見逃してはいけない血算

著者 :
  • 日経BP
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  • Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784822200954

作品紹介・あらすじ

血算と病歴から、可能性の高い疾患を診断する!
若手医師から寄せられる質問、疑問にも答えます。

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◆ポケット版カード◆ これだけは覚えておきたい 「血算データ早見表」付き
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日常診療に用いられる臨床検査のうち、最も頻度高い項目が「血算」です。

臨床医は、血算を始めとする臨床検査結果と症状・病歴から原因疾患を鑑別し、治療方針を決めます。血算の的確な読み解き方しだいで、疾患推定はスムーズになりますが、実際には血算の情報を十分に活かしきれていない医師は意外に少なくありません。血算から得られる所見を見落とし、診断や治療が遅れてしまうケースもあります。

本書では、血算結果と症状、病歴、他の検査所見を組み合わせ、総合的に診断する考え方をまとめました。見落とされやすい疾患や、治療が遅れてヒヤリとした実症例を示し、鑑別診断をする上で注目すべき血算の勘所を解説しています。

ケースとして取り上げるのは、実際に鑑別診断した事例、聖路加国際病院での教育カンファレンス事例です。臨床現場に即した内容になるよう、研修医と著者との対話を基に作成しています。

基礎編では、小球性貧血、大球性貧血、網赤血球増加、赤血球増加など、13テーマの症例を提示し、鑑別診断の方法を説明。応用編では、基礎編で得た知識を用いて、症状に応じた緊急度や重症度の評価の勘所を示しました。臨床に直結した鑑別診断のポイントが詰まった一冊です。

血液疾患に限らず、感染症、癌、膠原病、肝疾患、内分泌疾患、消化器疾患など、さまざまな疾患・病態の診断にも大きく関わる血算の読み解き方は、研修医、若手血液内科医をはじめ、全ての診療科の臨床医、検査技師に役立つ内容です。

感想・レビュー・書評

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  • 貧血の割に高度の小球性をみたれサラセミアを疑う

    貧血に対する輸血の適応はHb7g/dlが目安だが、進行速度、症状バイタルによる。バイタルやばければ10でも適応、鉄欠乏性貧血で歩いてきたなら4でも鉄剤

    自分がどんなにつらいときでも相手のことを思いやる

    体位変換による偽性貧血
    臥位では血漿量増加してヘマトクリットがさがる
    一人の人間として心揺さぶられる経験が重要

  • 北里大学医学図書館OPACへ
    https://saosrv.kitasato-u.ac.jp/opac/opac_link/bibid/BB10145202

  • WH120

    『押さえておくべき血算の値とは?病歴と血算から"反射的"に診断するための、血算の読み解き方。本書では、血算結果と症状、病歴、他の検査所見を組み合わせ、総合的に診断する考え方をまとめました。見落とされやすい疾患や、治療が遅れてヒヤリとした実症例を示し、鑑別診断をする上で注目すべき血算の勘所を解説しています。』

    【基礎編】
    1 小球性貧血
    2 大球性貧血
    3 網赤血球増加
    4 平均赤血球容積の変化
    5 赤血球増加
    6 相対的赤血球増加
    7 血小板減少
    8 血小板増加
    9 白血球増加
    10 好酸球増加
    11 汎血球増加
    12 白血球減少
    13 汎血球減少

    【応用編】
    14 貧血
    15 血小板減少
    16 白血球増加
    17 汎血球減少

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