- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784822245689
作品紹介・あらすじ
人は、なぜ自転車に乗れるようになるのだろう?人は、なぜ逆上がりができるようになるのだろう?からだに聴くから脳に効く。創造性への果敢な踏み出し。本書で展開するのは、身体行為を含めたイメージの活用法であり、イメージを通じて経験の動きに自在さを獲得することである。
感想・レビュー・書評
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経験の仕方を変えることで壁を越える。
身体は、だんだんわかる。
「わかる」から「できる」へ。
知識を能力に変える。 -
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読了。オートポイエーシス....
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正直なところさっぱり分からなかったのは、この本が僕がこの世界で経験してきた(したと無意識に思ってきたもの)とは全く違ったものを描いているからなのでしょう。その意味で、この本はまさに自己啓発本といえます(とはいえ、自己啓発本というと別のニュアンスになってしまいかねないのですが)。そこには、脳を揺さぶるどころか拒絶しかねないほどの衝突があるかもしれません。
○じつは人が分かっていることというのはごくわずかで、そこには「分からないけど何故か可能である」というような経験の世界がある。そして、その経験を問う点で哲学と繋がるのだろうし、場合によっては何かと接触して変わってゆくというところでオートポイエシスなのでしょうか。
僕にとって最も入りやすかったのは、「浦島太郎」やカフカの「掟の門」がでてくる前半でした。こういう問いかけるような読み方は、先日読んだ読書論のお話とかなりかぶってくるからです。”そういう物語”として処理し、自明視していたところに”待った”をかけてみるという姿勢が、経験の世界を変えてゆくはじまりなのでしょうか。そして、この本でおもに扱っている「身体」というのは経験の最たるもの。もしこの身体の世界を広げてゆくためにはどうしたらいいのだろう。その答えがあるかもしれません。
つぎに、理解はともかく意外と入りやすかったのは最後の「Exercise ∞」。なぜならこういう理論的ともいえる説明は調べながらでも読めばわかるので。けれど、それ以外の章は自分で考えながら読まないと何一つもわかりませんし、下手をすれば読んだって体験してみなければわからないのかもしれません。その意味で、とても読み応えがありますし、面白い本だと感じました。が、理解しながら読めたかというと……。哲学は難しいなあという感想にたどり着きかねません。 -
読んだ時は確かに昂奮した。だが抜き書きしたテキストを読み直しても何ひとつ思い出せない。しかもテキストはいずれも短いときたもんだ。加齢のせい、ではない。多分。きっとオートポイエーシスよりも著者の表現力に胸をときめかしたのだろう。
http://sessendo.blogspot.jp/2013/10/blog-post_4222.html -
この本は、いわゆる何かの技術を獲得するためのハウツー本なんかでは全然なくて、「発達をリセットし、新たな能力の形成運動を引き起こすこと」を目的とした「多様なエクササイズ」を設定している。
正直な話、一回読んだだけではまったくちんぷんかんぷんで、何がおもしろいのかもいまいち分からなかった。部分的におもしろい話はもちろんあった。例えば物語イメージの活用のところで出てくる浦島太郎の話や掟の門の話。
でも読んでみて、「あーそうか!よし、明日からはこういうふうに考えみよう!」っていうような気持ちにはならないし、そういうことを本書は目的としていない。
たぶん、しばらく時間がたってみてからもう一度この本を読むと何かかしら見えてくるものがあるのかもしれない。
とりあえず河本さんの別の本を読んでみよう。 -
現代は生きていて「当たり前」といわれるものに何の疑問も感じない世の中である。しかし、疑問を持たずして変化や進歩が生まれないことも知っている。ほんの少しの疑問で世界を変えていくことこそが現代の中で自分をしっかりと持てることになると思う。何かを変えたい時にこそ「脳を揺さぶって」みるとよいと思う。先入観だけで生きる若者にはぜひともこの発想力を持ってほしいと願いたい。
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合わなかった。
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河本先生によるオートポイエーシス入門書。
いろいろな話題が豊富で最も万人向け。