写真家の記憶の抽斗―北井一夫写真エッセイ集

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  • 日本カメラ社
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  • Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784817900289

感想・レビュー・書評

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  • 北井一夫さんの写真が好きです。
    このエッセイを読み、人となりに触れて、写真の見方が変わったように思います。
    迷ったり、過去の写真を処分したり、新しい世界を模索したり。。1人になりたくなったり。
    懸命と大胆を持ち合わせていらっしゃる方なのだろうなあと思いました。

    一番良かった項目は、「プロレスラーの指先」
    アントニオ猪木の写真に関して。
    格闘技で最初に対戦相手に接するのが指先。手がどう触れたかで次の技が決まるとのこと。
    北井さんが撮ったアントニオ猪木の指先は彫刻のように綺麗でした。

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著者プロフィール

1944年、中国鞍山に生まれる。1965年、日本大学芸術学部写真学科中退。同年、『抵抗』(未來社)を自費出版。1969年、成田空港建設に反対する三里塚の農民を取材し、1972年、写真集『三里塚』(のら社)にて日本写真協会新人賞受賞。1976年、『アサヒカメラ』誌に連載したシリーズ「村へ」にて第1回木村伊兵衛写真賞受賞。主な展覧会に「タイムトンネルシリーズ Vol.20 北井一夫〈時代と写真のカタチ〉」(2004年・ガーディアン・ガーデン)、「いつか見た風景」(2012年・東京都写真美術館)など。主な写真集に『村へ』(1980年・淡交社)、『新世界物語』(1981年・長征社)、『フナバシストーリー』(1989年・六興出版)、『いつか見た風景』(1990年・蒼穹舎)、『1970年代NIPPON』(2001年・冬青社)、『流れ雲旅』(2016年・ワイズ出版)、『過激派の時代』(2020年・平凡社)など。エッセイ集に『写真家の記憶の抽斗』(2017年・日本カメラ社)がある。

「2023年 『ドイツ表現派紀行』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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