酒好き医師が教える 最高の飲み方 太らない、翌日に残らない、病気にならない

著者 :
  • 日経BP
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784822258931

作品紹介・あらすじ

二日酔いの冴えない頭では、会議もプレゼンも戦えない!
付き合いで飲まなきゃいけない人も必読。酒好き医師が自ら実践している、
太らない、翌日に残らない、病気にならないための「最高の飲み方」とは?

昔から「酒は百薬の長」といわれ、適量の酒を飲んでいる人は長生きと考えられていた。
だが、多くの人は、年齢を重ねるにつれ、γ-GTPをはじめ、中性脂肪や尿酸値など、
あらゆる数値が気になりだす。

酒は「毒」なのか「薬」なのか?
飲みすぎれば、がんを始め、死に至る病気のリスクが上がることはよく知られている。
できれば、健康なまま、おいしく、楽しく、いつまでも飲み続けたい。
でもネットの情報は玉石混交……

そこで、酒ジャーナリストの葉石かおり氏が、25人の医師や専門家に徹底取材。
「カラダにいい飲み方」を明らかにする!

○「油系つまみ」を先に食べて悪酔いを防ぐ
○日本酒で生活習慣病を改善
○二日酔い対策に最強の食材は「納豆」
○ビールの”苦味”で認知症を予防

最新医学のエビデンスを基に、酒に負けないためのセルフケア、
気になる病気の仕組みと予防から、
飲み屋で披露したいウンチクまで、盛りだくさんで解説します!

感想・レビュー・書評

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  • <儲>
      随分前にベストセラーになった本。いつか読もうと思っていたが,ここまで遅くなってしまった。まあでも遅くなっても特に問題は何も無かったが。
     まず題名 『酒好き医者が教える「最高の飲み方」自治医科大学付属さいたま医療センター 浅部伸一 監修 / 葉石かおり 著』 である。一体だれが著者で誰が医者なのかハッキリとは分からない様にはぐらかされている様な気がするのは僕だけか!?www

     でもいいんだ,誰が書こうと面白ければそれで良い。だって僕はこの本をエンタメ本として読むのであって,書いてあることを自ら実行しようなんぞとは爪先ほどにも考えていないから♪ 笑う。 そして,最高の飲み方を民衆に丁寧に教えるのが目的では無くて,沢山本を売って儲けることだけが絶対に最大優先のモクテキだろうにwww。大笑い。

     思ってもみなかった事が書いてあって少し得した気分になった。それは「嘔吐」についてのウンチク。お酒を飲み過ぎると気持ち悪くなって,しまいには吐いてしまう。 僕ももしかすると年に1度くらいはそう云う無茶な飲酒をしているような気がする。 で,本書ではその「吐く」と言うことは医学的にはどう云う事であって,吐く原因を分類するとこうなる,という事が分かり易く説明されている。

     僕は子供の頃かなり乗り物に弱くて,すぐに酔って吐いていた。大人になると共にその車酔いはすっかりなりを潜めたのだが,或る時突然激しい眩暈を感じて吐いてしまう疾患にかかってしまった。 そうメニエール病である。本書には,吐く原因の分類としてこのメニエールもしっかりと書かれていて,フムフムと思ってしまった。メニエールについて書き出すととんでもなく長くなってしまいそうなのでここまでとするが,ともかく「吐く」という事がどういうことなのかを分かり易く書いてあって非常に良かった。

     この本では様々な事をぼやかして,決して断定口調では語らない様に気を付けている。責任モンダイになる事を避けているのだろう。でも一つだけ間違いなく言い切っている語句がある。それは「左党」だ。 いったいにこの左党くらい定義があいまいな事があるだろうか。でも本書はなんでもかんでも 例えば「・・・も左党なら絶対ある」「間違いなく左党なら・・・はあてはまる」と書いてある。やはり売って儲ける為だけに書いたのだなぁ。健康的な飲酒なんて真剣には考えてないな,という事がバレバレの本なのである。大いに笑う。

  • やはり程々にせよ、なのよね。分かっちゃいるけど、釣られて読んだ。しかしいろんなお医者さんに話を聞いてまとめられたるけど、観点や前提が異なるためか、結論が分かれてるんだよね。休肝日は不要or必要とか、飲む前に油物を食べると良いor悪いとか。
    前提とか目的とかはっきりして欲しいなぁ。
    酒にまつわるなぜホント?だけは少し役に立った。

    水は飲めないけどビールはたくさん飲める
    →ビール内の成分が胃の門をあけるらしい
    飛行機で飲むのは危ない
    →ほんとに危ない
    酔うと同じ話をなぜしてしまう?
    →前頭葉麻痺 
    悪酔いするのは吐きたくなるのはなぜ?
    →嘔吐は人間の生命維持装置

  • 「太らない、翌日に残らない、病気にならない」そんなお酒の飲み方があるなら教えて欲しい、と思うのは酒飲みの常なのですが。
    「量飲むな、運動しろ」ってのは「儲けたいなら株やめろ」って書いてある情報教材くらいのガッカリ感がありますね。いや、科学的にそうなんだから諦めてね、っていうコトでもうそういうモノなんでしょうが、読んだ甲斐はあるのでしょうか。
    やっぱり量飲んじゃいけないんだな…と納得するためであれば読む甲斐はあるのかも。

    本著のメリットは、細かなところで発揮されます。
    例えば、飲む前に何か胃に入れておくべし、というのは学生時代からの知恵ですが、消化吸収に時間がかかるモノを食べておくとその後のアルコールの吸収速度が緩やかになって良くて、具体的にはチーズが良いというのは参考になると言えばなるんでしょうか。
    リバース直前でヤバい!という時には、「吐きたい時は吐く」「指入れて吐くのはNG」といったTipsを共有してくれます。もうちょい具体的に、こういう時にどうすると楽になるとかあると…と思いつつ、まぁそうなったら完全に負け戦なので、本で読むレベルじゃないかなとは思いました。

    本質的に正しい本だと思いますので、お酒を飲み始める頃に一度読んで欲しい。成人したばかりの大学生さんには間違いなくお薦めの一冊です。

  • お酒好きの女性が主に医療専門家(多くは酒も嗜まれる)に丁寧に取材した内容を自身の感想を交えながら執筆された本。二日酔いにならない、健康を損なわないコツ等がエビデンスとともに示され、左党には耳が痛いアルコールのマイナス要素もしっかり書かれている、内容的にビックリするような、新鮮な内容があるわけでは無かったですが、あらためて自覚、納得できました。基本的には量をコントロールする、休肝日を設けるのが大前提。まあ、長く人生、酒を楽しむ為にも必要なんだろうなあ。リスクをどの程度許容するのか、、とりあえず量減らそう。

  • 20代から酔うと記憶をなくすのでこの本を手に取った。
    まず、著者の取材数の多さに驚く。きちんとしたエビデンスに基づいた本。
    しかし、まとめると「適量を守らないと早死にしますよ」ということを繰り返している。
    また、「左党」という言葉が1ページ当たり4回ぐらい出てくるが、昭和40年代生まれの自分としては馴染みのない言葉なので違和感があった。
    以下備忘録。

    1.二日酔い防止のために飲む前に油ものを食べる
    2.赤ワインは活性酸素(老化)を消去し、認知症予防にもなる
    3.1日アルコール80g(ビール2リットル)を10年間飲むと膵炎になる
    4.適量は1日20g(ビール500ml)

    自分は1日35.6g(ビール890ml)、
    AUDITテストは16点だった……。
    (10~19点はハイリスク、20点以上はアルコール依存症)

  • 巷で噂されているアルコールに関する疑問を専門家との対談により解説した一冊!!
    自分にとってためになったのは「アルコールは脳全体を萎縮させる。萎縮は飲酒量の総和で決まる」ということである。脳の働きが鈍れば成功も遠のいてしまうので、この事実を胸に刻み自分の飲酒量を制限するいいきっかけしたい。

  • 総じて、アルコール総量20gに抑え、適度な運動をし、食べるものを気をつけるに尽きる。

    調子に乗って、飲み過ぎないようにするしかない。

  • 酒好きな私には必読な本だった。科学的な観点から、翌日にお酒を残さない為のおつまみ選びや飲み方を教えてくれているが、最終的には飲み過ぎず、適量を守ることが一番大切だってことですね。なぜ酔っても自宅に帰れるのか、酔っ払いが同じ話を何度もするメカニズムなども面白かったし納得でした。

  • これまで何となくしか認識してなかった、上手なお酒の飲み方を知りたいなと思い購読。

    ・二日酔い、悪酔いを防ぐためにはアルコールの血
     中濃度を急激にアップさせないことが必要
    ・アルコールの95%は小腸で吸収されるため、いか
     に胃でのアルコール滞留時間を長くして、小腸へ
     送る時間を遅くするかが、アルコールの血中濃度
     を上げないカギ
    ・そのためには油分が多く含まれる食事を取ると良
     い(魚介類のカルパッチョ・ポテトサラダ・唐揚
     げ・フライドポテト・チーズ等)

    私はお酒と一緒に油っこい料理を食べることが少ないので意外でした。
    牛乳やキャベツも胃の粘膜を守る効果があるのでムダではないですが、それよりやはり小腸へ送る時間を遅くする方が効果的な様です。

    あとは当然適量に飲むということで、目安として
    ・1時間に分解できる純アルコール量=体重×0.1
    ・純アルコール量=アルコール度数÷100×飲んだ量
     (ml)×0.8
     (例:アルコール度数5%のビール500mlで20g)
    だそうです。

    後は医学的な実験結果から日本酒・ワイン・ビール等の効能が書かれてますので、お酒に関する読み物としても良いと思います。

    評価:★★★
    何度も繰り返し読まないと思いますが、テーマに興味がある方へはオススメします

  • 成人したことを機に読んだ。
    とりあえずほどほどが1番、日頃の食生活と運動習慣をまず大事にしておこう。

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著者プロフィール

酒ジャーナリスト・エッセイスト
1966年東京都練馬区生まれ。日本大学文理学部独文学科卒業。ラジオレポーター、女性週刊誌の記者を経てエッセイスト・酒ジャーナリストに。「酒と健康」「酒と料理のペアリング」を核に執筆・講演活動を行う。2015年に一般社団法人ジャパン・サケ・アソシエーションを設立。国内外で日本酒の伝道師SAKE EXPERTを育成する。著書に『名医が教える飲酒の科学』『日本酒のおいしさのヒミツがよくわかる本』ほか多数。

「2023年 『酒好き医師が教える最高の飲み方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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