5年後の日本をいま買う長期投資

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  • 産経新聞出版
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784819111492

感想・レビュー・書評

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  • 停滞を続ける日本経済。

    異次元なる金融緩和は
    異次元の債務を積上げ、

    もはや出口戦略を模索
    する身動きも取れない
    窮状。

    選挙向けのばらまきに
    終始してきた政府。

    日銀が緩和を進める間
    政府は構造改革を進め、

    経済成長率を高めると
    いう触れ込みは何処へ
    やら。

    成熟経済に見合う経済
    政策を。

    著者が説く改革案には、
    多分に説得力がある。

  • この本をアベノミクスの前に読んでおきたかったというのが正直な感想だ!!
    アベノミクスの前は株安に苦しんでいた日本経済。その中で生活になくてはならない株を売り相場の中でも株を購入できた人が投資の成功者なのだと感じた。
    また日本経済を活性化させるのはわたしたち生活者であるということも納得できた本だった♪

  • 既読感がすごくあったが、ブフログに登録していない。
    澤上氏の馴れ馴れしい文体には記憶が有ったが。。。

    暴落相場で必要な企業の株を応援するつもりで買い、長期投資する事を説いている。

  • 2011年11月発売ということで、日経平均が8,000円そこそこのときに書かれたものです。
    そのせいか、とにかく底値購入の話ばかり。
    最近の高騰ぶりを見て、売り上がりをしたい人にはあまり参考になりません。
    また、株式の購入が景気回復にどうつながるとは言うが、どういう仕組なのかはよくわかりません。
    (読了:2013年02月08日)

    【なるほどな点】
    ・悲観的に言っていたほうが偉く見られる
    ・弱気に言って外れても、儲かっているから文句を言われない。
    ・マスコミは現時点の出来事を可能な限り大声で騒ぐのが仕事である。
    ・国民がどんどんお金を使えば、それだけ経済成長するし、必ず所得は増加して戻ってくる。
    ・一国の経済が拡大発展段階にある間は、国民の旺盛な耐久財購入意欲が経済をどんどん成長させる。
    ・洗濯機を購入して10年間使う。つまり10年間の効用を買うことになる。これが長期投資でなくてなんなのだ。
    ・日本の政治は、民間に資本の蓄積が進んで言るというのに、それを活用しようとしない。国がしゃしゃり出て、財政赤字をふくらませ、民間資金は遊んだまま。
    ・納税者番号制度の導入により生活保護の不正受給は撲滅でき、本当に資金支援が必要な人たちには手厚く対応できる。
    ・生活者から荒稼ぎする企業は、高収益を誇っていて優良企業とみなされていても、長期投資の対象(応援企業)とはならない。
    ・大事なのは、投資対象とする企業が長期で応援する価値があるかどうかだけ。
    ・なくなっては困ると思える企業の株式のみに絞り込む。
    ・震災があったから買い銘柄を変えたりしない。以前から選別していた応援企業の株を購入する。
    ・リズムの起点は、相場暴落時に買い向かうところから始まる。
    ・儲けようとあくせくするほど、投資は難しくなる。
    ・周知の事実は、ほとんどが株価に織り込まれている。
    ・百の言葉より一つの行動
    ・相場動向や株価を得々と語っているようでは、すでに遅い。
    ・資産配分の切り替えによる分散投資。

  • どんな会社を見たらよいのか、やさしい視点が嬉しい一冊。

  • 澤上氏が考える長期投資について語られている本であり、彼の考え方を知っている人は改めて復習の意味で読んでみても良いかと思います。

    株式相場が底をついたときに、応援できる企業を買っていく。
    無くなっては困る企業を応援し続ける。
    貯蓄にまわっている資産の一部を投資にまわせば、日本経済は良い方向に向かう。
    このような話が、一冊を通してずっと書いています。
    また、法人税の大幅引き下げや、納税者番号制度導入など、日本経済の大改革案も記載されています。

    まだ日経平均は8,000円台前半。早く10,000円台に戻らないかなと期待しております。

    長期投資とはどんなものだろうか。さわかみファンドの創始者の理念はどうなのだろうか。そういうことを知りたい方には良い本だと思います。

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著者プロフィール

さわかみホールディングス代表取締役、さわかみ投信創業者。1971 年から 74 年までスイス・キャピタル・インターナショナルにてアナリスト兼ファンドアドバイザー。その後 79 年から 96 年までピクテ・ジャパン代表を務める。96年にさわかみ投資顧問(現さわかみ投信)を設立。販売会社を介さない直販にこだわり、長期投資の志を共にできる顧客を対象に、長期保有型の本格派投信「さわかみファンド」を99年に設定した。同社の投信はこの 1 本のみで、純資産は約 3300 億円、顧客数は 11 万 7000 人を超え、日本における長期投資のパイオニアとして熱い支持を集めている。『10年先を読む長期投資』(朝日新書)『金融の本領』(中央経済社)、『本物の株価上昇の波が来たぞ!』(日経BP社)『2020年に大差がつく長期投資』(産経新聞出版)『大暴落!その時、どう資産を守り、育てるか』『インフレ不可避の世界』『暴落相場とインフレ 本番はこれからだ』(いずれも明日香出版社)など著書多数。

「2023年 『本物の長期投資でいこう!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

澤上篤人の作品

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