- Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
- / ISBN・EAN: 9784820116363
感想・レビュー・書評
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本書は、「地球は、それ自身がホメオスタシス機能を持つ、一つの生命体である」というジェームス・ラブロック博士のガイア思想を軸に、「地球はいかにして創生したか」「生命はいかにして誕生したか」「われわれは、なぜ、ここにいるのか」についての対談録だ。
ジェームス・ラブロック博士の↓このコメントは、私たちが地球環境問題を正しく認識できない理由を端的に表している。
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「私たちが何をしようと、ガイアが破壊されるようなことは絶対にありません。そんなことができると考えること自体が、私たちの傲慢であり、誤ったプライドにすぎません。人類がこれまでに蓄えてきたすべての核兵器を放ったとしても、巨大な隕石の一撃に比べれば、それは取るに足らない出来事です。」詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ジェームズ・ラブロックが提唱した「ガイア理論」にまつわる話。
「ガイア理論」とは、「地球はそれ自身がホメオスタシス(恒常性維持)機能を持つ、一つの生命体である」という考え。地上の生物も含めて地球は一つの複雑な生命体であるとする仮説。デカルトに端を発する近・現代科学主義に対するアンチテーゼ(機械論的パラダイムから生命論的パラダイムへの転換)。エコや環境問題を考えるために読んでみたのだけど、宇宙の歴史や進化そのものを考えるという広大で深遠な内容でした。<HR SIZE=1 NOSHADE>「複雑なものには、こころが生まれる」(ベイトソン) -
地球はどうして生まれたのか
人はどうして生まれたのか
人が存在する意味は何なのか
自分が存在する意味は何なのか
この本を読んで感じることは
この本に書かれている思考が色々な宗教の考え方に通じるものがあるということ
地球は、何か大きな母なる一つのものから生まれて
地球に存在する全てのものもその一つのものから発生していて
全てのものは何らかの大きな力によって作用されていて
それは精神的な何かなのではないかということ
こういった次元では謙虚とか正直とか思いやりといった感情が強い力を発揮する
これまで人は物質に重きを置いてきたが
これからは心の大切さに気づいていく時代が来る
そういったことが論理的に学術的に書かれていると感じた
宗教観をすんなり受け入れることができる人にとっては
もしかしたら少しもどかしく感じるかもしれない
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ガイア理論について、ラブロックをはじめとして何人かのディスカッションが記載されている。
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