英語化するアジア―トランスナショナルな高等教育モデルとその波及―

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著者 : 吉野耕作
  • 名古屋大学出版会 (2014年9月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784815807795

英語化するアジア―トランスナショナルな高等教育モデルとその波及―の感想・レビュー・書評

  • 『英語化するアジア――トランスナショナルな高等教育モデルとその波及』

    【書誌情報】
    価格 4,800円
    判型 A5判・上製
    ページ数 240頁
    刊行年月日 2014年
    在庫状況 在庫有り
    ISBNコード 978-4-8158-0779-5
    Cコード C3036

     英語支配論をこえて、ポストコロニアルな現場から――。中心国によるグローバル支配の道具といった単純化された見方をしりぞけ、マルチエスニックなマレーシアでうみだされた高等教育モデルとその波及を通して、アジアの英語化の生きた姿を、変動する社会と地域の中でつぶさに捉えた力作。
    http://www.unp.or.jp/ISBN/ISBN978-4-8158-0779-5.html



    【目次】

    序章 英語化するアジア――英語化論・トランスナショナルな高等教育・ポスト複合社会
      1 英語化という視座
      2 応用言語学における議論
      3 英語化するアジアに対する社会学的接近――本書のアプローチと概要
      4 研究調査方法について

    第1章 エスニシズムとマルチエスニシティ――多民族社会マレーシアにおける2つの方向性
      1 はじめに
      2 エスニーとしてのマレー人の創造――西洋的概念の導入と現地化の過程
      3 植民地主義とマルチエスニシティの制度化――「複合社会」 の誕生
      4 マレー・エスニシズムとナショナリズムの展開
      5 マルチエスニシティと多文化――経済発展とニュー・ミドルクラスの登場
      6 2つの方向性の行方
      7 結びに代えて――ポスト複合社会への視座

    第2章 マレーシアから生まれた高等教育モデル――トランスナショナルな制度の成立と仕組み
      1 はじめに
      2 新たな高等教育誕生の背景
      3 トランスナショナルな高等教育の誕生――そのアクター
      4 トランスナショナルな高等教育のマレーシア・モデル――その仕組みの概要
      5 トランスナショナルな高等教育の事例
      6 結びに代えて

    第3章 新たな高等教育モデルの創造――民間の起業者と制度的イノベーション
      1 はじめに
      2 民間におけるトランスナショナルな高等教育の模索――起業者の創造性
      3 公的セクターにおけるマレー人学生のためのアメリカ派遣プログラム
      4 トランスナショナルな高等教育のマレーシア・モデルの起源をめぐるエスニシティ間の交渉
      5 結びに代えて

    第4章 高等教育の民間化・英語化とエスニック関係――国家と民間、ブミとノン・ブミ
      1 はじめに
      2 高等教育の英語化とエスニック・ディバイド
      3 マレー人の中の変化
      4 民間の高等教育に対する国家の反応――エスニック間の駆け引き
      5 ポスト複合社会を考える視点

    第5章 留学生の国際移動とマルチエスニックな文化仲介者――中継地としての 「英語国」 マレーシア
      1 はじめに
      2 民間の高等教育機関の留学生――中継地としてのマレーシア
      3 留学生の移動経路と 「半周辺」 としてのマレーシア
      4 英語による高等教育市場における文化仲介者
      5 マルチエスニックなマレーシアの文化仲介者
      6 トランスナショナルな 「多文化主義」

    第6章 トランスナショナルな高等教育モデルの国際伝播――アジア途上国から先進英語国まで
      1 はじめに
      2 中 国
      3 ベトナム
      4 インドネシア
      5 先進英語国における応用
      6 結び

    第7章 英語化とポスト複合社会の行方
      1 はじめに
      2 英語化とグローバル資本主義――「半周辺」 ... 続きを読む

  • マレーシアのtwinning、国境を越えた単位移行などの高等教育の国際化がそもそもブミプトラ政策により高等教育の機会から取り残された層のニーズに端を発するなど、現地のコンテクストに強く繋がっていたことが興味深い。他国の高等教育モデルの導入にあたっては、出来上がった「結果」のみならず、そこに至る歴史と経緯を知る意義があることをあらためて認識させられる。

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