久我に矢代が百目鬼のこと好きだって聞いてショック受けてる話。めっちゃかわいいな先生。久我もへんなヤキモチやかずに先生の名前呼ぶとことか矢代のこと「やっぱ強敵だな」とか言うのとてもいい。

  • インポのヤクザと彼に忠誠を誓う父親殺しの元刑事を取り巻く暴力団抗争第3巻。結構ヒリヒリする。

  • 2015-6-4

  • 竜崎にはこの先も出てきてほしいから無事でいてもらいたい。

    矢代さんが意外とピュア、百目鬼も不器用ピュア。
    そして警察側のクズっぷりに胸糞悪くなった

    影山さんと久我くんカップルのほのぼのさよ

  • ▼あらすじ
    真誠会若頭の矢代は、男なら誰でもいい淫乱と噂される男だったが、部下には手を出さないと決めていた。
    けれど、付き人兼用心棒の百目鬼だけは例外だった。
    性的に不能で感情を見せない百目鬼の存在は、何をしても性的対象として見られることのない安心できる存在のはずだった。
    一方、何者かの銃弾に倒れた矢代を目にした百目鬼は、自分の矢代への想いがなんであるのか、はっきりと理解した。
    矢代のために変わることを決意した百目鬼と、そんな百目鬼に戸惑う矢代。
    ふたりの関係が変わり始めた──!?

    ***

    ああああもう凄く良かった…!!最高に萌えたし、最高に面白かった…!!
    1巻、2巻、3巻と毎回凄いボリュームですが、だらだら同じような状況が続くのではなく、話が進む毎にちょっとずつ、でも確実に矢代と百目鬼の心境が変化していくのが分かるので途中で飽きるような事も全くないし、それどころか巻を増す毎に
    面白くなっていってるから凄い。これは神評価なのも十分頷けます。

    二人の関係はまだ恋愛と呼べるようなものではないのだけれど、それでもこの3巻で、確かに関係は変わりました。正直、矢代の気持ちがこんなに揺れ動くなんて思ってなかったので吃驚です。嬉しい誤算でした。
    いつもなら気にならないような事が気になっちゃったり、らしくもなく女々しい事を言っちゃったり…“これは恋なのか情なのか”っていう帯の煽り文には迷わず「恋だろ」って即答出来ちゃうくらい、端から見れば十分恋してるように見えるんですが、二人の気持ちが通じ合うのはまだまだ先の事なんでしょうねえ…。
    嗚呼…くっ付きそうでくっ付かない、この距離感がもどかしい…!
    焦れったい…!でも凄くキュンキュンしちゃう!(笑)
    この人達、ヤクザなのに凄く純粋で綺麗な恋をしてるもんだから応援する気持ちにもつい熱が入ってしまいます…。

    エロの方も殆どフェラか手コキしかしてないのに、積極的な百目鬼に対しての矢代の反応が新鮮なせいで妙にエロく見えるという…。
    この時点でエロいなら二人の本番シーンはもっとエロエロになるんだろうなと、まだ先の事ながら期待してしまいます…(笑)

    正直、ヤクザの世界は小難しくて完璧に理解出来てるとは言い難いのですが、とりあえず黒幕はあの方って事で良いんですよね。
    さて、これからどうなるのか…。確かに作中では不穏な空気がより濃くなり始めていますが、いかんせん矢代がああいう飄々とした性格なんでシリアス過ぎて気分が重たくなるような事もなく、時折ぶっ込まれるボケやツッコミに適度に肩の力を抜いて読めたのが自分的にはかなり救いでした。
    4巻がどうなるのか全く予想出来ませんが、二人の関係が少しでも進展する事を願って気長に次の巻の発売を待ちたいと思います♬

    余談ですが、竜崎の過去回想シーンに出て来た「雑巾じゃねぇって言ってんだろ」って台詞にはやっぱり別の意味が込められてるんでしょうね…。ヨネダ先生のこういう、何気ないんだけど心に刺さる言葉選びが本当に好きです。

  • 組の争いに比重がおかれていた今回、矢代襲撃の黒幕が分かりどんどん不穏な空気が… そんな中、百目鬼と矢代の関係にも濃い色がついてきた感じです。もう何も言う事はありません。早く続きを読ませてください!ってだけですw

  • うわ、心理的なすれ違いのオンパレード。
    二人が自分に素直になれる日が待ち遠しい。

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