- Amazon.co.jp ・本 (172ページ)
- / ISBN・EAN: 9784820566588
感想・レビュー・書評
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無限の時間に連なるような、音楽の庭をひとつだけ造りたい。
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インタビュー記事やエッセイなど、武満の短文を集めた本。
「耳は聞こえているのか」というのは、武満が言うんだからもちろん形而上の話であり、巷に溢れる安っぽい音どもに満足することへの警鐘なのである。
ほとんど一人で、心身を削るように作曲という芸術に向き合っていた人だけに、文章も一事を深くえぐるように綴られる。題材は音楽的遍歴、芸術論、社会の動きなどさまざまだが、抽象的で七面倒くさい言い回しが多く、正直疲れた。
一方、武満のこうした言葉を踏まえて改めて「ノヴェンバー・ステップス」なぞを聴くと、また随所でゾっとすることになる。 -
静かに今の日本を憤っておられる
静かに日本のこれからを憂いておられる
2000年に綴られたものではあるが
武満さんが指摘されておられる
今の日本の数々の事象に対しての思いは
17年たった今も
ますます正鵠を射ておられる
われわれ日本人は
どこに向かっていこうとしているのだろう
私たちの耳は本当に聞こえているのか
私たちの目は本当に見えているのか
私たちの心は本当に考えているのか
われわれ日本人は… -
武満好きですが、何か・・・