- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784816348655
感想・レビュー・書評
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チェスのルールを知るために買ってみた。将棋はそれなりに指すので,原則だけ学ぼうと思ったのだが,読んでみると戦術にも踏み込んで書いてあり,思ったより面白かった。
本の後ろには紙製のピースと盤が付属しているが,これを使って実際に動かしている人がどれだけいるのか。いまならスマホアプリで探せばフリーの盤くらいありそうだが。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
チェスの入門書です。
基本的なルールを抑えるには良いと思います。 -
チェスに始めるにあたって(実際はゲームで始めていたが)、書店にあったいくつかある入門書で選んだのこの本。入門だけではなく、中級クラスに踏み込んでいるかな、と判断したのが理由。将棋と違って棋士の好き嫌いがあるわけでもないので、まったく先入観なしに選んだ。
たぶん正解だったかな、と思う。将棋は指すので、いっぺんに二つの駒を狙ったたりするのはなんとなく身についているが、引き分けに持ち込むようなテクニックは将棋にはないもの。図が多く、練習問題も多いので結構頭を使わされる。著者が全日本チャンピオンなのも理由か。
まだ一読しただけなので、オープニングからエンディングまで、本を開いて実際指しながら、必要な定跡を身につけたいところ。 -
暁氏は中級向けの本を出すと聞いていたのと、紙のチェスセット付きは新しい渡井本だと思っていたので、この2つが結びついたのは意外だった。先日の帰省時に丸の内丸善でチェックしただけだが、デザインにかなり触発される本である。ちなみに他にあったチェス書は、東本2、渡井本、権田本2、増田本、小笠本(残念ながらまだ初版)。本書は平積みにも8冊あった。
奥付にある編集スタッフがずいぶん充実しているが、多色刷りでレイアウトが見やすい。見開き左側の各テーマ基本局面図は特にページの半分以上を占める大きさで、図中に矢印等の説明がいろいろ入っている。洋書でもこういう趣向は見られるようになった。
私も思いつかなかったのは、白黒の手順をそれぞれ枠で囲み、白の手は白背景の黒抜き、黒の手はその逆に表示していることだ。これなら、白黒まとめて1手と表示する見にくいストレスを初心者が感じなくて済む。そのうち「萌えるチェス」なんてのが出てくるかもしれない。
192ページ中、ルールと記譜の説明で1/3近くを使っているので中級の入口止まりなのは他の入門書と大差ない。しかし、途中の問題をちゃんと解いていける読者なら、急速な進歩が望めそうだ。ピノー本のレベルに迫る内容をもっと分かりやすく見やすく書いている点で新たなロングセラーになるだろう。