ジャッジメントコール 決断をめぐる12の物語

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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784822284947

感想・レビュー・書評

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  • 内容として、日本人にはあまりなじみのない会社や団体(アメリカ人にとってもなじみのないものも含まれているが)のある意思決定の瞬間を切り取って語っているので、よくイメージできないところも多い。よく知らないので、ネット検索しながら読み進めたが、多くの企業がその後バイアウトしていて姿を変えていることに驚かされる。会社は投資の対象で育て上げて売り払うということが裏にあるのが、何となく寂しい。ある瞬間を切り取っているのでわかりにくいことは点数の低い原因であるが、何よりもひどいのは、翻訳である。訳文というよりも、知識不足や不注意からくると思われる訳者や出版担当者の校正ミスがおびただしい。特に第3章のマッキンゼーのところでは、ライバルの会社が「ボストン・カウンセリング・カンパニー」になっているし、同章の原注においては、3か所も「マッケンジー」になっているし、第11章の原注においては、本文の注番号が飛ばされていて、なんだかよくわからない。それ以外にも「ジャック・ブラック」なる俳優と同姓同名の架空の作家が出てくるし、私が気になった点だけでもこれだけある。このような欠陥だらけの書籍は出版する価値が貶められるし、著者に失礼甚だしい。訳書のおかげで内容すら懐疑的に感じてくる。訳者も出版社もいい加減な仕事はしないでほしい。

  • 事実と広範囲な知識を集め、建設的な討論と異議によって事実を明確にし、筋道の通った塾考を重ねて異なる観点を一つにまとめる

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著者プロフィール

米バブソン大学教授。デロイトアナリティクス シニアアドバイザー。経営とIT をテーマに長年研究を行っており、これまでハーバード大学やシカゴ大学などで教壇に立つ一方で、マッキンゼーやアクセンチュアなどの企業で研究チームを率いた経験も持つ。データ分析をビジネスに活かすことを早くから提唱。2008 年の著書『分析力を武器とする企業』(日経BP 社)では分析力を磨くことが企業にとって競争優位になりつつある現象を取り上げ、ベストセラーとなった。また2009 年に国際分析研究所(IIA)を共同で創業し、リサーチ・ディレクターを務めている。

「2014年 『データ・アナリティクス3.0 ビッグデータ超先進企業の挑戦』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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