全員で稼ぐ組織 JALを再生させた「アメーバ経営」の教科書

著者 :
  • 日経BP
3.60
  • (7)
  • (22)
  • (15)
  • (6)
  • (0)
本棚登録 : 283
感想 : 26
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784822250201

作品紹介・あらすじ

2010年1月、会社更生法の適用を申請し、事実上経営破たんをした日本航空(JAL)の会長兼CEOに、日本政府と企業再生支援機構の強い要請を受けて稲盛和夫京セラ名誉会長が就任。著者も管財人代理・副社長としてこの難題に取り組んだ。JAL再建の切り札となったのが、京セラの経営管理手法「アメーバ経営」だった。その後、JALの業績は、当事者が驚くほど劇的に回復、2013年9月には会社更生法申請からわずか2年8カ月という短期間で、JALは東京証券取引所に再上場を果たした。
本書は、アメーバ経営の仕組みと具体的な実践方法を経営者向けに本格的に解説した初めての本。著者の森田氏は京セラに入社以来、アメーバ経営の仕組み作りに取り組んできたアメーバ経営のレジェンド。JALを含め、企業の導入事例を題材に、アメーバ経営を詳細かつやさしく解説する。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「アメーバ経営」を事例を交えて詳細に説明

  • ・読もうと思ったしっかけ
    コロナ禍で収入が激減した自分が勤めている会社で導入を検討しているアメーバ経営について学ぶため(受動的)

    ・読んだ感想
    アメーバ経営の基本を学べたが、自箇所で取り入れるには?と考えながら読んだ結果、導入には難しいと思った。収支管理や生産性(1時間でどれだけのものを生み出したか)を意識して業務したい

  • 東2法経図・6F開架:336A/Mo66z//K

  • 実際にアメーバ経営もフィロソフィーも導入し、効果があったお客さんに勧められて読んだ。実際にやってみないと解らないと思うが、やるのは相当大変だと思う。

  • 2019年1月16日読了。京セラ創業者稲盛氏の「アメーバ経営」の考え方に基づき、JALなどの企業再建を手がけた著者による実践本。企業経営を円滑にできるためにはサルでもオペレーションできるようなガッチガチのシステムを作る、とかではなくて「全員に経営者の意識をもたせ、真面目に努力させる」「そのために経営に関する数値はすべて透明化する」「『フィロソフィー』を強調し、カネや出世のためでなく『○○のために働く』という意識を社員に植え付ける」ことが必要、ということなのか、それはそうなのかもしらん…。アメーバ経営の手法が製造業だけでなく他の業界でも適用できることを証明した、とある。うまくいく経営とそうでない経営の違いとは、やはり「骨格」にあるのかねえ。

  • ★5
    Kindle

  • 2018/6/10

  • 帯文:”「アメーバ経営」を知り尽くした著者による企業経営者必読の一冊である 稲盛和夫京セラ名誉会長”

    目次:はじめに、第1章 アメーバ経営とは、どんな経営手法なのか?、第2章 JAL再生の原動力になったアメーバ経営、第3章 導入事例に学ぶアメーバ経営、第4章 業種を越えて広がるアメーバ経営、第5章 世界に広がるアメーバ経営

  • 京セラ 稲盛氏のアメーバ経営に関する本。
    会社をアメーバと呼ばれる小集団に分け、その単位で採算を取るような仕組み。確かに結果、責任が明確に数値化できるとやる気に繋がるのだろうと思います。

  • 「教科書」とタイトルについているだけあって、アメーバ経営の実践が分かりやすく書かれている。学者による専門書と、一般向け書籍の中間に位置するような印象。

全26件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

KCCSマネジメントコンサルティング会長。1967年鹿児島大学卒業後、京都セラミック(現・京セラ)に入社。入社と同時に生産管理部(現・経営管理部)で全社・全部門の実績集計業務およびアメーバ経営の確立と推進を担当。以来、45年以上にわたり、アメーバ経営の伝道師として、京セラグループ企業のみならず、外部の企業へアメーバ経営導入を図る。89年常務取締役、95年専務取締役。同年京セラコミュニケーションシステム(KCCS)社長。2006年京セラ副会長、KCCSマネジメントコンサルティング(KCMC)社長。2010年稲盛和夫京セラ名誉会長とともに、日本航空再建に副社長として取り組み、JALにアメーバ経営を導入。2011年KCMC会長、2012年KCMC相談役。

「2014年 『全員で稼ぐ組織 JALを再生させた「アメーバ経営」の教科書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

森田直行の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×