新装版 「残業ゼロ」の仕事力

著者 :
  • 日本能率協会マネジメントセンター
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784820718055

感想・レビュー・書評

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  • 時間を区切る。5倍のスピードで仕事する。8時間眠る。それが可能であること。

    ・仕事にせよ会食にせよ、終わりの時間を常に意識し、そこまでの時間を逆算してスケジュールを立てることがポイントです。
    ・その際、部下との軋轢を恐れてはいけません。リーダーがやるといったら絶対にやる、それでいいのです。
    ・人としての野性味です。リーダーにはまったく未知の状況にも動じず、失敗してもへこたれない強さが必要です。
    ・何が会社にとって正しいのかを論理的に考え、なおかつ判断に至るスピードが速く、決断する勇気を持ち、責任を取る覚悟がある。そして、その判断が圧倒的に正しい。そう、トップはこれらすべての点で組織内の誰よりも秀でていると証明して見せなければならないのです。
    ・誰もが大事にしている、義理人情浪花節、この通称GNNは、野性的であるためには、役に立たないので、無視します。
    ・TTP=徹底的にパクるをモットーにしましょう。
    ・この人は仕事ができると思ったら、その人の一挙手一投足をとにかく観察します。辛抱強くそれを続けていると、やがて、その人がどこにどんな工夫をして仕事をしているのかが、見えてくるはずです。そうしたら、それを盗んで自分のものにする。これをしつこく繰り返すのです。
    ・誰にも相手にされなくても、ただそこにいて、にこにこしながら交わされる会話に耳をそばだてているだけで、よだれが出るくらいにおいしい情報が勝手に聞こえてくるのです。・・仕事はゲームと割りきっていれば、自意識のような邪魔なものは脇において、純粋にゲームにかつためにとるべき最善の方法をとることができると思うのです。
    ・ゲームに勝つためには、ゲームにあまりのめりこまない、というのも重要なことです。一歩引いて、戦局を冷静に見つめる目をもっていないと、ゲームをコントロールできず、敵の思うつぼとなってしまいます。

  • 考え方が明確且つシンプル!

  • 要するにホワイトカラーの働き方の話。
    生きがいや自己実現は仕事以外の生活に求める。仕事には過大な意味は持たせず、お金を稼ぐためとシンプルに考える。どうせやらなくてはならないのだからゲームとして楽しんだほうがいい。
    同感です。
    仕事にみっしりと意味をもたせることができるのは、アーティストだけだと思う。

  • 筆者がトリンプの社長として残業をなくした経験をもとに、残業をなくすことの意義や取り組み内容を紹介した本。
    残業は風土の問題であり、残業する社員はそれを正しいと思ってやっている。だから仕事の効率化を図るとともにペナルティを課し、残業が悪いことだという価値観を定着させる。
    「社員が残業を正しいと思っているからなくならない」というのは目からウロコだった。

  • 働くようになったらもう一度読んでみたい本。
    残業ゼロにするためには、若い内にとにかく量をこなしてスピードをあげるということも必要になるであろう。

    仕事はゲーム。
    稼ぐために働くしかない。
    どうせ働かなくてはならないのなら、楽しく働こう。

    そんなことを仰っているが、それは彼に確かな力があるからである。
    誰もが彼の真似をして、同じような思想を持ったところで上手く行くとは限らない。

    私はまず自分で稼ぐ力を身につけたいと思う。
    楽しく仕事をすれば、人生が楽しくなると信じている。

  • 良本でした。単なる小手先の手法ではなく、残業を含めた吉越さんのアツイ仕事哲学が、非常に分かりやすく、説得力に富んだ文章で書かれていました。関連書籍も読みたいと思いました。

  • 本当の人生、"本生"があることを思い出させてくれた本。また、仕事への取り組み方で、さらなる生産性向上が可能であることに気づいた。

  • 残業を無くすからといって、定時になったらただ帰るというわけではない。就業時間内に仕事を終わらせ、結果を出さなくてはいけない。
    日本でいうノー残業デーは仕事は終わってないけど今日は帰りましょう、という感じ。
    本来は就業時間内に仕事が終わるように工夫したり、時間内に終わらない原因・理由を探して改善しないと意味がない。

  • 全ての職種に当て嵌る話ではないと思うが、その切り分けが前提条件として入っていないため、反発を覚える人が多いかも。
    当面、日本は言語の壁や種々要因で「時間単価幾ら」で働く職種を日本人が独占し続けるのかもしれない・・・が、長くは続かないであろうから、傾聴すべき提言だと思う。

  • 著者の考えで、一番納得できるのは「work for life」だ。

    現役を引退したあと、今まで働いてた時間がポッカリ空いてなにもすることがない、という状況は避けたい。
    ワークライフバランスの本当の意味を理解できた!

    本当に充実した最高な人生は現役引退後に待ってる。その人生を送るためには今のうちから準備が必要!

    年を重ねるごとに残業を減らしていき、自由な時間を充実できるよう励もうと思った!

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著者プロフィール

1947年千葉県生まれ。ドイツ・ハイデルベルク大学留学後、上智大学外国語学部ドイツ語学科卒業。極東ドイツ農産物振興会、メリタジャパン、メリタカフェを経て、1983年にトリンプ・インターナショナル(香港)に入社。1987年にトリンプ・インターナショナル・ジャパンの代表取締役副社長、1992年に同社の代表取締役社長に就任。代表取締役在任中に19期連続増収増益を達成。2004年に「平成の名経営者100人」(日本経済新聞社)の1人に選出される。2006年に退任し、現在は、吉越事務所代表。

「2016年 『気力より体力 一流のコンディションを手に入れる 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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