ハイ・ファイ・ランデブー (H&C Comics ihr HertZシリーズ)

著者 :
  • 大洋図書
4.17
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本棚登録 : 208
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・マンガ
  • / ISBN・EAN: 9784813031642

感想・レビュー・書評

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  • 田舎の男子中学生カップルが、なんでもない出来事から人間ドラマまで経験して2人で大人になっていく話。離れ離れとか、大きな喧嘩とか、周りの反対とか、田舎学生BLにありそうな展開があるようでない。こういった舞台だと「進学で別々の道に進んで遠距離」までの紆余曲折が描かれることが多い気がするけれど、そういうことでもない。みんなほのぼのとしていて、当事者2人も、お互いがお互いを好きでずっと一緒に生きていくことを疑いもしない。その「疑いもしない」心の出所はなんなのか。周りの人の物語を通して、2人が子どもながらにその確信を深めていくストーリーだった。

    作者さんのデビュー作を読んで以来苦手意識を持ってしまい、今までずっと避け続けてきたけれど、この作品は本当に出会えてよかった。初めて読んだ時よりも遥かに絵がお上手になられたと感じるのだけれど、個人的な意見なので悪しからず。借りて読んだ本なので自分で買い直そうと思う。
    ハヤカワノジコさんの「くらやみにストロボ」とか好きな方にぜひオススメしたい。

  • 田舎の中学生カップル
    ってゆーか、クラスに二人しか居ない!?
    二人とも可愛いけど、黒髪の子が特に好きです。
    でも、攻め担当だったので逆が良かったかなぁ。
    ページ数も多く、読み応えがあるし、1コマ1コマが心情に合わせて丁寧に描かれてます。
    大人になった二人も見れるので、そこから先の話も描いて欲しいと思いました。

  • 田舎に住む中3の幼馴染ふたりが、夏から卒業までの間に色々な人と出会い色々なことを知って考えていくお話で(ラブラド・レッセンスのふたりも出てくる)とにかく一冊とても綺麗にまとめられていて、満足感がすごい、、ラストはぼろぼろ泣いてしまった、、

  • 田舎の二人きりの同級生の夏から卒業までの話。
    "当たり前"が当たり前に"当たり前"じゃなくなる季節の流れが最高だった…。二人の間の空気と、田舎の雰囲気と、作品のタッチが相まってたまらない…。

    「二人きり」「永遠に続くかと思われた季節が、終わる」「いつも一緒で好き同士だけど付き合っては、ない」「何年も連絡とらず再会」でもうパーフェクトですありがとうございました。

    なにもないのが個人的に最高すぎたんだけど、この二人のぐちゃどろ初えっち見たすぎるから同人誌でそういうの描いてくださらないだろうか…這ってでも手に入れに行きます…。

  • 電子書籍で。
    約束のあれは、その手があったか!って思ったわ( ´∀`)

  • 田舎の学校で最後の卒業生になってしまう二人。廃校を前にした穏やかな日々…。作者さんらしい作風でひたすら静か。BLっぽくはないがこの雰囲気が好きな人は楽しめるかと。
    ラブラド・レッセンスの二人もしっかり登場。

  • 田舎の村にある木造学校の廃校前、最後の卒業生になる幼馴染二人の話。
    前半はなかよしカップルな二人のほのぼのとしたお話がメインですが、後半は卒業進学が近づくにつれてこれからのことを考え始めます。
    仲が良すぎる姿がほんとかわいい……。
    田舎のカップルものはお付き合いしていること自体にこそこそピリピリしている話が多いですが、周囲含め、そこを問わない雰囲気なのですこし優しい。
    後半では『ラブラド・レッセンス』の二人も登場します。(そういえば買おうと思って巻末読むまで忘れていました、未読です)

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