スタートアップ! シリコンバレー流成功する自己実現の秘訣

制作 : 伊藤穣一 序文 
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784822249106

作品紹介・あらすじ

人は誰でも自分の人生の起業家だ-人生に必要なことはすべてスタートアップに詰まっている。大志、順応力、仲間との絆、リスク、投資、挑戦、創業者が明かす成功への道。

感想・レビュー・書評

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  • シリコンバレーの起業家たちのキャリアのエピソードを紹介しながら、起業家に限らずキャリアを主体的に築いていくためのマインドを教えてくれる本
    転職ありきの職種なのでとても参考になった
    リスクヘッジのためには、プランAだけじゃなくB、Zも考えておいて柔軟に動けるようにしておきましょう、いろいろと助けになってくれるのは人的ネットワークですよ、という話(著者はリンクトインの創業者)

    某メガベンチャー法務部長推薦本

  • "人脈が大切。自分の強みは何かを研究して、それを活かせる場所はどこなのか自ら問い続けること。
    多くの人と会うような行動をとり続けること。そうしてできた人脈が次のステップにつながる。
    リンクトインの紹介が多いのはご愛敬。著者が創業者だから。"

  • HR系の本ではかなり好きなアライアンスの著者が書いてる。アライアンスは組織論に近いけど、これはどっちかというと個人のキャリアハック本。

    私自身仕事をしてみて、厳格なキャリアプランを1回で描き切ることの無謀さを感じてきていたらから、そのあたりのスタンスが刺さった。とはいえ保守的になりがちな自分にとっては、プランZを把握しておくこと、リスクを高く見積もりがちなことを自覚することが学び。

    ・①世の中は変わる②内省なんて一回でできない③ニーズがあるとは限らない
    ・やりたい仕事に着くのにその仕事の経験が必要ってジレンマはあるよね
    ・プランZは気持ちの上で大事
    ・カンパニーは「パンを分かち合う」が語源らしいよ
    ・利己の為に利他になってその積み重ねで信頼に変化すると
    ・六次の隔たりについての実験面白そう
    ・チャンスよりもリスクの方が外したときの代償が大きかったから余分に見積もっていたのでは?と
    ・そもそもリスクがないことなどない
    ・そもそも定石などないというちゃぶ台返

  • 自分の人生を考える際に起業家(スタートアップ)の思考法を取り入れることを提案した1冊である。キャリアと人脈の築き方が主なポイントになっており、著者が成功者であるだけでなくプロフェッショナル向けのSNS・Linkedinの創業者であることから、双方の観点で非常に説得力に富んでいる。

    著者リード・ホフマンはイーロンマスクとピーターティールと肩を並べるペイペルマフィアの一員であり、『イーロンマスク 未来を創る男』と『ゼロ・トゥ・ワン』に近いものを想像していたが、スケールやリスクテイクと言った諸所の観点から非常に庶民的で親近感の湧く内容になっている。

    取り上げられるエピソードも、起業家だけでなく転職希望者の話も多い。起業を志す冒険家だけでなく、人生の岐路に立つ慎重な方にこそ是非とも読んでみて欲しい。

    ※ 第1章が下記URLより参照可能
    http://ec.nikkeibp.co.jp/item/contents/brouse/t_P49100.pdf
    ※ 要約が英語で下記URLより参照可能
    http://www.thestartupofyou.com/start/
    ----------------------------
    内容:★★★★☆
    平易性:★★★★★
    簡潔性:★★★☆☆

  • リンクトインの創業者にして投資家であるホフマンと
    既に若くして著名となった起業家カスノーカの共著。

    日本語の副題にあるように、
    別に起業を進める本ではない。
    海千山千の起業家である著者たちは、「ふつうのひと」に
    とって起業がバラ色どころかイバラの道であることは
    よく分かっている。

    ただ、起業しないにしても、変化の速度が速くダイナミックに
    なっている昨今の情勢下では、
    「ふつうのひと」であっても状況に安穏とすることなく、
    適切にリスクをとって、自己投資をして、成功を目指す姿勢と
    その実践こそが、充実した生き方に欠かせない、
    ということを、強い信念を持って提案している。
    そして実際に何をすればいいのかということを、
    いくつかの章に分けて、また「明日、来週、2~3か月」という
    スパンで分かりやすく提示してくれている。

    本書は米国内の読者をおもに想定して書かれていると
    思うが、
    経営論やキャリア論という意味で見たときに、
    日本で警鐘が鳴らされていることと通じていて驚いた。

    こと、私など、
    「アメリカ人はみんな起業的精神の持ち主」などと、
    あまり接点がないがゆえに、なのか(笑)思い込みがちだが、
    現実、そんなことあるわけがないのである。
    どこの国の人かという前に、みな人間であり、
    人間である以上は置かれた環境の中での性質の発揮という
    ことでいえば、
    「起業家マインド」の人も少数いるだろうけれど、
    そうではない人のほうがよっぽど多いんだろう。
    そうでなければ、こんなキャリア論の本をたくさん書かれるものか!(笑)

    米国だけとってみても、
    西海岸、シリコンバレーの一角は起業家をはじめユニークな
    人材がごろごろ集まり、それがさらなるシナジーを生んでいる
    状況にみえるが、
    いっぽう本書でも触れる自動車の街デトロイトなんかは
    悲惨な状況になっている。

    「情報化社会」とか、適当に使いがちだけれど、
    それはたぶん本質的には「人の頭の中から生み出される価値」こそが
    企業ならびに経済活動の源泉になっているということかと思う。
    そうだとするなら、
    ユニークな人が集まる都市こそ勝者となり、
    そうでない都市はますます敗者となるしかない。

    もちろん、どんな国、どんな都市に住んでいても、
    それこそ意識の持ち方、ネットワークの築き方、それこそ今日は
    SNSなど便利な交信・つながりツールのおかげで
    自己成長機会を作ることは不可能ではないが、
    それでもやっぱり、環境の善し悪しはあると思う。

    「なぜ日本にはシリコンバレーがつくれないか」などというのは
    そう思うと馬鹿馬鹿しい問いで、
    順番が逆なのだろう。
    あるきっかけでいくつかの企業や人が集まり、それがさらに人を呼び込み、
    その正のフィードバック連鎖を重ねることでシリコンバレーは
    生成され変化し続ける。

    ちょっと本書の話から逸れたけど、とりあえず本書の教えを理解しつつ、
    たとえば私がいまいる状況ならば何ができるかを、
    自分の視座でよく捉えなおしてみることが大事ですね、
    と月並みな結論だけど(笑)。


    本書内容としては以下記事が詳しい。
    http://bit.ly/15M9zbK
    http://asatosho.com/archives/00013
    http://ec.nikkeibp.co.jp/item/contents/brouse/t_P49100.pdf

  • 「起業手法に学ぶ、個人のキャリア形成方法 
     ~新しい人との繋がり方、出会い方、知恵への発展~」

    起業家は、不確実な状況(誰が顧客か?どんなサービスが売れるか?など)の中で、プロトタイプなどを作り、顧客の反応をみて、修正し、
    大幅な修正や方向転換が必要だとか、スケールアップできる瞬間を迎えたのか?などなど、絶えず試行錯誤を繰り返し活動をしている。

    世の中が不確実で、先が読めないことが多く、今までのやり方をただ踏襲するだけでは、競合他社や、今まで競合と思っていない思いもしない敵との戦いに勝てなくなっている。

    これは、組織に限らず、個人のキャリアを考える上でも、同じ状況が増えつつある。

    そんな状況下で、起業家の発想を、今後の多くの個人のキャリア形成において、時代に適した人脈の形成の仕方や、正しいリスクのとり方などを中心に解説している。

    特に、読み応えがあったのは、

    4章:持つべきは人脈、6章:賢くリスクをとる、7章:人脈は知恵の源泉

    でした。

    最近流行のスタートアップ本の活用のされ方は、本書のように、スタートアップではない個人や企業に応用されていくというのが、多くあるパターンのように感じます。

    本書とは違うアプローチですが、
    ビジネスモデルの可視化手法を、個人のキャリアプランに応用し、起業家手法で検証する、

    「Business Model You」(未邦訳)
     http://www.amazon.co.jp/dp/1118156315
     
    もオススメです。

  • これまで読んだビジネス本のエッセンスを詰め込んだような本でした!プランABZを用意しておくこと、リスクをあえてとること、自己投資を欠かさないこと、人脈づくりに励むことなどなどが具体例を交えて説明されています。Linkedinも触ってみようかなぁ。

  • 少し古い本だけど、今でも通用する話でしかない。むしろ、多くの人にとっては「未来」かも。
    個人としてキャリアを進めていく中で、指針にしたい本の一つになった。

  • ・「わたしたちは永遠のベータ版」
    ・プランA、プランBを常に想定し、リスクに備えるとともに、チャンスを見逃さない
    ・ビジネスの世界で成功するには人脈を活用することが最も重要。深いつながりやゆるやかなつながりをうまく組み合わせる

  • 会社勤めをしていても企業家精神でキャリアを切り拓く考え方を示す1冊。「アライアンス」もそうだが、リード・ホフマンの本は内部昇格に頼らないキャリア開発のあり方を示唆してくれる。

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著者プロフィール

起業家・経営者。ベンチャー投資会社Greylock Partnersのパートナー。スタンフォード大学を卒業後、PayPalでエグゼクティブ・バイスプレジデントを務めたのち、2003年にビジネス特化型ソーシャルメディアLinkedInを共同創業。同社を全世界で8億人超の利用者を擁する巨大企業に育て上げる。 エンジェル投資家・アドバイザーとしてFacebook(現・メタ)、Airbnb、Zyngaなど、数々のスタートアップの成功に貢献。世界中の起業家から敬愛される、シリコンバレー最重要人物の1人である。ポッドキャスト番組MASTERS of SCALEの司会者でもある。

「2023年 『スタートアップ的人生(キャリア)戦略』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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