「なぜ」と問わない (TOMOセレクト 3.11後を生きる)

著者 :
  • 日本キリスト教団出版局
4.00
  • (3)
  • (2)
  • (1)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 25
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (77ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784818408241

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 某所読書会課題図書.前半では、津波への対応がやや冗談ぽく記載されていることに驚いた.気仙の人々がユーモアを忘れないで、どんなときも陽気にふるまっていることも意外だった.後半の「祈り」の解釈は非常に参考になった.聖書には意外なことが書かれている箇所がかなりあり、それらに惑わされることもある.「祈り求める(マルコ11 24)」は「神様が私に何をおっしゃりたいのかということをわからせてください」と求めることだと解説してある.そう思う!

  • 先日仙台で山浦医師の講演を聞く機会があり、そのときに購入しました。「(東北地方では)津波というものは来ることに決まっています」「津波てんでんこ」という言葉はとても重かったです。
    今後、自分にできることをあらためて考えていきたいと思っております。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

1940年、東京市大森区山王生まれ。
生後すぐ母方の故郷岩手県に移住し、大船渡市で育つ。故郷の大船渡市・陸前高田市・住田町・釜石市唐丹町(旧気仙郡)一円に生きている言葉「ケセン語」を体系化し、文法書『ケセン語入門』(共和印刷)や辞典『ケセン語大辞典(上・下)』(無明舎)を編纂。さらには、気仙の人々の心に届くようにと地元の言葉で四福音書を翻訳し『ケセン語訳新約聖書』(イー・ピックス)を出版。『ケセン語訳新約聖書』は2004年4月、特別謁見のなかで教皇ヨハネ・パウロⅡ世に献呈された。
東日本大震災直後の2011年10月には『ガリラヤのイェシュー:日本語訳新約聖書四福音書』を著し、「2012年キリスト教本屋大賞」を受賞。2013年2月には、教皇ベネディクト16世より「バチカン有功十字勲章」を授与された。2014年11月には『ナツェラットの男』(ぷねうま舎)で「第24回ドゥマゴ文学賞」を受章。
郷土の歴史や文化への造詣も深く、詩集『ケセンの詩』(共和印刷)『ヒタカミ黄金伝説』(共和印刷)などの著作がある。
医師・言語学者・詩人・物語作家。
『イチジクの木の下で』は『ガリラヤのイェシュー』と合わせて読んでもらうためにつくりました。

「2015年 『イチジクの木の下で(下巻)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

山浦玄嗣の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×