- Amazon.co.jp ・本 (177ページ)
- / ISBN・EAN: 9784821143146
感想・レビュー・書評
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これは本当に面白かった。夫婦の合作マンガの傑作です。
医療者はこういう治療がうまくいかない人にはあまり光を当ててこなかった(本能的に見たくないから)。患者目線で婦人科診療や漢方医療について、ぶっちゃけトークが連続。でも、治療がうまくいかない人こそ、僕らが真摯に対峙すべき人たちなのだと思う。いつもそう思う。
まあ、マンガで医療について語るとか、あまり好きではないのだけど(マンガはマンガとして見たい)、いろいろ考えさせられました。
それにしても、某大学病院はほとんど実名で出てますが、まあ昔の話としてよいのでしょうか、、、、詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
10年の不妊治療に取り組み、最後に選んだのは「ふたりで生きていく」こと―。
紀行漫画を書くイメージが強かったので、読み始めて驚きました。
不妊治療に関する本は、治療効果が出た場合もしくは現在進行形で頑張ってます、が多いので、こうして結論を出した形の終わり方は初めて目にしました。
私はまだ病院の扉を叩いたくらいの新参者ですが、色んな治療で涙したくなる気持ちはわかる、と思いました。
こどもは可愛い。子は鎹、という諺も真実。でも、二人でいるために結婚したんだよね、という気持ちを再認識させてくれる一冊でした。
女性の、男性の治療の辛さや本音がきちんと記されていることも勉強になりました。 -
こんなに酷い病院あるの??あるんだろうな…と、お二人の気持ちを考えると泣けてきました
世の中色々な人がいて、子供を欲する人そうでない人、欲しているができない人、気持ちを理解し合うとまではいかなくても それぞれの幸せを見つけられるといいなと思う -
旦那さん→奥さんの言葉遣いが乱暴なのが好きじゃなかった。愛があるから本人たちはOKなのかもしれないが……
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自分も同じ経験をしているため当時のことを思い返しながら読んだ。
当時も今も思うのが、0円でできる人もいれば何千万もかけてもできない人もいる。
努力とお金をかけても結果が伴わない可能性があることに気持ちも体力もなくなっていく。
今まで自分の努力で立てた目標や、望んだ環境を手に入れる事ができてきたが、唯一子供だけは自分1人の努力だけでは叶うことができない希望だと思った。
この話だけではなく、物事を始める決断より、止める決断をする方が難しいと思う。サンクコストもあるしもしかしたら次こそは…と諦められない時もあると思う。
気持ちや体力やお金など何かに限界を感じ止めることが多いのだと思う。
どちらの結果を選択したとしても自分の人生を生きていくと決めて生きて行くことが一番なのではないかと改めて感じた。
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不妊治療についても調べた中の一冊。
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この二人の余りの仲の良さを目の当たりにすると、「結婚したら子供がいるのが当たり前」と考えていた自分が恥ずかしく思えてくる。
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不妊治療がこんなにツライものなんて。痛いとか金銭的なものももちろんあるが一番許せなかったは有名どころの病院の医師の暴言と態度ですね。最後のかよさんの振り向き笑顔で泣いてしまいました。ぜひ!