山羊の歌 (愛蔵版詩集シリーズ)

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  • 日本図書センター
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  • Amazon.co.jp ・本 (166ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784820519959

作品紹介・あらすじ

感動を呼ぶ孤独な魂の告白。

感想・レビュー・書評

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  • 汚れちまった悲しみに

  • 感動を呼ぶ孤独な魂の告白。夭折の天才詩人・中原中也の第一詩集。

  • 紙媒体を手にしたかったが時間の制限もあり青空文庫を通して。

    時間の制限とはあさってに控えた映画鑑賞のこと。感謝祭をはさむ2週間前から開催されてる「大林映画祭」にてトリを務めるのは、昨年2014年公開の「野のなななのか」。本映画祭の開催場所でもあるJapan Societyでのここ数年毎夏催されている邦画映画祭にて出逢えることのできたこの大林監督作品最新作はいろんな意味で度肝を抜かれていた。そのストーリーの中で重要な役割を果たす本詩集については機会があれば是非…とは思っていたが、まさかその映画をもう一度この地の銀幕にて鑑賞できる機会がやってくるとは思いもしなかったので慌ててその世界に改めて飛び込んだ。

    うん、正解。

    あさっての再鑑賞がすごく楽しみになってきた。

    今回の映画祭を通して発見したさらなる驚きは本詩集が他の大林監督作品でも登場する点だった。「SADA~戯作・阿部定の生涯」(1998) においてほんの一瞬口にされ、ちらりと映るのは明らかにこの表紙の本。まさかと思って引いてみると確かに中原中也と阿部定はどう時代に同じ空気を吸っている。最近わかりだしたのは大林監督はこうしたからくりをあちらこちらの映画に仕込んでくる名人だということだ。

    でもやっぱり詩集は慌てて読むものではないな。

    できればゆっくりと、音読しながら読みあげたいものだ。

  • 題字は高村光太郎だそうです。
    文庫は既に所有している為、こちらはコレクターズアイテムとして購入しました。
    シンプルで素敵な装丁。
    持っているだけで嬉しい一冊。

  • 「汚れちまった悲しみに・・・」の有名な歌が収録されている詩集『山羊の歌』です。真っ直ぐな愛(叶わなかったけど、泣)と、孤独を美しく昇華させることに関してはマスター!。昔の言葉遣いで少し読みにくいかもしれませんが、使いこなせたら凄くカッコイイです。ですから何度も反芻して身につけた暁には、密かに学校で流行らせます。

  • 351夜

  • 胸に重く響いて、立ち止まりながらじゃないととても読み進められない。

  • 最愛の詩人。
    言葉の権化。

    全てを何處までも愛した人。

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著者プロフィール

山口県生まれ。東京外語専修科修了。若くして詩才を顕わし、15歳で友人との共同歌集『末黒野』を出す。1925(大正14)年上京、小林秀雄、永井龍男、河上徹太郎、大岡昇平らと交遊し、1934(昭和9)年に第一詩集『山羊の歌』を自費出版する。1933年の結婚後、長男文也を2歳で失ってから心身が衰弱し、1937年、鎌倉で急逝。小林秀雄に託されていた詩稿が、翌年に『在りし日の歌』として出版された。

「2024年 『女声合唱とピアノのための 盲目の秋』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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