- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784820718949
作品紹介・あらすじ
仕事の失敗や失恋で傷ついた心を癒すために帰省したものの、実家の老舗饅頭屋「たまや」は倒産寸前。さらに意に染まない結婚話まで持ち上がって…。そんな不幸続きの主人公まりものもとに現れたのが、マーケティングの伝道師を名乗る2人組の妖精・ロジーとエモーでした。マーケティングの力で実家の饅頭屋を救おうとする3人は、はたして「たまや」にお客様を呼び戻すことができるのでしょうか?楽しく読んでしっかり学べる売れる仕組みの作り方。
感想・レビュー・書評
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マンガは進研ゼミ的なものなので気にしないとして、全体的にわかりやすかった。
綺麗にまとめられていて、要点が簡単に分かるようになっていた。
さらさらと振り返るにも丁度よいかな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【感想】
マーケティングの基礎を理解するため、漫画仕立ての本書を選びました。漫画だと読みやすく、かつ解説もわりとしっかり書いてあるので非常に学びやすいと感じました。ブックオフで見つけてとりあえず購入した本でしたが、とても勉強になりました。良書だと思います。
【まとめ】
・潜在的欲求を明らかにせよ。そこに訴求せよ。
・マーケティングの理論・型を知れ。そして概念間の整合性を取れ。
・付加価値の前に土台を安定させろ。最低限の機能が無い商品は話にならない。
【要点】
★「知らないけど欲しい」という状態がある。それがウォンツ。潜在的な欲求の存在に気づかせて、それを充足できる具体的な商品をうまく提案できれば、売れる。
・分析の対象は、顧客と競合と自社の3つ。
・差別化にはコストがかかる。コストをかけてする差別化の目的は「競争優位に立つ」こと。競争優位に立たない差別化は意味が無い。
★ターゲットに合わせてコンセプトは柔軟に変える必要がある。整合性は「持たせる」もの。
・ブランドを作るだけでも多くの仕事がある。商品名、ロゴ、キャッチフレーズ、音楽、パッケージデザインetc
・広告・PRは間接的な働きかけ、販売促進は直接的な働きかけ。
・PSM分析によって需要に合った価格決定が出来る。
・企業は金のなる木を作って、そこから出た余剰資金を問題児に回して中長期的な成長を目指す。問題のある案件に当たるのは余剰資金があるから。そしてダメなら捨てられるだけ。
・商売の基本は「顧客満足」を高めること。満足度が高ければリピートが発生し、中長期的なリターンが得られる。
・ライフタイムバリューの最大化がマーケティングのミッション。
★顧客満足を高める鍵は「本質機能」と「表層機能」。本質機能は最低限無いと話にならない。そのうえで独自の付加価値を付けることで満足度が高まる。
・上位20%を大事にする。
・リピート性のある商品ほど、顧客満足が重要となる。
(※個人の解釈を含みます) -
一般的なマーケティング理論について、漫画仕立てで紹介してあります。
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マーケティング初心者にも分かりやすい内容。
マンガパートよりもテキストパートの方が多いけれど、それも含めて、基本が頭に入るまでは見返したい。 -
マーケティングの基礎を学んだ
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●マーケティング基礎の概念や法則が章ごとに記されている。パターンや例など詳細に記されている部分もあった。
●最初は、マンガ部分を中心に読み、文章解説部分はサーっと流す。その後もう一回しっかりと理解しながら読むのがよいかも。
本当に初めての人は、いきなり大量の名称が出てきて頓挫するかもしれない。
●私は、これより更に初学向けの一冊を読んでからの読書だったため、ある程度分かる部分と、初学の部分の判別がつきやすかった。 -
最初に読む1冊目としては良かった。
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基本的な考え方を整理し直せました。
マンガといいながら文章の分量が多くてスラスラ出はなかったですけど、全体像の再確認を一日で済ませたいときにはベンリカナという感じ。
立ち向かうべき経営課題がはっきり頭の中にある状態だと、それをイメージしながらいろんなフレームワークに短時間で当てはめながら思考実験できるのは便利でした -
このシリーズは、それなりにマンガも面白く勉強になるのだが、それ以上にテキストでの解説部分が多い。
この部分をもっとマンガに練り込んでくれたらなぁと思う。
書かれている内容自体は色々なマーケティングの本に書かれているものと大体同じ。そういった意味ではマンガが入っている分取っつきやすい -
「マンガでやさしくわかる」なのに読むのに結構時間がかかった。。。マンガと解説があまり繋がっていない気がする。
マーケティング入門という意味では、「白いネコは何をくれた?」の方が好き。