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- Amazon.co.jp ・本 (374ページ)
- / ISBN・EAN: 9784815805838
作品紹介・あらすじ
政治・経済から軍事・安全保障、規範・社会イメージにわたる複合的な国際体制の成立と変容を、近年公開の進んだ膨大な史料に基づいて内容豊かに描き出し、今日にいたるヨーロッパ統合の新たな全体像を提示した初の本格的通史。
感想・レビュー・書評
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共通通貨ユーロやECJ判決等に象徴されるように、国際的なアクターとしての影響力を増大させてきたEU・ヨーロッパ。本書はヨーロッパ統合の過程を豊富な海外文献を駆使して描き出し、各国の思惑と行動から紡がれた道程を通史的に検討する。
通読すればヨーロッパ統合が決して単線的なものではなく、各国の利害をすり合わせながら、紆余曲折の果てに進められた「未完の産物」であることが理解できるはずだ。統合のコンテクストは時代と共に変容し、その都度異なるかたちで統合が進められてきたのだ。
「統合史」として、ヨーロッパにおける政治・経済、軍事・安全保障、社会規範の変遷がバランスよくまとめられた良書。
個人的には本書に加えて
原典資料を集めた兄弟本『原典 ヨーロッパ統合史』(2008)
統合の多面性に焦点をあてた『複数のヨーロッパ』(2011)
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出るのを2年待った。初任給で買った。まだ読んでない。
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