極北からの声: サイドアームズ2 (富士見ファンタジア文庫 か 3-3-2 フルメタル・パニック)

著者 :
  • KADOKAWA(富士見書房)
3.71
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本棚登録 : 748
感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784829118429

作品紹介・あらすじ

"彼"と最初に出会ったのは、凍てつく大地のさらに北、大海のただ中だった。おそらく、彼との関係にも偶然以上のなにかが潜んでいるはずだ-。13年前。極寒の海で、壮大なる物語は始まった。"ミスリル"の傭兵・相良宗介と、彼の上官であり父親代わりであったカリーニンとの運命的な出会いが描かれる!宗介のルーツ、日本人であるばずの彼が、なぜアフガンゲリラとなったのか?今まで謎に包まれてきた物語が、明らかになる(「極北からの声」)。"相良宗介""ミスリル""ささやかれた者"-『フルメタ』の核となるエピソードを収録。戦うことを畏れる純真な幼子だった、あの日の宗介に会える。

感想・レビュー・書評

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  • カリーニンと宗介の過去に焦点を当てる『極北からの声』と、マデューカスとテッサの過去を描く『<トゥアハー・デ・ダナン>号の誕生』、という本巻の主要人物がカリーニンとマデューカスというオッサン回なのですが、これまで示されてきた人間関係を補完するエピソードで、作品への理解が深まりましたね。シリアス展開の一方「大食いのコムラード」では、宗介が拾った「白猫」が実は…、というベタな展開で、大いに笑わせて頂きました。シリアスとコメディのバランスがとれた楽しい作品集でした。

  • 2018/9

  • 前の番外編みたいにコメディ短編集かと思いきや、シリアス短編集だった(虎除く)。本編で幾度となく触れられてきた宗介の過去エピソードを読めただけでなく、テッサの幼い頃まで!2人とも可愛い。そしておじさん最高。時代を遡るほど現実に近くなるというフルメタ世界がよく分かる1冊だった。しっかり固まっている世界設定も、こういうところから来ているんだろうな。

  • 今日もフルメタ!今回の短編は文体が硬い印象があって、全体的にリズムよく読めなかった。一人称も少し違和感があったかも。でも賀東さん政治とか軍事ネタまで色々よく知ってるなぁ・・・。

  • フルメタル・パニックのミスリル側のことが多く描かれる方の短編集2本目。

    カリーニンとマデューカスというミスリルのベテラン陣営の過去を描くことで、それぞれ宗介・テッサの過去を描き出していく。二人の話としてもしっかり書かれている。

    あとがきでも触れられているが、フルメタル・パニック世界の現実世界の歴史と途中から流れが変わる、という世界観が本作を読むとより解りやすくなる魅力もあるので、長編を読んでいる人は必読の一冊だろう。

    空気の違う学園側の短編が載っているのは少々残念。もう一本ベテラン勢の渋い話が載っていたら大変満足だったろう。

  • ふるめたー。

  • 新書購入

     SF。ライトノベル。ヤングアダルト。番外。
     それぞれの過去。短編集。
     宗介の過去が一番過酷かと思ったが、テレサもなぁ。
     二人とも両親が死んでいるが、事故で死ぬのと殺されるのでは、凄い差…。

     ラストの馬鹿話が救いでした。
     虎を飼う宗介。でもそのせいで、街がパニック状態。
     ・・・好い加減、馴れなさいよ、街。虎より危ない連中が、うようよしてるのに。
     とか、思わなくはないが。
     最終的に、基地に引き取ってもらって一件落着。(それ以外に方法はなかっただろう……)

  • カリーニンとマデューカスの過去話など。
    あと虎。

  • さがらそうすけくんが可愛すぎる一冊

  • 20100311
    1週間

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著者プロフィール

東京都出身。小説家。代表作は「フルメタル・パニック!」(通称「フルメタ」)。また、「フルメタ」の十数年後を描くスピンアウト作品「フルメタル・パニック! アナザー」の原案・監修も担当。そのほか、アニメのシリーズ構成、脚本なども手がけている。

「2016年 『甘城ブリリアントパーク8 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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