伝道 (信仰生活の手引き)

著者 : 深井智朗

• 日本キリスト教団出版局 (2012年4月20日発売)

感想・レビュー・書評

[k-masahiro9さんの感想 · 2013年11月27日]

p.26
伝導は技術論ではないのです。ひとりひとりの救いの経験、それからあふれ出る証言です。

p.35
救われた喜びの証言が伝道なのです。自分の救いを確信し、救われた喜び、驚きを自覚すればするほど、私たちはより強い証人になるはずです。

p.88
マニュアル化が強いられる今日の人々の生き方は、実は最近使われる言葉で言うならば、就職活動を意味する「就活」までは驚くほど一元化されているのです。迷いはあってもその道を行くしかない。そんな中で、就活が終わるとマニュアルがなくなって、どのように生きるかを、何を信じてよいのか、悩みだすというのです。学生時代が終わって、むしろそれから悩みがはじまるのです。

著者プロフィール

1964年生まれ。アウクスブルク大学哲学・社会学部博士課程修了。Dr. Phil.（アウクスブルク大学）、博士（文学）（京都大学）。現在、金城学院大学人間科学部教授。著書『超越と認識』（創文社）、『十九世紀のドイツ・プロテスタンティズム』（教文館）、『ヴァイマールの聖なる政治的精神』（岩波書店）、『思想としての編集者』『神学の起源──社会における機能』（新教出版社）、Paul Tillich: Journey to Japan in 1960（Tillich Research 4、 de Gruyter: Berlin 2013）ほか、訳書にシュライアマハー『宗教について』（春秋社）、『アーレントとティリッヒ』（法政大学出版局）ほか多数。

「2014年 『ティリッヒとフランクフルト学派』 で使われていた紹介文から引用しています。」