世界No.1コンサルティング・ファームが教える成長のルール ハイパフォーマー集団が大切にする3つの仕事力

著者 :
  • 日本能率協会マネジメントセンター
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784820719113

作品紹介・あらすじ

なぜアクセンチュアの社員は成長が早いのか?最初の1年でビジネスパーソンとしての土台を築く仕組みがあるからだ!

感想・レビュー・書評

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  • 枯れた汎用技術を従来と違った角度から活用する

    「成果物に求められる品質を最初に確認する」

  • サクッと読めた。”「できる、できない」ではなく、「やる価値があるかどうか?」の一点で判断する“、”自分のシルバーブレッド、自分の看板を即答できるようにする“。

  • アクセンチュア1年目社員が学ぶマインドセット。もっと若い時に読んでいたかった。良書です。

  • はいパフォーマーに必要な3つの力は未来を描く構想力、多様な人材を生かせる人間関係構築力、成果を出す。やり切る実行貫徹力、の3つである。

    自由と言う言葉は、自らによると書くように自分自身に耐えられる状態を作り出すと言うことです。あなたが好きなことをやりたい自由にやりたいと思うのであれば、他の人では代わりができない、唯一無二の存在になることを目指すべきでしょう。そのためには今いる場所今やっている仕事でナンバーワンになることです。

    伝説の鬼10則と言う行動規範の中にも自ら流れを作り出すことの重要性が繰り返し説かれている。

    私株式会社を舵取りする上で、入社して何年か過ごした結果としてそうの知識やスキルが溜まっているかと言う点を確認する必要がある。
    BSとしては、持っている知識やスキルに偏りがないか自分の身をおきたい方向性とずれていないかと言う件を確認する。自分の資産を確認した時、市場価値と言う点で含み損を抱えた資産が多いのであればポートフォリオの組み換えも視野に入れるべき。またTL損益計算書の考え方としては、直近1年で学べたものとそれにかかった時間のバランスはどうだったかを確認すべき。

    より高い成果を上げるには試しながら品質を作り込む方が効率が良い。そのために3つのルールを覚えておく必要がある。1仕事は与えられた時間まで膨張する(パーキンソンの法則)、2成果物に求められる品質は最初に確認する、3ベストな答えよりもフィージブルな答えを目指す。

  • 2021/07/20

  • ・ハイパフォーマーには3つの要素がある。未来を描く構想力、多様な人財を活かせる人間関係構築力、成果を出すまでやりきる実行完徹力。
    ・社長や部長といった「長」がつく人はどこにでもいる。そうではなく「者」のつく人間にならないといけない。
    ・顧客は誰か?顧客に対してどんな価値を提供できるのか?という軸を予め決めておく
    ・周りから消費されるのではなく、未来に対して投資をしていくこと
    ・やる必要のない仕事を上手にやったところで意味がない
    ・もし〇〇だったら、どうするだろう?と仮説で考えてみる
    ・多様な価値観で議論するときには、誰にもブレのない、客観性のあるモノサシを提示できるかが重要になる

  • ・定期的に何度も読み返して、今の自分との対比で足りない点を炙り出して、PDCAを回していきたい。

    〈感想と適用〉
    ・定期的に読み返したい
    ・地上戦的な点に説明が割かれ、非常に参考。何しろ足りないので、私。

    〈要点〉
    ○なぜ成長が早いのか:3つの力を持っているから
    ①データと現実を結びつ、未来を描く構想力
    ②テクノロジーとビジネスを繋げ、実行し、軌道修正し、成果出すまでやりきる実行貫徹力
    ③多様な価値観を持つ人材と協働出来る人間関係構築力

    ○どういった心構えが必要なのか:
    ・速さ×方向性
     →方向性は自分がなりたい、勝ちを決める。自分のモノサシを持つ
     →方向性を持ち、取捨選択をする
     →方向性については、出来る出来ないではなく、やる価値があるかどうか
     →他人と比較するのをやめる。昨日の自分と比較する。

    ・顧客は誰か、顧客対してどんな価値を提供できるのか、もしくはしているのか
    ・1つ上の目線を持ち、行動する

    ○どういった行動すべきなのか:
    →○チャームの獲得
    ・誰か困っている人がいれば手助けする
    ・話の途中で否定的な反応をしない
    ・分かりますではなく、共感する(=大変でしたね)
    ・どんな親しい人でも少し踏み込んだ質問していいかを訊く
    ・事象ではなく、なぜそう考えるのかを訊く
    ・悩みなんかないですよね?、と引いた訊き方する
    ・正しいと思ったことは、その場でしっかり伝える
     →相手の立場を尊重する切り出しをする。
      └きっとあなたなら分かっていると思いますが、あなただから言いますが、
       一緒に考えさせて下さい
    ・最初の入りで相手との距離を縮める。:身の周りや、感じたことなどの自分事
    ・五感に訴える
    ・相手が聞きたいことを話す
    ・情熱を伝える=夢を伝える
    ・可愛がられるために:時間ではなく会った回数、人間的側面を知る

    →○職場での振る舞い
    ・いまここに自分がいる価値は何かを考える
    ・将来やりたい事を上司の宣言する
    ・組織で存在感を出すには、発現量を増やす。
    ・上司に伝える:建設的な自己主張、成長に繋がる体験談、自分の夢や希望を伝える
    ・議論の場では自分の主張を抑え、一歩引いている意見を糊付けする人になる
    ・周りにいるプロを使いながらすすめる
    ・自責ではなく再発防止

    →○思考の型
    ・この問いでいいのか、何に答えるかを確認する
    ・もし○○だったらどうするか、を考える。→〇〇にプロヂューサーの思考をinput。
    ・周りにある様々なモノやコトを、横展開や他に適用出来ないかを考える
    ・やるか、やらないかではなく、仮にやるならどうすればうまくいくか

    →○自己マネジメント
    ・決まった時間に、勉強机に座る。勉強する。
    ・自分が価値を出せる領域に力点を置く
    ・朝は考えて、夜作業する
    ・成果物の品質は最終に確認する:いつまでに、どのレベル
    ・ベストではなく実行可能な答え

    〈その他〉
    1. 今月 を 振り返る と、 どんな 月 だっ た か?   それ は どういう 理由 で そう 思う のか? 2. 今月 実現 でき た 大切 な こと、 意味 の ある 行動 は 何 だっ た か? 
    3. 今月 実現 でき なかっ た 大切 な こと、 やれ ば よかっ た 行動 は 何 か?
    4. 来月 は 何 に チャレンジ する か?   逆 に 何 をやら ない よう に する のか? 
    5. 来月 は どんな 月 に し たい のか?

  • //破棄

  • オーディオブックにて視聴。
    前半はなんかどっかで聞いたことがある内容が多いなぁという感じは受けたけど、いくつかハッとさせられる内容もあった。この手の本をよく読む人は目新しさを感じられないかも知れない。

    また、この方自身が凄く良く出来る方なのだろう、明日からすぐ実践という割には内容はやや抽象的だなという印象。

    例えば「銀の銃弾を持て」というアドバイスはキャッチーだが、システム屋の世界には「銀の銃弾などない(何にでも使える万能のやり方はない)」って別の格言もあるので、何故アクセンチュアの人がこのワードを使うんだ・・という違う角度の事がきになったりもした。

    ハイパフォーマーの3要素
    ・未来を描く「構想力」
    ・多様な人材を活かす「人間関係構築力」
    ・決めたことをやり抜く「実行貫徹力」

    といわれればまぁ、反論の余地は特にないのだけど、この三つのどれかを長じさせるだけでも大変なことだ。僕なら若い人に仕事を教えるなら、同じこの3要素に対して次の様にアドバイスする。

    ・未来を描くためには「今」を知る必要がある。
     新しいことを考えるなら「何が普通で、何が普通でないか」を
     見極められる程度の知識を蓄えよう
    ・まずは自分の足らない部分を「他の人(特に先輩)」を
     使ってどう埋めるかを考えよう。他の人の能力を見極め
     上手く組み合わせる目と、協力を引き出すスキルが磨かれる。
    ・実際の所「実行する」ことはとても難しい。難しい事ほど先送り
     したいという真理が働くし、手を付けてもアレコレ悩んでしまう。
     まずは「手を付ける」ことの障壁を引き下げる為に5分だけでも
     取り組むところから始めよう。やってみて悩んだら相談しに来て。

    この3要素は確かにとても重要だけど、それだけに簡単な事ではない。むしろ、実行貫徹力ひとつだけで本が1冊以上書けるぐらい難しい。

    そんなわけで、この本については「(企画屋orコンサルとして)ハイパフォーマーと呼ばれる人になるための方針と心構えを分かりやすく解説します」本だと捉えるのが良いと思う。この本でハイパフォーマー像を掴んだ後は、自分なりに考えて工夫するもよし、この本に書かれているようなxx力について書かれている本を読むも良し。つまりは、入門書、ですな。

    10年選手の僕としては、もう一段レベルアップするためのブレークスルーポイントを求めていたので、本書は少し”初歩的すぎた”感はある。ただ、いくつか「あー、こういう点は僕には足りてないな」と今の自分とハイパフォーマー像を照らして考えられたのは良い発見だったと思う。

  • アクセンチュアという会社があります。

    アイルランドに登記上の本拠を置く、
    世界最大の総合コンサルティング会社。
    売上高300億USドル、従業員数約37万人という
    コンサル会社としては世界最大規模の会社です。

    本日ご紹介する本は、
    同社に所属する人材戦略の第一人者が、
    能力開発に活用してきた「成長のルール」を紹介した1冊。


    ポイントは
    「目的と手段」

    本書では、人生の目的は
    何かを成し遂げることではなく、どういう人になるかであり、
    何かを成し遂げるのは手段であると主張しています。

    そしてそのためには、今やっている仕事で
    ナンバーワンになること。
    自分がやっている仕事の土俵をナンバーワンになるまで、
    小さく分解していくことなどが書かれています。

    何かを成し遂げても、
    そのことは時間がたつと陳腐化したり
    いずれ使われなくなることもあります。

    しかし、そのことで自分が成長できれば、
    成長した自分は、その分周りに役に立つことができます。


    「成長」

    成長とは、出来なかったことが、出来るようになること。

    そして、成長は資産と同じく「複利の効果」が働きます。

    成長(出来ること)が積み重なることで、
    自分の力量の影響範囲はどんどん広がっていき
    より大きなことができるようになってきます。

    何かを成し遂げることで、
    自分が成長できるということが重要です。


    「価値」

    何か課題やテーマがあったとき、
    それは”出来るのかどうか”ということを
    まず考えてしまうものです。

    まず考えないといけないのは
    ”できるかどうか”ではなく、”やる価値があるかどうか”

    それは、どれくらい価値があることなのか
    ということを考えてから、
    取り組むかどうかを決める習慣が大事です。

    ぜひ、読んでみてください。


    ◆本から得た気づき◆
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    人生の目的は何かを成し遂げるではなく、どういう人になるか
    自分がやっている仕事の土俵をナンバーワンになるまで、小さく分解していく
    会社の方向性を見ながら、新しい領域に早めに飛び込んでいくこと
    周囲を引きずり回せ、引きずるのと引きずられるのでは、将来天地の開きができる
    自分の力量の影響範囲が「昨日の自分」より広がったかどうか、で成長の年輪を測る
    できるかどうかを考えない、やる価値があるかどうか。
    正しいと思ったことは、摩擦を恐れずしっかり伝えていく
    自分が話したいことではなく、相手が聞きたいことを話す
    計画を考える「思考」の速度ではなく、「試行」の速度を上げていくこと
    ムダに頑張らないでもいいように頑張ることが大切
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    ◆目次◆
    はじめに なぜアクセンチュアの社員は成長が早いのか?
    第1章 これからの時代のハイパフォーマー
    第2章 ハイパフォーマーをつくり上げる基本姿勢
    第3章 学ぶ力を磨く成長のルール
    第4章 構想力を磨く成長のルール
    第5章 人間関係構築力を磨く成長のルール
    第6章 実行貫徹力を磨く成長のルール
    おわりに Go for it! (やるしかない! )
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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著者プロフィール

PwCコンサルティング合同会社パートナー。著書に『世界No.1 コンサルティング・ファームが教える成長のルール』などがある。組織人事のオピニオンリーダーとして、専門誌での連載、講演実績も多数。

「2020年 『ミドルマネジメントの正解』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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