哲学 (図解雑学)

著者 :
  • ナツメ社
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本棚登録 : 339
感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784816330261

作品紹介・あらすじ

「自分はいったいどこから来たのか?」「自分は一体何なのか?」哲学者たちが問題にしてきた事柄を煎じ詰めれば、ほぼそのような問いに落ち着きます。現実の自分のあり方が把握しきれずにもどかしい思いをしている人は、同じような問題について頭を悩ませてきた哲学者たちが何を考えていたかを、知りたいと思うことでしょう。本書は、「哲学とは何か」といった問いをはじめ、西洋哲学史、東洋思想史において重要な哲学者や思想家の考えを、できるだけ明快、公平、平易かつコンパクトにまとめました。専門用語はほとんど使いませんでした。本書を通して、自分の哲学を考える手がかりを見出してください。

感想・レビュー・書評

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  • 取り上げている項目は多く、見開き1ページ内で1つのテーマを収めているのでサッと読める。
    故に、噛み砕いた説明や細かな情報は乏しく、あの哲学者はどうゆう考え方だったかな?と、索引から探し読む、辞書のように使うのがベストである。1ページ目から淡々と読んでみても、説明が乏しいので頭に入ってこない。
    時間はかかるが、この本を起点に色んな哲学者単体について語るそれぞれの本を読んでみたり、逆に、気になる哲学者の本を読んだ後、忘れた頃にこの本で思い出してみたりという使い方がいいんじゃないかと思う。
    文章自体は分かりやすいが、他の本で行間を埋める必要がある。
    哲学系の本を読む上で、しばらく相棒にしようと思う。

  • 図解雑学の哲学version。
    絵と文章の組み合わせで、とてもすらすらと読め、哲学の大きな流れや各哲学者の主張をざっくりと見る上ではとても分かりやすい。

    ただその反面、主張の書き方等でニュアンスがどうなんだろうという部分や、その哲学者の主張の背景が弱いと言った部分もある。

    なので、ざっくり全体を理解し、自分の興味がどこに向いていて、どの哲学者を調べてみるかの導きとして、この本を使うのが最適でありそれ以上の深い洞察をするには不向きな一冊だと思う。

  • ここまで簡潔にまとまっているものは他に見当たらない。絵があるとわかりやすくなる。

  • 西洋哲学がどのように展開・批判され、今日まで更新されてきているかがコンパクトにまとまっています。

    当然ながら一人ひとりの哲学者の記述は限られているため、流れを把握して気になる哲学者の著書や入門書にあたることになるかと思います。

    巻末に文献案内が掲載されているのも良いです。

    このシリーズの現代思想、構造主義、ニーチェ、サルトルが読みたいのですが、絶版でなかなか見つかりませんね。



  • 大学入試の時に受けに来ていた高校生と仲良くなって、その子はうちの大学に来なかったのですが、その話をした時に、孔子孟子はどう思いますか?と高校生に言われて、その時大学3年だったのですが、哲学をよく分かっていなかったので、大学4年に池袋ジュンク堂で買った本なんですよね。
    2006年の前期には読んでいました本です。

    幅広く乗っていて、そこから好きな哲学が分かるので、自分は経験論が好きで、この本のおかげで、いろいろ考える力が付いたと思います。
    呼んだ時は難しくて、よく分からなかったのですが、何度か読むとよく分かって。
    何度も何度も読み返しました。
    それから哲学や倫理について考えるようになったので、ほんと、いい本と出会えて感謝な本です。

  • 序章と終章の整理がわかりやすい。色々読んできたが、こういう説明の仕方はこれまでになく参考になる。

  • いつの時代にどんな哲学者がいて、どの分野で、どんなキーワードを提唱したかが分かる。が、その中でどれが面白そうで、どれを深掘りしてみよう、という考えに至れないくらいに、一つひとつの内容が薄いと思った。

  • 紙面に収まる文量内で述べているせいか、説明不足に陥っているようでわかりにくかった。思想はそもそも1ページに収まる情報量でないのはわかるが、これでは読んでないのと変わらない。

  • (チラ見!)

  • よくまとまってる。

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著者プロフィール

現在、専修大学文学部教授
1956年、神奈川県に生まれる。
1985年、東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。
現象学をはじめとする現代哲学、歴史理論、舞踊美学を研究。
著書に『図解雑学 哲学』(ナツメ社)、『哲学マップ』(ちくま新書)、『哲学ワンダーランド』(PHP)、『経験の構造:フッサール現象学の新しい全体像』(勁草書房)がある。

「2007年 『ハイデガー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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