野村萬斎 What is 狂言?

著者 : 野村萬斎

• 檜書店 (2003年12月15日発売)

感想・レビュー・書評

[honmusubiさんの感想 · 2023年10月2日]

狂言の初心者向けの本。
QandA方式で、萬斎氏の解答、専門家の説明、演目のあらすじが見開きで説明されている。

狂言の演目で出てくる言葉遣いについての解説が、参考になった。

シェイクスピア劇の狂言版を一度観てみたいと感じた。

[にくいにいさんさんの感想 · 2013年12月16日]

狂言の入門書としてとても良いかと。数回実際に狂言を見た後に読むと、なお理解しやすいと思います。

萬斎自身の説明（面白いが主観的）もありますが、学者の説明（つまらないが客観的）も合わせて付いているので、バランスがとれていて良いです。絵や写真・コラムも多く、著名な演目の概説もあって、狂言に興味のある人にはおススメです。

[shicoさんの感想 · 2012年11月24日]

本当のど素人向けのための入門書。
写真が多く、文章も堅苦しくないので大変読みやすいです。

[kumakuma4さんの感想 · 2012年10月1日]

知ってる方が解説されていると
こんなにも頭に入ってくるものなのかーと思いました。

著者プロフィール

野村萬斎（のむら・まんさい）：1966年東京生まれ。狂言師。祖父、故六世野村万蔵および父、野村万作に師事。重要無形文化財総合指定者。東京藝術大学音楽学部卒業。三歳で初舞台後、国内外で多数の狂言・能公演に参加、普及に貢献する。また、現代劇や映画、テレビドラマなど多数の作品に主演、古典の手法を駆使した作品の演出も多数手がける。1994年に文化庁芸術家在外研修制度により渡英。芸術祭優秀賞、紀伊國屋演劇賞など受賞多数。2002年から22年まで世田谷パブリックシアター芸術監督。現在、東京藝術大学客員教授、石川県立音楽堂邦楽監督、全国公立文化施設協会会長。主な著書に、『萬斎でござる』（朝日文庫）がある。

「2023年 『狂言サイボーグ　増補新版』 で使われていた紹介文から引用しています。」