自国史の行方―オーストリアの歴史政策―

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  • 名古屋大学出版会
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  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784815803988

作品紹介・あらすじ

ハイダー現象をもたらした歴史認識の陥穽。ナチズムへの加担をめぐる歴史認識の深刻な歪みを、「犠牲者神話」の闇に取り組む歴史教育の現場から浮き彫りにするとともに、歴史意識と国家像、ネーションと極右主義の清算されざる関係を鋭く問い直す。

著者プロフィール

早稲田大学教育・総合科学学術院教授。博士(教育学)。1963年生まれ。専門は政治・歴史教育の比較研究。ドイツならびにオーストリアを主なフィールドとして、民族と国家を超える社会の形成を目指す教育政策の可能性について研究している。主著に『ドイツ現代史と国際教科書改善――ポスト国民国家の歴史意識』(名古屋大学出版会、1993年)、『国際歴史教科書対話――ヨーロッパにおける「過去」の再編』(中公新書、1998年)、『自国史の行方――オーストリアの歴史政策』(名古屋大学出版会、2001年)、『ドイツの政治教育――成熟した民主社会への課題』(岩波書店、2005年)、『政治教育の模索――オーストリアの経験から』(名古屋大学出版会、2018年)など。

「2020年 『歴史教育の比較史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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