中国人が死んでも認めない捏造だらけの中国史

著者 :
  • 産経新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784819111867

作品紹介・あらすじ

中華文明の歴史が嘘をつくり、その嘘がまた歴史をつくる無限のループこそが、中国の主張する「中国史の正体」なのである。だから、一つ嘘を認めれば、歴史を誇る「中国」は足下から崩れることになる。中国の歴史とは巨大な嘘なのである。だからこそ、中国人は死んでも真実の歴史を認めない。

感想・レビュー・書評

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  • 昨今になってやっとこさ日本人においても、中国人の恐ろしさが、現実問題として認識されてきたものであるが、この本は台湾人である著書が平成24年に著したものであるものの、現代における中国人の捉え方としても、遜色ないものとして納得できるものであろう。
    中国人が自己中心的で、他者を蔑視するのは、彼らが、歴史を自身こそが正統として形成してきたことを考慮するに、まさにその血肉に染み込まれていることは、皮肉なことに彼ら自身が、証明しているようにも思えてきた。
    そういう民族であることを、隣国である日本として認識しなければ、既に戦争するまでもなく侵食されつつあることに懸念せざるを得ない。

  • 読み始めてとりあえず筆者の背景を確認してしまう。なるほど台湾の人か・・・中国史を忘却の彼方にやっていた私としては文章が当初宇宙後。
    思わず受験のときに使用していた現代史の教科書をパラ見(苦笑)でもまあ常識のように書いてある歴史的事実(つくられた)の詳細はそんなにわからない。
    難しいながらもなんとか読み切った結果驚きの事実もあり。
    ①歴史教育の成果なのか私は農耕民族は遊牧民族に勝ると考えていた。本来土地に合わせて生活形態を変えた結果のはずなのに勝手に優劣をつけている自分に気付いた。そして中国はモンゴルなどの遊牧民に何度も征服されているということだ。
    ②中国はでっかい、ひとつというイメージ
    いつの間にか中華思想をうえつけられていたということだろう。これだけ大きな国だからもともとさまざまな民族からなる多民族国家であるのは当然なのにアメリカとは違うという勝手なイメージを持っていた。漢・満州・蒙古・西蔵(チベット)・回 (ウイグル)の5民族(五族)が協力して共和国をつくるという意味で中華人民共和国か。日本ですら県民性がいわれているのだから中国ならそれぞれの地位で生活・人の気質も違うはずなのだ。とくに都市の人と農民工が戸籍で分けられているのだから土着民は多いはず。そして漢民族が支配する構造は現代で行くと北京上海の人たちが支配するっていう構造に変わりなく、現状も昔中国は巨大な植民地国家なのだ。だって農民工は短期で出稼ぎに行くんでしょう。低賃金で。
    ③中国はかなり広い範囲をもともと自国の領域と考えている?
    昔の文献が根拠ということならベトナムなんかも本当は・・って思っているのだろうか?琉球も自国と思ってるかも。
    ④清は征服王朝 満州人は漢民族ではないってのにびっくり  
    ⑤人民解放軍はどろぼう・・まあこれは日本の戦国時代とおんなじね
    ⑥シナは蔑称ではない
    ⑦孫文って役立たず?
    ⑧日本の陸軍が中国ではエリートだった
    ⑨日本で朱子学が広まった結果今でも影響は残っているけどこれは本だけが伝わって実態は伝わってなかった。これを真に受けた日本人は嘘から出た誠。うんよかったよかった(苦笑)
    ⑩中国は日本に文化を教えてやった=かなりぼられた(笑)
    まあ話半分に読んだらかなり面白い内容でした。

  • 自分が知っている中国史は、いつ誰がつくったものだろうか。
    歴史というのはおよそ、時の権力者が都合の良いように書き換えてきた。それは中国史をみるまでもない。この著者がここで暴露していることも果たして事実と言えるのだろうか。僅かな事実の上に、大いなる虚偽が隠されているのかもしれない。
    歴史の真実はどうしたら明らかになるのだろうか。

  •  この本がどこまで信頼できるのかは、わからないが、ほとんどを信じるならば、衝撃的な本だった。ところどころ、論理的でなく感情的に描かれたであろう記述もあり、そういうところは、必死で伝えたいのだろう、という筆者の気持ちの表れのようにかんじた。

     この本の、病的な懐古主義について記述されているところが、特に気になった。はるか昔に書かれた「五経」を信じるあまり、それを批判する精神を喪失させ合理主義精神を失わせ、権威に対する懐疑と犯行の精神を失わせると共に、古代社会とその政治制度に対する情景の心情を生み、現体制を維持する保守主義精神を育む。そして、その保守主義精神は、過去を理想化してたたえる思惟方式となり、それは現在と未来に対する堕落と退廃の観念を生み、悲観的、未来否定の思想となっていく。これが、中華文明の没落と衰亡を決定づけるのだ。と、書いてあったが、この論理には非常に驚かされ、また、すごく納得できてしまった。このような精神を中国人が持っているからこそ、「従軍慰安婦問題」だったり、最近の「尖閣諸島問題」が生じてしまうのだろうと思った。

     さらに、驚いたことは、中華思想が多義的なことだった。そういわれてみれば、だからこそ、中国の自己中心的な考え方・その場その場でしか取り繕えないような主義・主張を掲げる根拠となるのかな、と考えさせられた。


     ただ、筆者が台湾の出身だからか(?)中国を徹底的に批判しており、その点は、いかがなものかとは思った。

  • 恐るべき中華思想。
    領土については、古書や古典に書いてある=即「領有」!

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著者プロフィール

1938年、台湾生まれ。1964年来日。早稲田大学商学部卒業、明治大学大学院修士課程修了。『中国の没落』(台湾・前衛出版社)が大反響を呼び、評論家活動へ。1994年、巫永福文明評論賞、台湾ペンクラブ賞受賞。日本、中国、韓国など東アジア情勢を文明史の視点から分析し、高く評価されている。著書に17万部のベストセラーとなった『日本人はなぜ中国人、韓国人とこれほどまで違うのか』『世界から絶賛される日本人』『韓国人に教えたい日本と韓国の本当の歴史』『中国の正体知ってはいけない「歴史大国」最大のタブー』『新型肺炎感染爆発と中国の真実』(以上、徳間書店)、『もしもの近現代史』(扶桑社)など多数。

「2021年 『中国人も知らない歴史のタブー ジェノサイドの中国史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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