王子の箱庭 (ミリオンコミックス Hertz Series 121)
- 大洋図書 (2012年4月26日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (167ページ)
- / ISBN・EAN: 9784813053613
感想・レビュー・書評
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実はちょっと前まではこの作家さんの絵柄が何故か受け付けなくて、
読まず嫌いな方だったのですが、今回こちらの作品をたまたま見かけて
表紙絵の奇麗さに惹かれて読んでみました。
< div>ら、見事今の自分の好みに当て嵌まってこの後他作品も探してきては読んでおります。
好みが変わったのか今では凄く好きな絵柄です、
何故もっと早く気付かなかった自分といった後悔があります。
お話的にはお金持ちだった少年が父親の会社倒産、当時の使用人と立場逆転。
その使用人が買い上げた昔の自分の家にて2人で生活するお話でした。
使用人さんの性格が昔と変わっていない様ですが、
歪んだ方向に行き過ぎた感のある形で変化しております。
昔仕えていた少年、譲様への執着心が凄まじくてここまで来るといっそ見ていて清々しい勢いです。
昔の自分と重ねて接する使用人さんへの思いに葛藤する譲様がとても奇麗で弾き込まれました。
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短編の方は前後編のルームメイトのお話。
こちらはやっている行為等は初々しくないですが、
2人の感覚とか感情が初々しいなぁと読んでいて思いました。<t>詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
主従関係がごちゃつく瞬間がたまりません。てか、これが初コミックだったのか…なんか、独特のテンポみたいのありますよね。先生の。
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こじらせちゃった系の話が2カップル。緒川サンの病みにしてはライトな感じかな?ちょっと監禁しちゃったり、嫌がらせしてみたりする位。ハーツに合わせたんだろうけども。
『王子の箱庭』大好きな執事モノ!!小さな主人の言葉を守り、離散した家族と家を取り戻すために8年を費やした岩瀬。大事に大事に育てられ、自分の守り方もわからないままクズのような世界で生きてきた譲。お約束な展開ではあるんだけども…この溺れていく感じ!緒川サンだなー。めっちゃすき( ›_‹ )!!長い間必死に生きてきた分、これからは幸せになってもらいたい。譲は良い嫁になるだろう。岩瀬はこれからデレる一方に違いないww
『断熱線上の鼓動』もこじらせてますねー。でも青春って感じ。経験のないことに対して過剰防衛するのはしょうがないと思うし。でも、間に合ってよかったね。
でもこの学校、アキって女何人いるんだよっwww -
早く逃げ出さなければ、心まで囚われてしまう——
その日暮らしの譲は、かつてお金持ちの家のお坊ちゃんだった。
住んでいた屋敷が、自分の世話係だった岩瀬のものになっていると知った譲は、ある日、岩瀬を訪ねる。
今や注目の起業家となった岩瀬と8年ぶりに再会する譲。
だが、岩瀬を騙して利用するつもりだった譲は、逆に岩瀬に捕らえられてしまうのだった。
それが譲の監禁生活の始まりで…⁉︎ -
好きな話でした~監禁ものと言ってもライト、愛情があってどちらかと言うと受の方がイニシアチブを取っている監禁なので読みやすい。この流れでいくなら私としては岩瀬にもう少し譲を抱くのを我慢して欲しかったな…岩瀬にとって譲はいつまでも綺麗な聖域みたいなものだから。でもラストシーンはよかった~譲は岩瀬のいつまでも王子様でいて甘やかされてればいいよ(*´∀`*)
もう一方の断熱線上の鼓動も切なくてよかった。若さならではの危うい境界線を挟んだ二人の関係にドキドキした。甘酸っぱいけどどこか暗さのある雰囲気が好き。