日本人が知らない洗脳支配の正体 日本を見習えば世界は生き残れる

  • ビジネス社
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  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784828419534

感想・レビュー・書評

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  • もう何回か読まないと理解できない感じではあるけれど。
    タイトルにある「洗脳支配」は、国の上に立つグローバリズムによる支配だ。
    その一端をになうものが、新聞などのメディアであり、
    彼らはグローバリズムの資金(奨学基金を含む)により直接・間接的に飼いならされている。本書では自慢するなんて、とバッサリ切り捨てている。

    表向きは平等、自由、ダイバージェント、といった言葉で煙に巻いているけれども、トランプちゃんはじめ白人は有色人種への差別感は歴然とあるし、それが行動を伴って表に出ている。
    不寛容の宗教は、宗教だけに留まらず考え方・生き方までも不寛容となって表に出てくるものだ。これが日本人の考え方と相容れない。

    差別はこれからもなくならない。
    言っているのはただの理想論。
    差別はない、と思って付き合うなら痛い目に合うだろう…

    グローバル化は開かれた明るい未来を指すものではない。

    日本の田舎のどこでも、コンビニがあり、スーパーができた。
    同じブランドのコンビニ、スーパーはどこに行ってもイオンばかり。
    どこの町にもあった小さな商店街は姿を消した。
    海辺にあった小さなお食事処。これもコンビニ化。

    規制緩和、グローバル化が国レベルで進むとどうなるか。
    どの国に行ってもマックやケンタッキーで食事がとれるようになるだろう。
    便利ですね。品質も安定してますし。
    すべての国から街並みは消え、イオンですら淘汰され、世界チェーンになるのかな。
    通貨はドルに統一され、製薬会社はファイザー、考え方・宗教はユダヤ教に統一、なのか?

    アメリカファースト、という言葉。
    これは自国を守る。グローバル化しない、という意味です。
    横暴でもなんでもないです。

    国のお金を握る銀行、FRBや日本銀行など民間資本の彼らによりコントロール。戦費、コロナ対策、社会保障費が嵩めばかさむほど国債発行が増えて彼らが潤う。彼らのシナリオ。

    自分の国、ふるさとは大事にしなくては、とおもいました。
    イギリスがEUを離脱したのは、国を守ろうという決意なのでしょう。

  • 私にとっての高山正之氏は、メディアの欺瞞に気付かせてくれたコラムニストの一人。元産経新聞記者でもあり、右寄りながら、この国に潜む報道の問題について、舌鋒鋭く指摘してくれるジャーナリストでもある。

    やや違和感を持ったのは、未だに日本の工業製品が世界をリードする程優れているという感覚と、白人が恰も一枚岩であるかのような論調。それと、関ヶ原で収穫作業をする農民を戦より優先させた例や異教徒の洗い出しを踏み出で済ませた例を引き、日本人には残虐性が無いかの様な主張。いや、残虐性は一部にはあったし、別にあっても良い。問題は、それを歴史修正した上で、現在に政治利用する事である。

    洗脳支配するものは誰か。アメリカのメディア界はユダヤ人が統治する。トランプバッシングにも関与したと。そして日本は、そのアメリカに気を遣ったプレスコードの中にある。加えて、中国に対しても。扇状的に戦争をリードしたのは、儲かるから。こうした構図を問題視する。

    私が本著で気になったのはもう一つ。ポリコレの走りともする、ジョージタウン大学における黒人奴隷への謝罪。当時、奴隷を売却した費用で校舎を修復。今や、奴隷の子孫を優先的に入学させているらしい。それと2016年の三菱マテリアル。戦時の三菱鉱業時代に中国人を強制労働させた事に謝罪と賠償。この和解に関与したのも、ユダヤのサイモン・ヴィーゼンタール・センターというユダヤ人権団体だという。韓国も日本企業を訴えていたが、こうしたユダヤ絡みの話は知らなかった。

    中国やアメリカ、その裏にあるユダヤ人の存在。ボーっと生きてはいられない、緊張高まる一冊。

  • 2020/07/22:読了
     後書きの北里柴三郎のエピソードは、知らなかった。これが一番為になったかもしれない。

     自分達の意のままにならない人は、ノーベル賞とかの対象外で、それが極端になると、潰されるというのは、何も北里さんだけでなく、世界の、いろいろな発明・発見をした人達にも当てはまることなんだろうな

    TERUMO STORY エピソードで綴るテルモの歴史 SINCE1921 テルモ創業の志と北里柴三郎博士
      https://www.terumo.co.jp/terumostory/1921_2001/cat1_1_3.html

     ヨーロッパで大流行していたジフテリアの血清療法にコッホの弟子のベーリングと取り組み、医学の世界に一大革新を起こし、この研究でノーベル賞候補にノミネートされました。けれども、なぜか受賞したのはベーリングだけでした

  • 御両人とも信念が似ております故、対談が弾みます。
    毎度読了してぐったりさせられます。
    嗚呼なんというマスコミ…

  • もはや今更感がある話で、申し訳ないけど断念

  • 北里柴三郎のペスト菌やら研究を他人の手柄とされた話は、悲しくなった。研究者としての当然与えられるべき栄誉が人種の壁で与えられないのはおかしい。圧倒的な成果を出すしかないんだろうな。

  • EUは崩れ、米国は混乱し、中国は倒れる。日本人は「ジャパンファースト」でキレイごとの恐怖社会から覚醒せよ!ブレグジット、トランプ大統領で洗脳失敗が白日の
    下になったにもかかわらず、トランプ批判を繰り返し悪あがきするメディア。金融、メディア、政治による支配体制の歴史とその崩壊の行方を、グローバリズム、アメリカニズムの欺瞞に詳しい二人が徹底討論!
    ●ポリティカルコレクトネスという「言葉狩り」で洗脳するメディアを撃て(馬渕睦夫)
    ●日本に嫉妬する世界の「民族感情」を見よ(髙山正之)

    面白いです。高山さんがいい味だしてる。

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著者プロフィール

1942年東京生まれ。ジャーナリスト。1965年、東京都立大学卒業後、産経新聞社入社。社会部デスクを経て、テヘラン、ロサンゼルス各支局長。1998年より3年間、産経新聞夕刊一面にて時事コラム「異見自在」を担当し、その辛口ぶりが評判となる。2001年から2007年まで帝京大学教授。『週刊新潮』「変見自在」など名コラムニストとして知られる。著書に『韓国はどこに消えた⁉』 (ビジネス社)、『変見自在 バイデンは赤い』(新潮社)など多数。

「2023年 『騙されないための中東入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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