性別が、ない! (14) (ぶんか社コミックス)

著者 :
  • ぶんか社
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (142ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784821175536

感想・レビュー・書評

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  • 思えば、ものすごく長く続いていますよねぇ。
    多分、10年以上。

    この10年で、ちょっとでも、セクマイな人が生きやすくなっているのなら、それに関して、新井 しょうの存在は大きいと思います。

    坂本ちゃん、久しぶりに聞いた名だ。電波少年一時期、見てました。

  • 前巻の感想にも書いたが個人的に、中高生に読んでほしくて、図書室に置いて欲しい漫画の一冊
    生徒間で論戦する際の題材に最適となるであろう、荒川弘先生の『銀の匙―Silver Spoon―』や森恒二先生の『自殺島』とは違った毛色の、テーマを提供してくれそうである
    コミカルだが、決して不真面目ではない点が、非常に好感が持てる
    十数年前ならいざ知らず、今は男と女、この二つに無理矢理に分けると、巧く回らないような世界になった
    自分の身体と心の性別の相違、恋愛対象、など性に関した悩みを持って苦しんでいる生徒を見つけ出して、“普通”じゃない少数を傷つける事を躊躇わない大勢の前に「君は一人じゃない」などと薄っぺらい信念で引きずり出すのではなく、「まず、誰かに相談しなきゃ始まらない」と生徒に気付いてもらって、相談しに来やすい雰囲気を纏えるように、先生らには読んでほしい
    学校って閉鎖空間の中では、生徒にとって教師が一番、頼りにできる、頼りにしたい大人なんだから、多くの知識と柔軟な考え方を持ってるべきではないか?
    もちろん、前時代的な考えの全てが悪いとは言わないが、時代が変われば、生徒の悩みも変わるのだ。一年前には効き目のあった助言も、今年になれば、相談に来た生徒の心に深い傷を刻んでしまうものになりえる、そこを察せるだけの教師らしい姿勢ではいて欲しい
    まぁ、ここまで偉そうに語ってしまったが、とどのつまり、この本を読むと、自分の性に関する悩みが、特に特別なもんじゃなく、それなりに有り触れた、その気になれば笑い飛ばせる、と気付けるので、悩んでる人も悩んでない人も、とりあえず読んで、笑って、自分の人生観の補強にしてくれればいい
    ぶっちゃけ、性別くらいで関係性に亀裂が入るようなら、そんな相手とは付き合わない方が、お互いの人生にとってはイイ。男だろうが女だろうが、馬が合う時は合うし、合わない時は合わない。一緒にいて、居心地が良ければ、性別なんてどうでも良くないか?
    この巻には、大阪でのサイン会、沖縄自転車一周旅行、先生の家購入、名古屋タイフェスティバルの他、いつも通りの恋愛やセックス、性別についての回答がメインで収録されている
    自分が気になったのは、世界最大のGと触れ合えるらしい日本モンキーパーク

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