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この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
開発畑の人間が常日頃なんとなーく思っていることをキレイに まとめてくれた一冊。コンゴ民とか、アフガンとか、そうそうそうそう!!!!って、同僚以外わかってくれない話しに頷きながら一気に読了。
内容は、学生の時に勉強したことや、仕事をしてるとなんとなく感じることだったりでした。
本文の主旨に外れるけど、「心理学者によると、人間のおよそ3%が性格になんらか異常がある」っていう件を読んだとき、なんか憑き物が取れた(笑)会社にこいつ本気で頭おかしいんでないのか?って奴が存在している理由が判った…
最底辺の国について知りたくて読書。 著者はアフリカ研究の専門家なのでアフリカについての説明が多いが、アジアにも最底辺国は存在する。ちょうど今、日本からPKOで南スーダンへ派遣されているニュースが報道されている。まず東アジアに住む私たちにとってアフリカ大陸は精神的にも物理的にも遠い。最底辺の国といっても個々で抱えてる問題も異なる。中国はマクロ的な戦略としてアフリカ諸国へ投資を進めている。では日... 続きを読む »
再読:本書はこれまで語られてきた10億人の豊かな世界とそれ以外の発展途上国という二層の図式から、途上国にはさらにその下、最底辺に10億人の発展から取り残された人々がいると語る。 このうち発展途上国に住む人々は、今はまだ貧しいかもしれないが国家は確実に経済成長を続けており、文字通り発展の途上にある国々であり、本書の表現を借りれば「時の流れは彼らの側にある」人たちの事である。 しかし一方で最底... 続きを読む »
すべての社会には紛争があり、紛争は政治につきものである。底辺の10億人の国に際立つ特徴的な問題は政治紛争なのではなく、その形式である。内戦とクーデター、この2つの政治的紛争のコストは大きい。
資源が乏しい内陸国は、近隣諸国にチャンスがない場合には、成長の停滞を余儀なくされる。
もっとも資本の乏しい国により大きな資本が流入しない理由は、劣悪なガバナンスと政策にある。
発展に失敗し、完全に取り残された最低辺の10億人の国の貧困解決に必要なことは何かを論じている本です。 最底辺の国々は罠(特に紛争、天然資源、内陸国である、小国であるが故の悪い政府統治)によって開発に失敗し、そこから抜け出せない状態に陥っています。 そして、一般的な国では成功する援助・支援も、援助・支援が正しく行われる仕組みが整っていなかったり、またその能力がないため失敗してしまう。また、仮に... 続きを読む »
110902byTeru-san --- 第一部 なにが本当の問題なのか? 第一章 脱落し崩壊する最底辺の一〇億人の国 第二部 これらの国を捕らえる数々の罠 第二章 紛争の罠 第三章 天然資源の罠 第四章 内陸国の罠 第五章 小国における悪いガバナンスの罠 第三部 グローバル化がもたらしたもの 第六章 世界経済の中で好機を逸する最貧国 第四部 われわれのとるべき手... 続きを読む »
興味深い。底辺の10億人とは、経済成長に乗り遅れ、低成長/衰退の罠にはまっているという事例が紹介されている。
個人的には、最近の日本の衰退も、こういった最底辺国と同じ根を持つ罠にはまっているのではないかと思われる。対岸の火の話ではない。
アフリカ経済の世界的な権威であるオックスフォード大学教授ポール・コリアーが示した本書。
貧困の本当の問題は何なのか、著者は四種類の罠によって底辺にある国々について説明しています。
その中でも第二部第四章“内陸国の罠”については全く知識がなかったので大変学びの多い章になりました。
そして、前半に述べた罠という貧困国の問題を、
後半ではそれぞれの罠が今までどうして壊せなかったのか、そしてその罠を、今後避けるために必要な4つの方法を論じています。ただ、国家レベルの話が少し主だっていて身近に感じることはできませんでした。
この本を通して、「最底辺にある社会の変革は、内部から行われるべきである」と何度も書かれてあります。
現地のニーズを聞いて一緒に内部から壁を壊していく、僕も永遠の課題だと感じます。
貧困国、主にアフリカのことを書いているのだけど、とにかく冷静に分析している。内容は確かなデータと分析でリアルにアフリカの現状をつづっている。こんなにも貧しく、助けることができない現状。社会貢献が一種のブームみたいになっているけど、そんなレベルでは全く届かない問題。それでも何かできることはないか提案している著者。
まだまだ知らない世界がありすぎる。
ゼミで取り扱った本。
なぜ貧困国は貧困から脱することができないのかについて、4つの罠とそれを解決するための4つの手段について、実証を基に細かく言及された本。
援助が機能しないのはなぜか?貿易政策はどのようにあるべきか?などなど。
とても勉強になった一冊。内容もとても楽しかった。
ただ、この本にも限界は感じる。貧困解決がそれほど容易でないことはわかる。だから解決策を提示しにくい部分もあることはわかる。わかるのだけれども、もう一歩踏み込んだ内容を、と言ったところが随所にみられた。
でもそのような高望みをしたくなるくらいいい本であることも確か。
現存する世界の問題で最も解決困難な問題の一つ。本質的にアポリアなこの種の議論にまっとうな方法で原因の解明と解決策の提示を行っている点ですばらしい人だなと思った。間接的には第一世界の人間に影響のあることなのでぜひ一読されたし。
レビューを書いたけど保存し忘れた?
貧困の罠がいくつかある.
* 内陸国であること(海のある隣国に依存)
* 資源があること(争奪戦から内戦になりやすい)
* 内戦 (内戦は繰り返しやすい,そして貧困は内戦を引き起こしやすい)
* ガバナンス
時には軍事力での介入も必要との指摘
また圧力をかける.ブラッドダイヤモンドのような資源は買わないなど
「貧困国」ではなく、「最貧困国」に焦点を当てた本。ここでの「最貧困国」とは、明日の食料にも困っている、死と隣り合わせという最も貧しい10億人の住む国のこと。
コリアー氏は、貧困の原因(罠)を4つに分けて説明している。
4つの罠…
(1)紛争の罠、(2)天然資源の罠、(3)内陸国の罠、(4)悪い統治の罠
原因(罠)がなぜ結果(貧困)につながるのかがよくわかる。
特に「天然資源の罠」の話は目からウロコでした。嬉しいはずの石油産出が、なぜか貧困を生み出してしまう過程が描かれています。
他にも、「援助が貧困を招く」「独裁が経済の安定をつくる」など、不思議な経済構造が、実際の事例をはさみつつ説明されています。
とにかく、1冊ですごい勉強になりました。
開発経済に興味がある人にはめちゃオススメです。
10億人の人々が生活している、LLDCと呼ばれるような後発発展途上国(特にアフリカ諸国)が、なぜこうも何十年もの間停滞の歴史を歩んできたのかを、「4つの罠」にまとめて分析。その上で解決するためにとるべき手段を提示。
統計を数多く取っているようで、信頼性も高いんだろう。
しかしわれわれが取るべき手段として、軍事介入を正当化している点はかなりあやうい。筆者は介入をためらったことがルワンダの悲劇を引き起こしたと論じているが、逆に介入をしたために生じた悲劇も数多いことを忘れてはならない。
いやほんまに勉強になりました。 最底辺の10億人。ほとんどがアフリカ、後はアフガニスタンとかハイチとか数カ国も含まれる。 それらの国々が発展できない内的原因として、 ①紛争の罠 ②天然資源の罠 ③内陸国の罠 ④小国における悪いガバナンスの罠 と、外的要因としてはグローバリゼーション(全面的に否定するわけではなく、アジア諸国がグローバル市場に進出した今、最底辺国には進出が... 続きを読む »
貧困を生み出す4つの罠(紛争の罠、天然資源の罠、内陸国の罠、小国における悪いガバナンスの罠)を挙げ、それらに対する解決策を提示している。
従来の開発戦略とは異なる新しい視点からの指摘であり、内容は興味深い。
もっとも貧しい国々のために本当になすべきことは何か?という視点。
世界銀行出身の人が書いている。
紛争の罠
天然資源の罠
内陸国の罠
相国における悪いガバナンスの罠
それに対して、取るべき手段と行動指針が書かれている。
救済のための援助となっているのか?
軍事介入
法と憲章
周縁化を逆換させる貿易政策
理屈やロジックではどうにもならない世界がある、やはり最後はここにたどり着きたい。
●未読
◎「スラム化する日本経済」p.72で紹介
〜アフリカの最貧困諸国に焦点を当てた著作。
*「アフリカ詣で」:先進国がアフリカに都合の良い『資源供給基地』の役割を果たして貰い続ける為、
「支援」の名の下に彼らを囲い込み、自分たちの都合に合わない発展経路に踏み込む事を阻もうとする。
地球上60億人の中で、最優先で救われるべき10億人が存在する・・・ 10億人が最底辺に陥ってしまった原因、グローバル化と彼らの関連、彼らのためにそれ以外の人たちがすべきことの提言、などが記されている。 彼らのためにできることとしては、例えばG8やOECDによる援助が思いつく。 しかし、これらは必ずしも彼らのためになっているとは限らない。 なぜなら、こういった援助は成果を上げやすい、... 続きを読む »

津市津図書館---芸濃図書館。





