『フェイスブック 若き天才の野望 (5億人をつなぐソーシャルネットワークはこう生まれた)』のみんなの引用 2453人が登録 ★4.18 366レビュー
著者:
デビッド・カークパトリック
ISBN/EAN:
9784822248376
この作品からのみんなの引用
-
「マークは常にハッカー文化と創造的カオスを求めてきた。私が彼に言ったのは、製品のイノベーションにはいいかもしれないが、営業や人事や法務のような分野は違うだろう、と言うことだった」ジム・ブライヤー
- 468ページ -
何か議論を呼ぶことをしてしまった時、それが意味するのは僕達にはユーザーに説明する義務があるということだ。そうなったら、ユーザーとは明確にコミュニケーションをとる必要がある。そうやって僕たちは誠実であり続けられると思っている。
- 450ページ -
データそのものを広告主と共有することはないと書かれている。フェイスブックは、広告主が広告を届けたい人のタイプを正確に絞るために、集めたデータを使って膨大なメニュー項目を選べる用にしているにすぎない。
-
「誰でも15分間は有名になれる」(アンディー・ウォーホール)「ウェブでは、誰でも15人に対して有名になれる」(デビット・ワインバーガー)
- 300ページ -
「フェイスブックはマークの個人商店でなければいけないと思っている。」(ショーン・パーカー)
- 216ページ -
ザッカーバーグは、フェイスブックがインターネットでも社会においても、必ず善良な力であり続けるようにするという強い意志を公言した。「人の信用を得るためには、善良である必要がある。かつては、企業に善良さを求める人などいなかった。それが今変わり始めていると私は思う」と彼は言う。
- 481ページ -
フェイスブックはまだ生後5年にもなっていないが、ユーザーはすでに何度も大きな変化を経験してきた。写真機能の追加、ニュースフィードの導入、そしてアプリケーションプラットフォームと翻訳ツールによるフェイスブックの拡張、このいずれもがそれぞれにサービスを根本的に変化させ、ユーザー体験を一変させた。
- 440ページ -
彼はフェイスブックを主に同僚や社員たちとのコミュニケーションに使っているが、そこでの人とのかかわり方は、相手がどこで働いているかによらないという。(中略)「私の友だちのレポーターは、メールや電話や対面では決して聞く勇気がないようなことでも、記事について助言を求めてくることができる。実にすばらしいことだ。人事関係者の隠語なら階層ジャンプというところだ」(中略)自分自身の権力を行使することに熱心な幹部にとっては、あまり居心地の良いものではない。そのほとんど(中略)が、フェイスブックには近づかない。
- 435ページ -
「自分の家の前で死んでいくリスのほうが、アフリカで死んでいく人たちのことよりも、たった今は重要かもしれない」。(中略)キャンパスでは、米国内ほぼすべての高校や大学にフェイスブックが浸透した結果、従来の学校印刷メディア-新聞や卒業アルバム-の重要性は著しく衰えた。
- 429ページ -
自分のデータをどこまでフェイスブックで公開するかに注意を払うのは当然だ。私の場合は、単純な「フロントページ」(新聞の一面)ルールを守ることにしている。私は自分の大部分を見せることに抵抗はないので、プロフィールには詳細で正確な情報を載せ、積極的に会話に参加している。しかし、もし地元の新聞の一面に載ったらショックを受けるようなことは、絶対書かないようにしている。
- 311ページ -
「本当の自分にならない限りフェイスブックにはいられない」フェイスブックの透明性急進派のメンバーたちは、ザッカーバーグを含め、可視性を高くすればするほど良い人間になれる、と信じていた。たとえば、フェイスブックのおかげで、最近の若者たちは彼氏や彼女をだますのが難しくなったという人もいる。さらには、透明性が高いほど寛容な社会が生まれ、誰もが時には悪いことや見苦しいことをする、ということをやがて受け入れるようになるとも言う。
- 306ページ -
アメリカの経営者を対象にした調査によると、35パーセントの企業がソーシャルネットワークで見つけた情報を理由に、求職者を不採用にしている。最も多かった不採用理由は、「挑発的あるいは不適切な写真または情報」の掲載だった。大学でも、合否判定に際してフェイスブックとマイスペースを検索することが多くなっている。
- 298ページ -
年齢が上がるほど、フェイスブックの個人情報の露出を、立ち入っている、度を超えていると感じる。多くの大人のフェイスブックユーザーにとって、公私の生活を単一プロフィールにまとめなければならないことは受け入れにくい。このため、純粋に個人的な情報のみに利用し、職場の同僚からの友だちリクエストを避けようとする人たちもいる。一方、プライベートは最小限にとどめ、同僚や仕事上の知り合いとは、たとえよく知らない相手であっても無差別につながって、フェイスブックをネットワーキングの鉱脈にしようとする人たちもいる。
- 294ページ -
ザッカーバーグは、自分をプライバシー権利に関する強力な支持者であると考えていて、フェイスブックの開設当初から、ユーザーには自分の情報を誰が見るかについて、数多くの制御機能を提供してきた。しかし彼には、人々が自分のデータを隠すことへの関心を急速に失いつつあるという確信があった。そこで、サービスを彼の言う道徳観の変化と合わせるために、プライバシー制御のほとんどは有効のままだったが、フェイスブックの設計は、より多くの情報を開示する方向に進み続けた。
- 292ページ -
フェイスブックは、大胆な社会的前提に基づいている-避けられない透明性が現代生活を包み込む。しかし、強い確信、一貫性、そして戦略的な柔軟性によってザッカーバーグは、フェイスブックでこの前提を守り通してきた。ユーザー数5億人へと成長するまでの数々の圧力に耐えながら。フェイスブックの歴史を知るためには、彼らが「大胆な透明性」と呼んでいるものに対するザッカーバーグの見解を知らなくてはならない。
- 291ページ -
自分自身をどこまで世間に見せるべきか。これは、フェイスブックがわれわれに突きつけた重要な課題である。(中略)「アイデンティティーはひとつだけ」(中略)「仕事上の友だちや同僚と、それ以外の知り合いとで異なるイメージを見せる時代は、もうすぐ終わる」と彼は言う。彼にはいくつか主張があった。「2種類のアイデンティティーを持つことは、不誠実さの見本だ」(中略)「現代社会の透明性は、ひとりがふたつのアイデンティティーを持つことを許さない」
- 289ページ -
師であるマーク・アンドリーセンはザッカーバーグを「働かない人間がいたら、ためらわず更迭するのはCEOの仕事だ」と励ました。「それに、急成長中の会社が常に正しい人材だけを雇うのは不可能だ。選択を間違えることは必ずある。その場合はすぐに処置するのが最善の策だ」
- 242ページ -
「すぐにわれわれはフェイスブックでの写真の共有というのは『おい、ここにきみの写真を投稿したよ。きみはぼくの生活の一部だ。きみと近い関係にあることみんなに知ってもらいたいんだ』というメッセージなんだと知った」
- 226ページ -
ザッカーバーグたちが目指すものとグーグルが目指すものはまったく違っていた。グーグルの対象がデータであるのに対し、ザ・フェイスブックの対象は人間だった。
- 71ページ -
こうした状況で、ザッカーバーグは冷然とした態度になる傾向があった。大げさな賞賛や甘い誘惑に満ちた提案を聞いても、ほとんど口を開かない。(中略)すでに当時から、彼にはザ・フェイスブックに対する明確なビジョンがあり、その中には彼自身が金持ちになることは入っていなかった。「われわれは世界を変えるんだ」とザッカーバーグがよく口にしていたのを、ブラックは覚えている。「ザ・フェイスブックは世界をもっとオープンな場所にできる」。後年、彼はこの言葉を何度も何度も繰り返すことになる。
- 53ページ -
グーグルのアドワーズ検索広告は「要求を満たす」。対照的に、フェイスブックは「要求を生み出す」。
- 379ページ -
グーグルは、ユーザーが欲しいと既に決めているものを探す手助けをする。これに対してフェイスブックは、ユーザーは何が欲しいかを決める手助けをする。
- 379ページ -
彼、売らなければいいのに。売ったらなにもすることがなくなるんじゃないかしら。
- 270ページ -
アイデンティティはひとつだけ。
- 289ページ -
ぼくは自分にできる一番ー彼はこの言葉を多用して強調するー大切な問題に取り組んでいると感じられない限り、時間を有効に使っていると感じられない。そしてそれがこの会社のあり方なのだ
- 482ページ -
グーグルは、4ユーザーが欲しいとすでに決めているものを探す手助けをする。これに対してフェイスブックは、ユーザーが何を欲しいかを決める手助けをする。
- 379ページ -
より透明な世界は,よりよく統治された世界やより公正な世界をつくる
- 420ページ -
未来のフェイスブックは、共通する関心ごとや行動を通じて浮かび上がるほかの人々との関係を発見するツールを、人々に与えることもその役割に入ってくるだろう。こうした新しい方向性は、フェイスブックをよりマーケティングの場として感じさせ、友情の場とは考えにくくする危険もはらんでいる。
- 456ページ -
われわれの考えを発展させ続けてきたら、人だけでなく、グラフに意味があることに気づいたーーみんながつながっている物体、アイテム、組織、そしてアイデアのグラフだ。つながるものは何でもよい。それらすべてを綿密にまとめ上げれば、われわれはユーザーのアイデンティティーに非常に強い意味を持たせることができる。
言い換えれば、あなたがU2と近所のコーヒーショップとアイン・ランドのファンだという事実は、去年のァんファレンスで会った誰かと友達になったという事実よりも、多くを物語っている。
- 455ページ -
フェイスブックは世界をもっとオープンな場所にできる
- 52ページ -
ぼくらはみんな、いわば大学の中で理想を議論している安楽椅子のインテリだったけれど、人々の透明性が増したら世界のあり方が変わっていくのはまったく当然のことに思えた。
- 9ページ -
ぼくらは世界にもっと透明性を加えることが必要だと。(インターネットを通じて)さまざまな情報へのアクセスを拡大して情報の共有を広げることが、結局、世界に必然r的に大きな変化をもたらすと、ぼくらは考えた。とはいっても、自分たちがそれになにか貢献できるなんてことは思ってもみなかった…当時はただの大学生グループに過ぎなかった。
- 8ページ -
大学では理論習う。つまり理論的に考える習慣がつく。それに大学というのは理想主義的な場所だ。風土は非常にリベラルだ。だからリベラルでリベラルで理想主義的価値観に囲まれて暮らしている。世界は民衆によって支配されるべきだ、とか。こうした価値観がのくの人格形成に大きく影響した。フェイスブックが目指しているのもこういう理想だ
- 8ページ -
新オフィスは、その素朴で飾り気のないところを意識して選ばれた。GoogleやYahoo!のように派手な住まいには越したくなかった。2人は、「居心地の良い」オフィスの危機について話し合った。彼らの考えは、それで社員が事故満足に浸りかねないということだった。
- 483ページ -
「ぼくは毎日のようにこう自問している『今ぼくは自分にできる一番大切なことをやっているのだろうか』と」
- 482ページ -
「われわれのビジネスの本質は何なのか」
- 377ページ -
チームが最初に開発したのは、何の変哲もない標準的な写真共有機能だった。ただし、そこにフェイスブック特有のソーシャル性を結合することによって、魔法のような結果が生まれた。平凡なオンライン機能でもソーシャルな関係と連携させれば驚くべき効果を現す。
- 228ページ -
自分が誰であるかを隠すことなく、どの友だちに対しても一貫性を持って行動すれば、健全な社会づくりに貢献できる。もっとオープンで透明な世界では、人々が社会的規範を尊重し、責任ある行動をするようになる。
- 290ページ -
グーグルは、インターネットの私有地にある塀の向こうのコンテンツを検索することができない。
- 348ページ -
インターネットではフェイスブックが出て来るまで、広告主は各種のサービスと契約し、労力と金をかけてインターネット中でユーザーのデジタル足あとを追いかけ、どのサイトを訪問し何をクリックしたかに基づいてユーザーの性別、年齢、興味を推論しようと試みるほかはなかった。しかしフェイスブックでは、ユーザーがあらかじめ自分について正確なデータを持ってやってくる。それを見るのは自分が友達として承認した人たちだけだという安心感があるからだ。
- 389ページ -
「自分の家の前で死んでいくリスのほうが、アフリカで死んでいく人たちのことよりも、たった今はじゅうようかもしれない」
- 429ページ -
「歴史が教えるところによると、システムが最も公正に統治されるのは、決断を下す人々とその影響を受ける人々との間に開かれた透明な対話がある時でう。私たちは、いつの日かこの原理が企業にも当てはまることを歴史が示してくれると信じています。そして私たちは、みなさんと共にこの方向へ進むことを楽しみにしています」
- 449ページ -
「われわれの考えを発展させ続けてきたら、人だけでなく、グラフに意味があることに気づいたーみんながつながっている物体、アイテム、組織、そしてアイデアのグラフだ。つながるものは何でもよい。それらすべてを綿密にまとめ上げれば、われわれはユーザーのアイデンティティーに非常に強い意味をもたせることができる。」
- 455ページ -
「何十年間も価値の続くものをつくろうとしているなら正しい方向に議論をすすめるしかない」と彼は言った。「われわれの今やっていることが、まだ始まりに過ぎないということを、みんなに理解してもらうことは本当に大切だ」
- 459ページ -
「ぼくは毎日のようにこう自問している『今ぼくは自分にできる一番大切なことをやっているのだろうか』と」
- 482ページ -
自分の家の前で死んでいくリスのほうが、アフリカで死んでいく人たちよりも、たった今は重要かもしれない
- 429ページ -
あやゆる怒りをよそにザッカーバーグは揺らがなかった。アプリケーションでの活動が、さらにフェイスブックでの活動を生む、と彼は主張した。
- 323ページ -
ぼくがほしいのは、われわれ自身のアプリケーションを有利にしないエコシステムなんだ
- 322ページ -
どこへでも持ち歩けて、それを相手に見せれば自分のことをすべて説明できる便利なデバイス
- 209ページ -
「分散型関連性フィルターとして機能する人間ネットワーク」
- 430ページ -
「もっとオープンになって誰もがすぐに自分の意見を言えるようになれば、経済はもっと憎悪経済のように機能し始めるだろう。贈与経済は、企業や団体に対してもっと善良にもっと信頼されるようになれ、という責任を押しつける」
この透明性、共有、寄付のいずれにも社会に深く浸透する含蓄がある。
「本当に政府の仕組みが変わっていく。より透明な世界は、より良く統治された世界より公正な世界をつくる」
- 420ページ -
「これは多くの発展途上国における市場経済に変わる興味深い選択肢です。ぼくが何かを供出して誰かにあげると、義務感からか寛容さからか、その人はお返しに何かをぼくにくれる。分科全体がこの相互贈与の枠組みの上で成り立っている。こうしたコミュニティーを束縛し、ポトラッチを有効にしているのは、コミュニティーが小さくお互いの貢献が目に見えるという事実だ。ただし、これらの社会がひとたび一定の規模を超えると、システムは破綻する。人々は起きていることを全部見ることができなくなり、ただ乗りが始まる」
- 419ページ -
ハメルは、歴史上彼が言うところの「人間の能力を集約し増強する」方法は基本的に2通りしかないと言う。官僚制と市場である。
「そしてこの10年間の間にネットワークという三番目の存在が現れた。
- 433ページ -
ハーバードの学生が信じられないほどステータス意識が強いこともプラスに働いた。フェイスブックでどのような友達を獲得できるかは、その学生の成功への野心の尺度となるだけでなく、それだけで成功と同一視された。(中略)オンラインに自分のプロフィールと友達関係を公開するとなれば、ハーバードの学生たちのような生まれついてのエリート主義者は、そのオンラインソーシャルネットワークを出来る限り大きく、出来る限り尊敬されるようなものにすするために、どんな努力も惜しまないのは当然だ。
- 48ページ -
facebookを作れるものなら作ってみろ
- 330ページ -
歴史が教えるところによると、システムが最も公正に統治されるのは、決断を下す人々とその影響を受ける人々との間に開かれた透明な対話がある時です。私たちは、いつの日かこの原理が企業にも当てはまることを歴史が示してくれると信じています。そして私たちは、みなさんと共にこの方向へ進むことを楽しみにしています。
- 449ページ -
本当に政府の仕組みが変わっていく。より透明な世界は、より良く統治された世界やより公正な世界をつくる
- 420ページ -
ザッカーバーグは、ザ・フェイスブックのようなコニュニケーション・サービスではパフォーマンスが決定的な要素になると知っていた。もし新しいページを開くスピードが落ち始めたら、それは「フレンドスター化」への入り口へと続く「死の接吻」になりかねなかった。
- 77ページ -
「ぼくは毎日のようにこう自問している『今ぼくは自分にできる一番大切なことをやっているのだろうか』と」
- 482ページ -
ザッカーバーグもまた、同僚の主要グループと共にこう信じていた。自分が誰であるかを隠すことなく、どの友だちに対しても一貫性をもって行動すれば、健全な社会づくりに貢献できる。もっとオープンで透明な世界では、人々が社会的規範を尊重し、責任ある行動をするようになる。
- 290ページ -
ザッカーバーグもまた、同僚の主要グループと共にこう信じていた。自分が誰であるかを隠すことなく、どの友だちに対しても一貫性をもって行動すれば、健全な社会づくりに貢献できる。もっとオープンで透明な世界では、人々が社会的規範を尊重し、責任ある行動をするようになる。
- 290ページ -
未来のフェイスブックは、共通する関心ごとや行動を通じて浮かび上がるほかの人々との関係を発見するツールを、人々に与えることもその役割に入ってくるだろう。こうした新しい方向性は、フェイスブックをよりマーケティングの場として感じさせ、友情の場とは感じにくくする危険もはらんでいる。
- 456ページ -
多くの人たちが、メールアドレスや携帯電話番号を交換しなくなった。フェイスブックで探せばよい。この簡単な名簿機能は、フェイスブックで最も疑う余地のない価値のひとつである。フェイスブックにいない人々は、一部の人たちの間で徐々に、友人や知人から連絡の取れない人であると見られている。
- 311ページ -
ザッカーバーグもまた、同僚の主要グループと共にこう信じていた。自分が誰であるかを隠すことなく、どの友だちに対しても一貫性をもって行動すれば、健全な社会づくりに貢献できる。もっとオープンで透明な世界では、人々が社会的規範を尊重し、責任ある行動をするようになる。
- 290ページ -
「2種類のアイデンティティーを持つことは、不誠実さの見本だ」ザッカーバーグが道徳家のように言う。しかし、実利的な面を挙げてこうも言った。「現代社会の透明性は、ひとりがふたつのアイデンティティーを持つことを許さない」言い換えれば、自分のプライベートを仕事情報と隔離したいと思っても、個人情報がインターネットのあちこちに広がっているから無理だということだ。
- 290ページ -
ザッカーバーグはこの時期から、後に彼が「ソーシャルグラフ」と名づける対象について語るようになった。ソーシャルグラフとは、フェイスブック内でユーザーが友だちを増やしていくにつれて形成される網の目のような関係を意味する。フェイスブックでは写真、友だち、ソーシャルグラフによって大量の情報とその情報の前後関係がユーザーに提供され、さらには強い仲間意識が育まれた。
- 228ページ -
写真アプリの成功は、ザッカーバーグ以下チーム全員にひとつの霊感をもたらした。チームが最初に開発したのは、何の変哲もない標準的な写真共有機能だった。ただし、そこにフェイスブック特有のソーシャル性を結合することによって、魔法のような結果が生まれた。平凡なオンライン機能でもソーシャルな関係と連携させれば驚くべき効果を表す。
- 228ページ -
今日、ザッカーバーグはハウスシステムについて「難しいのは機能を追加することじゃない。どんな機能を付けないか、なんだ」と言うだけで、具体的なことはあまり語りたがらない。ハウスシステムはやがて消えた。
- 108ページ -
マイスペースを特徴づけるタイムズスクエアのようにぎらぎらと派手で統一のないデザインは、ユーザーが自分でつくり出したものだ。この無秩序な外観は、もともと意図されたものではなかったとはいえ、まいすのエトス(特質)をよく表している。誰になりすますのも自由であれば、遠慮なくいくらでも奇抜なデザインを採用できるというものだ。そもそも誰がマイスペースのメンバーなのか、正確に知るものは誰もいない。
- 100ページ -
しかしこのサービスの利用にあたっては、いくつかの強い制限があった。まずユーザーは、ハーバード大学のメールアドレス(Harvad.edu)を持っていなければ登録できなかった。また、ユーザーは必ず実名を登録しなければならなかった。これはザ・フェイスブックを非常に排他的クラブにしたが、同時にユーザーは互いに相手が名乗っているとおりの人間だと確信を持てた。
- 33ページ -
「もっとオープンになって誰もがすぐに自分の意見を言えるようになれば、経済はもっと贈与経済のように機能し始めるだろう。贈与経済は、企業や団体に対してもっと善良にもっと信頼されるようになれ、という責任を押しつける」
この透明性、共有、寄付のいずれにも社会に深く浸透する含蓄がある。
「本当に政府の仕組みが変わっていく。より透明な世界は、より良く統治された世界やより公正な世界をつくる」
これは、彼の核心をなす信念である。
- 420ページ -
フェイスブックはグーグルに次いで世界で2番目に訪問者の多いサイトだ。2010年2月現在で4億人以上のアクティブユーザーを擁している。全世界のインターネットユーザーの数は17億人と推定されているから、その20パーセント以上がフェイスブックを使っていることになる。
- 10ページ -
ザ・フェイスブックにはこうしたセックスの強い底流があった。メンバーは現在の恋愛関係として、女性に関心があるのか男性に関心があるのかを記入することになっていた。プロフィールの記入フォームには「相手に求めるもの」という欄があった。その欄への回答のメニューには「デート相手」「深い関係」「行きずりプレイ」「そのいずれでもよい」などの選択肢が表示された。
- 123ページ -
2人によれば、特許を購入した動機は、それがヤフーやフレンドスターのような大規模なプレイヤーの手に落ちるのを防ぎたかったからだという。ホフマンはこう語る。
「われわれは誰かが特許を買ってソーシャルネットワーク企業を手あたり次第訴えるようなことになるのを恐れた。われわれは幼年期の産業を訴訟で潰されないように防衛策として特許を買った」
- 99ページ -
問題の特許は極めて広範囲だった。その特許ではソーシャルネットワークを次のように定義していた。「データベースを利用してメンバーのアカウントを設定し、維持管理し、メンバーがメールで知人をそのネットワークに参加するよう勧誘できる。もしその知人が勧誘に対して友だちになることを承諾した場合、システムは双方向のコミュニケーションを可能にする」
このプロセスはまさにソーシャルネットワークの機能の心臓部とも言えた。
- 98ページ -
しかしワインライクは今、残念そうに認める。「われわれは早すぎた。この世界ではタイミングがすべてだ」
- 91ページ -
20歳の若きCEOは、いかにしてフェイスブックの運用を技術的に最適化するかに取り憑かれていた。ザッカーバーグは、ザ・フェイスブックのようなコミュニケーション・サービスではパフォーマンスが決定的な要素になると知っていた。もし新しいページを開くスピードが落ち始めたら、それは「フレンドスター化」への入り口へと続く「死の接吻」になりかねなかった。すでに何回かサービス停止とスローダウンが起きていた。それは恐ろしい経験だった。
- 77ページ -
「マークは大帝国を建設できる可能性がごく低いことを冷静に認識していた。彼はいろいろな疑いを抱いていた。ザ・フェイスブックは一時の流行じゃないのか?そのうち廃れるんじゃないのか?ザ・フェイスブックというアイデアはお気に入りだった。彼はザ・フェイスブックを執拗に、忍耐強く最後までやり遂げようとしていた。しかし同時に十分な懐疑心もあった。(インテルの元CEOの)アンディー・グローブも言っていたように、こうした競争ではパラノイド[疑い深い人]だけが生き延びるんだ」とパーカーは語る。
- 69ページ -
当時3年生のアメリア・レスター(わずか5年後には名門ニューヨーカー誌の副編集長に抜擢される)は、こう書いた「ザ・フェイスブックはロマンチックな出会いを媒介することをはっきりと目的に掲げているわけではないが、フェイスブックには性欲以外にも原始的な欲求がそこここに渦巻いていることが見て取れる―帰属欲求、虚栄、そして少なからぬ覗きの欲望」。
- 36ページ -
ハーバード大学に提出した願書の履歴欄には、高校で得た優等の記録が書ききれないほどだった。彼は数学、天文学、物理、古典言語で優等を取っていた。さらにフェンシング・チームのキャプテンであり、最も優秀な選手だった。そしてフランス語、ヘブライ語、ラテン語、古典ギリシャ語が流暢に読み書きできた
- 16ページ -
フェイスブックでは架空の人物をつくり上げたり、自分を誇張したりしてもほとんど得るところはない。 (中略) フェイスブックにおいては、あるメンバーが自分で言うとおりの人間であるかどうかを確認する一番重要な判断基準は、そのメンバーの友だちリストだ。誰が友だちになっているかでそのメンバーの信頼性が判断される。ある意味で一種の循環論法だが、メンバーが実名で登録しない限り、このプロセスは始まらない。
- 5ページ -
ハーバード大学の寮の一室でスタートして以来、フェイスブックは常にシンプルでクリーンで整頓された印象を与えた。ザッカーバーグは長年にわたってエレガントなユーザーインターフェースに関心があった。彼はフェイスブックの自身のプロフィールに「オープンさ、物事を変革すること、つくり上げること、革命、情報の流れ、ミニマリズム、無用なことに対する欲望を排除すること」に関心があると書いている。
- 3ページ





