- Amazon.co.jp ・本 (211ページ)
- / ISBN・EAN: 9784826901635
作品紹介・あらすじ
その数字は信頼できるのか?テレビ、新聞、インターネット…メディア報道に潜むインチキ統計や数字のトリックにだまされないための統計リテラシーガイド。
感想・レビュー・書評
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統計のフリをしたニセモノの見分け方の本。
正しく疑う技術は必要。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
サイエンス
統計 -
事例が、アメリカ社会や文化を理解していない事もあり、心に響かない。
言いたい事は判るのだが、普通の日本人にはあまり勧められない。 -
統計情報を見るときに統計のベンチマークを把握しておく、という考え方は別の本にも出ていた考えと同じだ。例えば、日本のGDPや年間死亡者数や生誕数のおおよその数を把握しておくことで、新聞などに出てきた数字の大きさをきちんと惑わされずに把握することができる。確かに「X分に1人」などという数字は印象付けのために使われているが実際上有益な数字でないことが多い。この本はそういった統計による印象操作から逃れて正しく物事を推定できるためのリテラシーを身につけるための本だ。
ひとつひとつ書かないが、出所のごまかし、定義のごまかし、計測方法のごまかし、など注意すべき統計の形を取った恣意的な数字の出し方が色々と挙げられている。
(阪神優勝の経済効果とかあやしいもんの代表だな)
なお「アドボケート」という用語が適切な訳がなくそのまま使われているのは、訳者の手抜きかもしれないが、日本人のこの点に関する意識の低さ、言い換えれば純粋さを示しているのかもしれない。「アドボケート」とは、ここでは報酬をもらって特定の主張を喧伝したり、政府や機関の重要なポジションに対して活動する(ロビイング)人や機関という感じ。
知ってか知らずか多くのアドボケートがいることには気が付かなければばらないな。
「よい統計には、作成に用いた方法についての情報が添えてある」(P.180)
ということに尽きるかな。 -
具体例から、何が間違っているかベンチマークからおおよその計算をして、その数字が間違っていると述べる形で進んで行く。
アメリカ国内の話なのでピンとはこないけど、面白い内容は多い。 -
統計を面白く見せるさまざまな手法について考察・解説。その手法のあれこれよりも、むしろ統計というものが、マスメディアによって流布されるために日々さまざま製作されているという事実に改めて驚く。よく考えれば当然の事実であるのだが。
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【新刊情報】あやしい統計フィールドガイド 361.9/ベ http://tinyurl.com/6pl6fho テレビ、新聞、ネットなど、あらゆるメディア報道に潜む統計や数字。果たしてそれは信頼できるのか?溢れる統計のなかから疑うべきものを見分けるためのリテラシーガイド #安城
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まあ普通の本だな。