コブタの気持ちもわかってよ

著者 :
  • ベネッセコーポレーション
4.07
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本棚登録 : 175
感想 : 31
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  • Amazon.co.jp ・本
  • / ISBN・EAN: 9784828818207

作品紹介・あらすじ

泣きたいときは泣いてもいいのにね。大切な人に、大切な自分に贈りたい大人の絵本。

感想・レビュー・書評

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  • お兄さんだから我慢しなさい、いじめられても強くなりなさいとか言われ続けたコブタ、よくぐれんかったなあ。気持ちの行き所がないよね。シンプルな絵だけれど、訴える力がある。

  • “いじめられたことをパパにはなしたら…”

    胸が締め付けられた。同じことを自分の息子にも言ったような経験があるから。もちろん突き放すつもりで言ったわけではない、頑張れという励ます意の方が強いのだが…。人の気持ちに、側に添うことのなんと難しい事か。

    “‥ボクはきもちをはきだせない。”
    “‥ボクはかなしみをはきだせない。”

    大人の、親の何気ない“言葉”が簡単に小さな心を端へ端へと行き場を追いやる。分かった気でいた自分が恥ずかしい。そう思ったら泪が出てきた。

  • 胸がぎゅーってなりました

  • 比較的新しい絵本だが、現代っ子は共感するはず。

  • コブタくんのやるせない気持ちにとても共感でき切なくなりました

  • コブタのつらい気持ちがつづられています。おすすめです。
    16k041

  • 疲れた大人こそ読んでみて欲しい

    幼少期からのちょっとした居心地の悪さとか

  • 迎えに来てくれて よかった

  • 字を正しく書けなかったり、速く走れなかったり。
    みんなが目まぐるしく動き回ってても僕には出来ない。
    出来ないとお腹が痛くなって動けなくなって、ますます嫌になってしまう。
    お父さんやお母さんに話そうとしても聞いてくれない。
    出来ないものは出来なってことを分かってよ。
    出来ない子の気持ちも分かってよ。

    一番最後のページで、こぶたのお父さんとお母さんがこぶたを抱きしめている絵はやっとこぶたのことを分かってあげらてたんだな、と思う。

  • いろんな事が胸に溜まり外に吐き出せなくて、おなかがいたくなって背を向けて横たわるコブタ。
    自分と世界を相対的に位置付けられず、まだ気持ちをうまく言葉で表現できない苦しさがストレートに伝わってくる。

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著者プロフィール

小泉吉宏(こいずみ・よしひろ)
1953年静岡県浜松市生まれ。武蔵野美術大学卒業。漫画家、絵本作家。著書に第45回文藝春秋漫画賞を受賞し、累計250万部のベスト&ロングセラーとなった『ブッタとシッタカブッタ』(KADOKAWA)シリーズや、第6回文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞した『大掴源氏物語 まろ、ん?』(幻冬舎)のほか、絵本『コブタの気持ちもわかってよ』(幻冬舎)、『戦争で死んだ兵士のこと』(KADOKAWA)など多数ある。また、卒業式や結婚式で読み継がれている詩『一秒の言葉』の作者でもある。

「2021年 『生きるん。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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