スティーブ・ジョブズ 驚異のイノベーション

制作 : 外村 仁 解説 
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  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784822248567

作品紹介・あらすじ

不屈の精神で人生を切り拓き、アップルを復活させたジョブズ流ものづくりと生き方のヒント。ベストセラー『スティーブ・ジョブズ驚異のプレゼン』の著者、待望の第2弾。

感想・レビュー・書評

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  • 割と序盤で読むのをやめてしまった。
    生い立ち等は求めていなかった。

  • 驚異のプレゼンに続く第2弾。

    アップルの驚異のテクノロジーの開発をする上でのポイントがまとまっている。異なった観点からもまとめているが、基本は顧客中心ではなく、顧客がほしいけれど気がついていないことを、夢の形で体験という形で売るということになると思う。そのためには、操作性が簡単で、シンプルで持っていることが嬉しくなるような所有欲がわくようなものがよい。

    ジョブスのことを知っている人ならば、製品開発の基本を本書を通じて学ぶことができると思う。

  • ジョブズの仕事に対する姿勢を3つのポイントで言うと、
    ①志
    ②情熱
    ③シンプル
    ということができるのではないか。
    「人々の暮らしを豊かにする」という志を情熱を持って、かつシンプルに遂行する。
    その結果、志に共感した仲間を集めることが出来たり、シンプルに志を突き詰めた結果、iPhoneやiPadなどを生み出すことが出来た。
    特に、シンプル思考こそイノベーションの本質なのではないかと思える。
    アップルの商品は単なるPCではなく、電話でもなく、音楽プレーヤーでもない。ライフスタイル提案そのものだ。これはレビットが、マーケティングマイオピアで書いた市場の捉え方の実践であり、イノベーションのジレンマでいう所の破壊的イノベーションである。ジョブズの考え方は様々な理論書の実践であると言えるのではないかと思えるのである。
    アップルは、この偉大なカリスマの遺伝子を伝え、育てていけるのだろうか。これからはそれが問われるのだろう。

  • 335.13 カ 登録番号8582

  • 驚異のプレゼンの方は未読。先にこちらを読みました。

    ジョブズの情熱をわけてもらえるようなエネルギー溢れる本です。

    何かやらなくちゃという気持ちにさせてもらいました。

  • 『洗練を突きつめると簡潔になる』

    スティーブ・ジョブズのすごさの神髄は、何と言ってもあの尋常じゃない情熱と人並外れたプレゼンテーション能力なんだと思う。
    でも、ジョブズの境地は常人にはどう転んでも到達できない「ネ申」の領域だとしか思えないし、正直、目標にしたり憧れたりする意欲すら湧いてこない。

    でもこの本の中でこれは目標にしたいなって思う、心に刺さった深い言葉があった。

    「洗練を突きつめると簡潔になる」

    この言葉自体はダビンチのものらしいが、ジョブズがどれだけこのポリシーにこだわり貫き通したかはアップルの製品やサービスを見れば一目瞭然だ。
    徹底的に考え抜かれていることはもちろんのこと、反対の声にもへこたれない自信と強靭な精神力がなければ、あれほどエレガントなものを生み出し続けることは不可能だっただろう。

    星の王子さまの作者(サン・テグジュペリ)も言っていた。
    「完璧がついに達成されるのは、何も加えるものがなくなった時ではなく、何も削るものがなくなった時である。」

    自分の仕事も常に洗練を突きつめて簡潔なものを目指していこう。
    そしてジョブズの何万分の一でもいいから、情熱をもって自分のやりたいことを実現し、世の中をほんの少しでも良くしたいという気持ちになった。

  • 2011年7月刊。
    「スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン」の続編です。
    彼の生前に図書館に予約を入れた本でしたが、ようやく順番が回ってきました。

    前作が「プレゼンのテクニック」に主題が置かれていたのに対して、本書は「考え方や発想の方法」に焦点が当てられています。

    タイトルにもある「イノベーション」(革新) という用語について、本書では、
    「ものごとの新しい進め方で、よい方向の変化をもたらすもの」
    「問題解決のアイデアを生み出すこと」
    と定義しています。

    イノベーションを生み出すためには、どうすればよいのか?
    本書のキーワードは「情熱」です。

    <---
    情熱を傾けられるものがまだみつかっていないなら、ジョブズのアドバイスに従い、探し続けるべきだ。ジョブズが語ったように、仕事というのは人生のかなりの部分を占めるものであり、そこで本当の満足を得るためには、すばらしい仕事だと信じることをするしか方法がない。まだみつけられていないなら、妥協しないこと。
    (p.54 第2章 自分の心に従う)

    「やめること」リストをつくろう。一番大事な目標に向かうもの、情熱が満足されるもの以外につかう時間を減らそう。
    (p.286 第11章 デザインをシンク・ディファレント)
    --->

    最近になって、時間が経つのがものすごく速く感じられるようになりました。
    何かをしていても、大したことをしていなくても、あっと言う間に流れ去ってしまう時間。

    自分は今、情熱を傾けられるものに正しく時間を使っているだろうか?
    と考え直すきっかけになりました。

  • 世界経済が雪崩を打って崩壊しているときに、なぜ彼と彼の率いるアップルは大幅な躍進を遂げることができるのか?その疑問に対する答えがここに記されております。

    この本は僕も以前紹介させていただいた大ベストセラー『スティーブ・ジョブズ驚異のプレゼン』の著者によるジョブズ本の第二弾です。「ジョブズならどうするか?ジョブズならどう考えるか?」シンク・デファレントと世界中に向けてメッセージを出した彼の中に停滞した現状を打ち破っていくヒントが見出せるかと思います、そこには大なり小なりの「イノベーション」を起こす鍵があり、パーソナルコンピューター。エンターテイメント。音楽。デジタルコミニュケーション。そして。小売業の世界で歴史を塗り替えた記録を次々と打ち立てて、今もなお世界に影響を与え続けている彼の姿を7つの法則にまとめたのが本書です。

    具体的には
    法則1:大好きなことをする(キャリア)
    法則2:宇宙に衝撃を与える(ビジョン)
    法則3:頭に活を入れる(考え方)
    法則4:製品を売るな。夢を売れ。(顧客)
    法則5:1000ものことにノーと言う(デザイン)
    法則6:めちゃくちゃすごい体験をつくる(体験)
    法則7:メッセージの名人になる(ストーリー)

    というもので、シンプルさを突き詰めた果てにエレガンスな物が出来上がる、という彼の哲学を詳細に解説してくれております。僕が特に好きな箇所は「大好きなことをする」ということと、「宇宙に衝撃を与える」という途方もないビジョンと「現実歪曲フィールド」と呼ばれるどう考えても実現不可能なことでも彼にかかると「できる」と確信させてしまう特殊能力。「製品を語るな、夢を語れ。」という顧客に対する姿勢。

    そして「めちゃくちゃすごい体験をつくる」というくだりは大きな影響を受けましたし、彼のようには行かなくてもこういうところを自分に取り入れていけば、「なにか」を変えていくことは僕たちにもできるのではないか。そういう勇気がわいてくる本でございました。国際経済が低迷しているこの十年間を逆行するようにアップルが飛躍を遂げている事実。その事実を踏まえてこの本を読んでいただいて、それぞれの日常に「イノベーション」を起こす、ということができれば、そして僕自身にも「イノベーション」を起こすことができるようになるのならば、少なくともこの本に出会った価値があるというものです。

  • ・ビジョンと情熱を持って
    ・使い手のコトを考えて
    ・圧倒的にいい体験を実現
    これを実行してるから、マーケティングの基本的な考え方に真っ向から反しても、アップルは成功してきたのだろう。

    読んでいる最中に、ジョブズがCEOを退任。
    ビジョンが見えない、いまのアップルのままでは、失墜してしまうのでは、と一個人ながら懸念。

    しかし…作者は本当にジョブズファンなんだなぁと思う。

  • 面白かった。前書の「驚異のプレゼンテーション」が、ビジネスよりながらもジョブスのプレゼンテーションのテクニックの説明だったが、より、ビジネス、特にイノベーションにフォーカスしている。イノベーションには変わらぬビジョンが必要で、フォーカスグループなど信じないで、ビジョンにむかってすすむべき。「つくるモノを示すのがミッション、どのような形で世界をよくするのかを示すのがビジョン」だと。改めて、ジョブス、アップルのすごさを知った気がする。

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著者プロフィール

ベストセラー『スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン』『TED 驚異のプレゼン』(日経BP)の著者。グーグル、アクセンチュア、インテル、コカ・コーラ、リンクトインなどのコミュニケーション・アドバイザーを務める。人気の講演者として、製品を売り、ブランドを成長させ、人をやる気にさせるようなプレゼンテーションとストーリーの伝え方をCEO やリーダーに教えている。Forbes.com やInc.com にも寄稿しているほか、ハーバード大学のエグゼクティブ・エデュケーショナル・インストラクターも務める。

「2019年 『伝え方大全』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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