偽りの婚約者とくちづけを (フローラブックス グ 1-1 麗しのメリデュー姉妹 1)

  • ぶんか社
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本棚登録 : 59
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (575ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784821151721

感想・レビュー・書評

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  • つくづく自分は不真面目なヒーローが好きなんだなと。ヒロインとの会話がおかしくって身がよじれた。
    あらすじでヒロイン達姉妹が祖父から虐待をうけていると書いてあって、読んでみたら本当に虐待だった。いろいろと切ない箇所もあるけど、ヒーローが頼もしいので安心して読めた。続きも読む。

  • 19世紀のイギリス。両親を亡くした五姉妹は、祖父から毎日のように虐待を受ける日々。なんとか逃れようと、長女プルーデンスは大叔父に助けを求めた。そして、妹たちを社交界にデビューさせるために、自分はすでにディンスタンブル公爵と婚約していると嘘をついてしまう。公爵邸でそんな彼女を待っていたのは、公爵のいとこのギデオンだった。事情を知ったギデオンは、彼女に突然キスをしてきた。それは、挨拶というにはあまりに深くて素敵なキスで…。

    祖父が酷すぎる。その点だけは物語に影を落とすが、全体に明るくて前向き。姉妹のなかで一番平凡なヒロインが長女として頑張る姿がいい。またヒーローはなんだかんだ言ってヒロインにぞっこん。

  • 両親を亡くし、引き取られた祖父から酷い虐待を受けていたプルーデンスと4人の妹。ようやく逃げ出し、大叔父の元に逃げ込んだ。妹の結婚相手を見つける為、自分は公爵と婚約していると嘘をついた為、釈明すべく公爵を訪れた。公爵と思っていた相手は従兄弟のギデオン。両親が起こした事件で愛を避け、放蕩者として暮らしてきたギデオンは一瞬で恋に落ちた。取り繕う為についたプルーデンスの嘘をギデオンのイラッとさせる話術がさらにややこしくいていく。茶目っ気たっぷりのギデオンだが、身を呈してプルーデンス守り、自分の事は二の次でプルーデンスがその時、何を必要としているかを感じ取り、最善の行動をとってくれる。プルーデンスを褒め称えているはずが、誤解を生む所もちょっと抜けていて良い。お気に入りヒーロー三位に決定!!
    ギデオンの従兄弟の公爵エドワード、叔母のオーガスタ、プルーデンスの大叔父オズワルドが話をとても盛り上げてくれる。悪者にも悲惨なラストが用意されているのも良かった!!

  • 麗しのメリデュー姉妹1
    ヒーローのギデオンが好きで何度も読んでしまう作品。
    よくある放蕩ヒーローがヒロインに出会い一途に、という話だけどギデオンのユーモアさが最高。ヒロイン・プルーデンスの境遇を考えるとすっごいシリアスな話になってもおかしくないのに、このヒーローのおかげでくすっと笑えるシーンなんかもあって読みやすい。
    不器量と言われるプルーデンスが可愛く見えて仕方ないギデオンと従兄の公爵との会話のすれ違いっぷりが最高。末っ子のグレースとのやり取りも可愛い。
    苦労人の長女という設定に弱いのでギデオンにうんと幸せにしてもらうんだよ~と謎のおばちゃん目線に。元?婚約者が最低な人間だったので余計ギデオンの人格者っぷりが輝く。
    ヒロインを全力で守るヒーローは最高だ。

  • 周りから不細工とみられているヒロインがなぜかヒーローにだけ美人に見える ヒーローは美的感覚が周りとずれているって事かw

  • 放蕩貴族のヒーロー物。
    ヒーローとヒロインの会話は面白かった。
    しかし、婚約者とヒーローの間で揺れ動く後半ではヒロインに共感できなかった。どうみてもヒロインは婚約者に騙されているし、ヒーローの方がかっこいい。それに気づかないヒロインは、まどろっこしい。

  • 祖父がクソジジイすぎる…。婚約者も最悪。プルーデンスは気丈な子だ。

    グレースがやんちゃなとこもありつつ可愛くていい。

  • 〈メリデュー姉妹のシリーズ 1〉姉妹の中でも一番普通の容姿のヒロイン。祖父からの虐待の連鎖を断ち切ったヒロインの勇気ある行動に大拍手。ヒーローが優しいのよー。

  • 祖父からの虐待に遭いながらも長女として妹たちをひっぱってきたヒロインにようやく救いの騎士が現れる。でもヒロインには古い婚約者がいて彼を裏切るわけにはいかないから、頼れる肩にも甘えられないんだよね。頑なヒロインは好きじゃないけど、この作品は仕方ない。物語が二転三転どころか四転、五転…素直になる暇ないんだから。悪役のせいで悲壮感漂う物語であっても、放蕩者だったヒーローがヒロインしか目に入らないメロメロっぷり(本人が自覚している以上にメロメロ)に暗くなりすぎないのがいい。元放蕩者だけあって女心をくすぐるのがうまくて、妹達をレディとしてもてはやしたり、きわどいジョークで緊張をほぐしたり、常にユーモアを忘れないのでふざけた様子に見えるようで、その裏には常にヒロインを思いやる心がある。そして、窮地に陥ったヒロインを助けに現れるところはまさしくヒーロー!!
    改心した放蕩者ヒーローで一番好きな作品。

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