イヴは夜明けに微笑んで (富士見ファンタジア文庫 さ 2-1-1 黄昏色の詠使い)

著者 :
  • KADOKAWA(富士見書房)
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本棚登録 : 600
感想 : 59
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  • Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784829118801

作品紹介・あらすじ

彼女は、ずっと考えていた。人と関わらず、孤独な人生。それで、いいのかと。だから、決めたのだ。自分の"心"を形にして詠び出せる、名詠式を学ぶことを。そうすれば、少しでも彼に…何かを伝えられるかもしれないから-。『Keinez』・『Ruguz』・『Surisuz』・『Beorc』・『Arzus』-この五色を基本に、呼びたいものと同じ色の触媒を介し、名前を讃美し、詠うことで招き寄せる名詠式。その専修学校に通うクルーエルは、年下の転校生で、異端の夜色名詠を学ぶネイトに興味を抱く。一方、学校を訪れた虹色名詠士・カインツもまた、夜色名詠の使い手を探していて…!?第18回ファンタジア長編小説大賞佳作受賞作。"君のもとへ続く詠。それを探す"召喚ファンタジー。

感想・レビュー・書評

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  • 音楽を基調とした話です。
    造語がありますが、世界観にはすぐに慣れました。
    文章も読みやすく、変な萌えやグロも無いので落ち着いた気分で読めました。
    読了後、心が温かくなるような、優しいファンタジーです。

  • 黄昏色の詠使い 1巻

    名詠と呼ばれる魔法のような技術を学ぶ学校でのお話。
    読みやすかったし、好きな感じでした。
    イラストが好きで読んだ人から薦められての出会いでしたが、続きも読もうかと思います。

  • 幻の、夜色の名詠式を完成させることを夢見た少女と、その夢を応援しながらも一流の名詠士になった少年、かつては同じ学び舎の同級生だった2人。少女のその後の行方は誰も知らない。そこから、物語は始まる。

    とても純粋な、児童文学を読んでいるような話。

  • 学生時代に友達と回し読みをした小説だからかな、とても懐かしく感じます。ファンタジー色の強い作品で描写が美しいのが印象的。「色」をテーマとした魔法っていう設定からまず引き込まれました。挿絵もとても可愛らしく、物語に合っています。ファンタジーの好きな人におすすめできる物語です。

  • いいですね〜。面白いです。

  •  本格ファンタジー。人物造形が若干弱い気がするが、世界観がよく練られていて、何より文章がしっかりしている。ライトノベルというより児童文学に近い。

  • 世界観が凄く綺麗。絵も綺麗でストーリーも王道なので、読んでモヤモヤすることはあまりないと思う。

  • 友人から「君は絶対好きなタイプの本だから読んで!」と言われて貸してもらって読んだ本です。
    さすが、好みの合う友人。素晴らしく私の好みでした。
    ほのぼのとしていて、優しくて、切なくて、温かくて、もどかしくて、でもまっすぐ歩きたくて。
    個人的にはやはり奥深い『名詠式』と、登場人物達の織り成す日々が大好きです。
    そして登場人物達を温かく見守る大人達の過去も……本当に大好きです。
    自信を持ってオススメします!

  • 「色」を冠した魔法を使うファンタジー
    有名ではないが本当におすすめ
    世界観がしっかりしていながらも押し付けがましくない
    後半は話が難化するが…
    ラブコメや主人公ツエーに食傷気味ならぜひ
    「虹色」がカッコよすぎる

  • 綺麗な作品です。
    讃美歌や言語等、様々な要素が織りなす世界観に引き込まれます。

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著者プロフィール

『黄昏色の詠使い』にて第18回ファンタジア長編小説大賞佳作を受賞。『氷結鏡界のエデン』『不完全神性機関イリス』をファンタジア文庫にて刊行。

「2023年 『キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦15』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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