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- Amazon.co.jp ・本 (195ページ)
- / ISBN・EAN: 9784828822242
作品紹介・あらすじ
短篇小説の再発見!単行本初収録の近作4篇をふくむ、魅力の一冊。
感想・レビュー・書評
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某所読書会課題図書「天使が見たもの」にある「子供の墓」「自転車」「言葉」「天使が見たもの」「海の子」「家族の一員」「三月の風」「みぞれふる空」「水にうつる雲」を読んだ.すべて秀逸な短編だ.日常の出来事をさらりと書いていながら、懐かしい気持ちにさせられる感じだ.それは語彙がやや古いからかもしれない.でも馴染みのある語句ばかりだったように思った.
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池袋西口の古本屋さんの店の外側に、特価本のワゴンが出ています。
ちらりと目を走らせたら――。
『阿部昭18の短篇』(福武書店)と、目が合います。
それにしても、堂々たるタイトルです。
「著者名+数+ジャンル」
これだけで、「目が合」う本が成り立つのは、さすがに阿部昭くらいです。
さっそく、お店に入って、連れて帰る手続きを取ります。
「あとがき」に、「私の短篇集は最近では手に入りにくいので、
この本で新しい読者に読んでもらえれば嬉しい」と、
阿部昭は記しています。
「昭和六十二年早春」とあります。
一瞬にして、タイムトンネルをくぐって「昭和六十二年早春」に戻り、
生きている阿部昭の肉声に接したような錯覚にとらわれます。
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